この記事でわかること
- 転職後に辛いと感じてしまう理由
- 転職後の辛い時期を乗り切る方法
「転職後の職場に馴染めなくて辛い…」
「どうにかして乗り切る方法を知りたい…」
以前の職場より良い場所を求めて転職したのにも関わらず、辛いと感じてしまう方も多いでしょう
環境が変化したのだから仕方ないと割り切れれば良いのですが、気持ちを切り替えて働ける人ばかりではありません
今回は転職後に辛いと感じてしまう理由と、乗り切る方法についてお話ししていきます
ポイント
再転職する前に、現状打破する方法を考えましょう!
目次
転職後に辛いと感じてしまう理由
転職活動をする理由には、将来のキャリアへの不安、給与に不満、会社の考えや風土に合わないなどが上位に挙げられます
将来を考えると現在かの職場では上に行けない、何年か後に転職したくなっても仕事を選べるほどのスキルが身につかないなどいろいろな考えがあるでしょう
しかし転職したものの、うまくいかない、失敗したと感じる人は多くいます
転職して3日、3週間、3ヶ月がキツい。それを乗り越えたら自分の職場として認識出来る…らしい。もう3ヶ月過ぎましたが、異端者状態です 午前9:55 · 2021年6月27日 @taiboku_udon
気を使ってみんなとニコニコ会話してるから周りに溶け込んでるって思われがちやけど正直1ミリも話面白くないし興味ない。真面目系クズ?やから仕事出来そうに思われるけどルーティンワーク以外したくない。暇でネットサーフィンしてる環境がいい。午前8:56 · 2021年7月2日 @kaisyanakunare
忌引きあけで会社来たら上司がブチキレたらしく、会社辞めてた。 転職失敗こいたのは気付いていたがこれには草生えたw いやー何とか次を見つけてマトモな会社行かんとなぁ 午後0:39 · 2021年7月19日 @jyamiyan
より良い環境を目指して転職したのにも関わらず、どうして辛いと感じてしまうのでしょうか?
その理由は以下の6つが考えられます
転職後に辛いと感じてしまう理由
- 新しい職場の人間関係に慣れない
- 入社時に聞いていた条件、仕事内容と違っていた
- 今までの会社と社風が全く違う
- スキルが足りない、生かせない
- ライフスタイルの変化
- キャリアポストのプレッシャー
新しい職場の人間関係に慣れない
1つ目は、新しい職場の人間関係に慣れないということです
転職したばかりの時は、上司や同僚の人間性、価値観が分からないために、気を遣うことが増えてしまいます
一緒に働く人が変われば、当然ながら最初からコミュニケーションがうまくいかないもの
また自分のコミュニケーションスタイルと合わなければ、余計に苦手意識が芽生えてしまうでしょう
転職直後から慣れるまでの間は我慢の期間と考えて、耐えるしかないのです
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入社時に聞いていた条件、仕事内容と違っていた
2つ目は、入社時に聞いていた条件、仕事内容と違っていたからです
入社時に聞いていた話と違うというケースは、企業と転職者の間ではよくあることです
エンジニアで例をあげると、プレゼンなどの提案は無いと聞いていたはずなのに、実際は営業に近いことまでやらされるということもあります
転職サイトを通じて面接を受けていく中で、「何か隠して話してるんじゃないか」と感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか
あまり人気の無い職種の場合、応募してもらえるようオブラートに包んで伝えたり、あえて真実を隠したりすることもあります
人間関係の悩みとは違い、自分次第で改善することができません
心機一転、新しい職場で仕事を頑張ろうと思っていたのに、前職の方がよかったと後悔することもあります
私の場合は転職ではなく新入社員としてでしたが、最初の3ヶ月は残業なしと言われていたのに、実際はサービス残業が月100時間以上もあり、辛い社会人1年目を送っていました
今までの会社と社風が全く異なる
3つ目は、今まで勤めていた会社の社風と全く異なるということです
会社にはそれぞれ社風というものがあります
そのため、今まで勤めていた会社の雰囲気と異なることから、不慣れな環境に置かれストレスを感じてしまうのです
これまでの感覚で仕事をしたり人と接すると、馴れ馴れしいとか、非常識なやつという印象を与え兼ねません
特に職種が変わると、仕事の進め方やコミュニケーションの取り方など、全く通用しない可能性も考えられます
転職後すぐに順応することができず、いつまでも前職の社風を引きずっていると、新しい職場に馴染むことができません
その結果、仕事に行くのが辛いと感じてしまうようになるのです
スキルが足りない、生かせない
4つ目は、自分のスキルが足りない、生かせないということです
転職後、仕事についていけずに落ち込んでしまうことや同僚のスキル不足にイライラしてしまう人も多いようです
上司が自分よりも劣っているのに、給料の差を考えるとストレスを感じますよね
業務内容のレベルが低くて1日を通して時間を持て余してしまうことが多く、やりがいを感じないということもあります
そして「このままでいいのか」「自分の思うようなキャリア形成ができない」と悩むことになります
また逆に、周りのレベルが高くて自分の能力が低いと感じてしまうことや、前職では上のポジションにいたがために、自分は有能だと勘違いしていたなんてこともあるでしょう
ライフスタイルの変化
5つ目は、ライフスタイルの変化によるものです
いい意味でも悪い意味でも、転職後は必ず変化があります
通勤時間が大幅に変わったり、勤務形態が変わると慣れるまでに時間がかかります
私も車で15分で通えたのが、急に1時間の運転になった時には、ストレスを感じることはなくとも、毎日かなり疲労感がありました
またブラック企業からの転職し、残業がなくなったことは良いはずなのに、物足りなさか、何故か不安になってしまいました
職場の環境が良くなったのにも関わらず、ライフスタイルが大きく変わることで辛いと感じてしまう場合もあるのです
キャリアポストへのプレッシャー
6つ目は、キャリアポストへのプレッシャーです
これは入社する前に、「このポストでなければ内定を辞退します」や「この雇用条件でお願いします」などといった交渉で、より良い条件を得た転職者に多く見られます
しかしキャリアポストは、職場の人たちが快く受け入れてくれるとは限りません
経験や実力ともに申し分なかったとしても、社内でコツコツと頑張ってきた社員の中には、あなたの実力を疑っている人もいるでしょう
幹部候補であったとしても、多少下積みを重ねてからの方が心地よく働けるということもあるのです
転職後に辛いと感じてしまう理由
- 新しい職場の人間関係に慣れない
- 入社時に聞いていた条件、仕事内容と違っていた
- 今までの会社と社風が全く異なる
- スキルが足りない、生かせない
- ライフスタイルの変化
- キャリアポストのプレッシャー
転職後は新しい慣れない環境になるので、誰でも辛いと感じる時期があるものです
では、辛いことをどうやって乗り越えたらいいのでしょうか?
転職後の辛い時期を乗り切る方法
これから転職することを考えていて、転職後の辛い時期を乗り切るにはどうしたらよいのかを知っておくと、辛さを軽減できるかもしれません
ここからは辛い時期を乗り越えるための対処法について紹介していきます
転職後の辛い時期を乗り越える方法
- 生活リズムを整える
- 辛いのは一時的だと割り切る
- 1人でもいいので社内に味方を作る
- スキルを身に付けることに全力を注ぐ
- プライドは捨てて年下にも頼る
- 親しい友人や家族に相談する
- 自分を責めずに許す
- どうしてもだめなら再転職を考える
生活リズムを整える
1つ目は、生活リズムを整えるということです
転職によって、以前と勤務時間や休日が変わり、今までの生活リズムとは異なることもありますよね
生活リズムが変わることで疲れやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします
さらに新しい環境で慣れない仕事にストレスが積み重なり、辛いという気持ちが大きくなってしまうのです
すると暴飲暴食や睡眠不足など、生活習慣の乱れが生じてしまいます
そのため転職したばかりの時こそ、生活の質にこだわる必要があるのです
食事・睡眠・運動を心掛けることで、心身ともに健康でいることができるでしょう
生活リズムを崩さないよう、規則正しい生活を心掛けることが重要なのです
辛いのは一時的だと割り切る
2つ目は、辛いのは一時的だと割り切ることです
転職直後は何もかもが初めてのことなので、どうしてもストレスがかかってしまうもの
しかし半年もすれば、ある程度仕事を覚え、人間関係を構築し、その職場環境に慣れていきます
辛いのは一時的だと考えることで、ストレスも和らげることができますから、長い目で少し楽観的に考えるように意識してみてください
1人でもいいので社内に味方をつける
3つ目は、1人でもいいので社内に味方をつけることです
大きなストレスを抱えてしまったとき、一番良くないのは1人で悶々と悩んでしまうことです
そのため転職してから早めに、1人でもいいので社内に味方を作るのが良いでしょう
仕事の悩みの共感を得やすいのはやはり同じ職場で働く同僚です
愚痴をこぼせる相手、共感してくれる相手が1人いるだけでも精神的なストレスはかなり軽減されます
自分1人だけで問題解決しようとすると、さらに拗らせてしまうなんてことになりかねません
すでに社内に確固たる人間関係を構築している人や、改善する義務を負っている人と一緒に行動を起こすことで、問題がスムーズに解決することも珍しくないのです
まずは上司や同僚に対して、自分から少しずつ話しかけてみましょう
相手から話しかけてもらいやすい環境ができると、コミュニケーションをとる機会が増えていきます
普段から社内の人と離しやすい環境を整えておけば、仕事の相談もしやすくなるのです
プライドは捨てて年下にも頼る
4つ目は、プライドは捨てて年下にも頼ることです
自分より年下でも、先に入社した人が先輩や上司になるということは大いにあって、接しにくい、やりづらいと感じてしまいます
そこで変なプライドを持つのではなく、早く仕事を覚えその会社に慣れることを優先するのです
いくら年上であっても勤務歴が年下の方が長ければ、その会社のことをより理解しているのはその人です
特に高いポストで入社したときは、年下でもなんでも頼ることが早く仕事を覚えて、慣れていく近道になるでしょう
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親しい友人や家族に頼る
5つ目は、親しい友人や家族に頼ることです
転職後のストレスで一番多いのは、職場での人間関係ではないでしょうか
ストレスを溜めないようにするために、家族や友人など自分が信頼する人に相談し、モヤモヤをスッキリさせましょう
また仕事とは全く関係のない友人に相談することで気持ちが楽になります
特に同じ年代や 同じ業種・職種など共通していることがあれば、 似たような悩みを抱えているかもしれないので、お互いに悩みを共感することができるでしょう
また一番身近な存在である家族は、友達には相談できないような深刻な話でも気軽に話しやすいですよね
悩みを解決したいときは、 一緒になって考えてくれるはず
ただ話を聞いてくれる、いつも支えてくれるのは家族しかありません
自分を責めずに許す
6つ目は、自分を責めずに許すということです
仕事上、目標の達成や成功しなければと考えている人は多いのではないでしょうか
しかしそんな気持ちとは裏腹に、ミスをする度「自分はなんてできないんだ」と責め悲観的になり、自信を失ってしまう
これではうまくいくどころか、ミスを連発してしまうだけです
だから自分を責めず「大丈夫だよ」と許してあげて、ハードルは低く持ち、小さな達成を認めてあげればいいのです
例えば、今まで1時間かかっていた書類作成が5分短縮できた、同僚との会話が弾んで少し仲良くなれた、などの些細なことでも褒めてあげましょう
それだけでも自分を満たすことができ、前向きな気持ちになれたりするのです
再転職を考える
7つ目は、再就職を考えるということです
”もう辞めたい”と思うほどのストレスを感じたときは、転職活動をもう一度始めてみるのも良いでしょう
転職直後は、誰でもナーバスで感情的になりがちです
前に勤めていた会社では考えていなかったこと、耐えられたことでさえも、新天地では大きなストレスになってしまうこともあります
さらに転職後にまた違う職を探すということに罪悪感を感じ、どんなに辛くても耐えなければならないと思い詰めてしまう人もいます
ストレスを抱え込み、自分の体を壊してしまっては意味がありません
そもそも転職すること自体、あなたが考えているよりも悪いことではないのです
働けなくなる状態になってからでは遅いので、どうしても辛くて耐えられない場合には、思い切って再転職を考えてみましょう
転職後の辛い時期を乗り越える方法
- 生活リズムを整える
- 辛いのは一時的だと割り切る
- 1人でもいいので社内に味方を作る
- スキルを身に付けることに全力を注ぐ
- プライドは捨てて年下にも頼る
- 親しい友人や家族に相談する
- 自分を責めずに許す
- どうしてもだめなら再転職を考える
転職直後に抱えてしまうストレスの具体的な内容と乗り切る方法を見て、さらに不安な気持ちになってしまった方もいるかもしれません
しかしせっかく活躍したいと思える新しい会社に転職したのに、辛い気持ちのまま仕事を続けていては再転職せざるを得なくなってしまいます
そうならないためにも、辛い時期を乗り越える方法を試し、新しい職場でのびのびと働くための道を探してみましょう