このようなお悩みを持つ方にオススメ
- アパレルの仕事ってなにがあるの?
- 働くために必要なスキルは?
- 未経験でも働けるの?
ファッション業界で働いてみたいけど、「どんな仕事をするんだろう?」と悩んでいませんか?
ここではそんな悩みを解決するために、ファッション業界・アパレルの仕事について、職種と仕事内容を詳しくまとめています。
本記事を読めば、アパレル業界でどんな仕事ができるのかが分かり、働きたい職種も見つかりますよ!
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目次
アパレル業界の仕事の内容
ファッションの最前線で活躍するアパレル業界。
しかし、その華やかなイメージの裏には、多岐にわたる職種とたくさんの業務が存在します。
アパレルの仕事を大きく分けると、以下の3つになります。
- 商品企画・開発
- 生産管理
- 営業・販売
では、それぞれ深掘りしていきます。
商品企画・開発
商品企画・開発部門の仕事は、新たな商品のアイデアやコンセプトの立案から市場に出すまでのプロセス全体を担当します。
以下は具体的な業務の内容です。
- 市場調査
①流行しているスタイル、色、素材などのトレンドを調査する。
②消費者のニーズを調べる。 - コンセプト開発
①シーズンごとのテーマやストーリーの設定。
②商品のデザイン、価格帯、形の設定。 - デザイン
①イラストやグラフィックデータの作成
②色、素材の選定
③パターン作成。 - サンプリング
①工場に対し生産実績の有無や仕様の確認
②プロトタイプの作成
③試着を通じてのフィット感やデザインの修正
④サンプルの管理。 - コスト管理
①製造コストの計算と価格設定
②コスト削減の検討。 - 生産準備
①製造コストの計算と価格設定
②コスト削減の検討。
この部門の仕事は、アパレル業界の中でも特にクリエイティブな業務が多いです。
デザイナーはトレンドを予測しデザインを考えます。
そしてなによりも「売れる商品はなにか?」を探っているのです。
生産管理
生産管理の業務は、商品が市場にでるまでの製造過程全般を管理することです。
業務内容は以下の通りです。
- スケジュール管理
①生産スケジュールの確認。
②生産数量や納期の決定。 - 工場管理
①工場への生産依頼。
②生産スケジュールの調整と管理。 - 品質管理
①品質基準の設定と遵守。
②検品、検針、検査の実施。 - コスト管理
①生産コストの把握。
②原材料や工賃の計算。
③予算の管理。 - 納期管理
①原材料の調達と運搬。
②製品の出荷と流通の手配。 - ベンダー管理
①生産パートナー(工場や仕入れ先)とのやりとり。
②発注書、契約、輸出入手続き。
生産管理のお仕事は、「ものづくりの基盤」と言えます。
- コミュニケーション力
- 問題解決能力
- プロジェクト管理能力
が、特に求められる能力です。
品質、コスト、納期のバランスを保ちながら、商品を計画通りに市場に出すことを目的とします。
営業・販売
最後は営業・販売部門のお仕事です。
会社の売上に直結するとても重要な役割を果たします。
この部門は企業の顔として顧客と接するため、企業イメージや顧客満足度を左右することになります。
以下は営業・販売職の主な業務内容です。
- 販売戦略の立案と実行
①売上目標を立てる。
②季節に合わせたプロモーションの計画。
③販促活動の実施。 - 顧客管理
①顧客データベースの作成と管理。
②顧客とのやり取り、コミュニケーション。
③サービスの改善。 - 新規顧客獲得
①新規営業。
②展示会や商談会の開催。 - 商品のプレゼンテーション
①受注管理、注文書の処理。
②納品スケジュール管理。 - オーダー管理
①受注管理、注文書の処理。
②納品スケジュール管理。 - 売上分析
①売上データの分析と報告。
②目標達成のための戦略の調整。 - アフターサービス
①顧客からのフィードバックの収集と反映。
②返品や交換などのアフターケア。 - 店舗運営サポート
①店舗スタッフへの販売指導やトレーニング。
②内装、ディスプレイの変更 - 販売促進物の制作
①カタログ、パンフレット、POPなどの販促物の企画と制作。
営業・販売部門の仕事は、「現場の要」と言ってもいいでしょう。
- お客様に対するサービス
- コミュニケーション力
- 交渉術
- 市場分析能力
などが求められます。
営業や販売は、スキルの高い人に向いている職業です。
以上、職種によってそれぞれ使う能力が違います。
しかし、各部門でやることは決まっているので、未経験者でも働くことができます。

アパレル業界の職種
続いてはアパレル業界の職種についてです。
アパレルは販売員のイメージが強いかもしれません。
しかしそれは店舗だけの話であって、企業の中には様々なポジションがあります。
以下、アパレル業界の職種を詳しく解説していきます。
- デザイナー
- パタンナー
- 生産管理
- バイヤー
- 営業
- 販売員
- マーチャンダイザー(MD)
- ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
- Eコマース(EC)
- プレス
- 店舗開発
デザイナー
デザイナーは製品のコンセプトからスケッチ、生地選び、仕様まで行うクリエイティブな職種です。
優れた感性と独自のスタイルを持ちながらも、市場のトレンドや顧客のニーズを理解するバランス感覚が求められます。
デザインのインスピレーションを受けるために、様々なアートや文化に触れ、幅広い視野を持つことが大切です。
パタンナー
デザイナーが描いたスケッチを基にして、実際に縫製するための型紙(パターン)を作成します。
型紙を作るだけではなく、実際に生地を細断し縫製したものをフィッティングしたり、サイズ修正など調整を行います。
素材の特徴や縫製における知識が必要な上、デザイナーの意図を理解し、理想の形にすることが求められます。
商品企画
市場の需要を分析し、どのような商品を作るべきか計画します。
これを行うには、
- トレンドの予測能力
- 市場のニーズ
- 人の心理を読み解くスキル
など、ロジカルな思考と戦略が必要です。
商品を企画するにあたり、販売先やターゲットを具体的に絞るため、時間と労力が必要です。
生産管理
生産管理のお仕事は、
- 「品質」
- 「コスト」
- 「納期」
の3つの要素をトータルで管理することです。
そのため、高い計画性と管理能力が求められます。
スケジュールを管理するなかで、工場と連携をとり、進捗状況の確認などを行うため、コミュニケーションスキルも必要です。
また、予期せぬトラブルに対し、柔軟に対処する問題解決能力も求められます。
バイヤー
バイヤーは市場のトレンドと顧客の好みを把握し、ブランドに適した商品を選び仕入れをします。
新たなトレンドをいち早くキャッチし、ブランドに見合った商品を見極め、適切な価格で仕入れる「交渉力」が求められます。
また予算を管理したり、サプライヤーとやり取りするなど、さまざまな仕事を兼任しています。
営業
小売店や卸売業者に対し、商品を紹介したりプレゼンを行い注文をとります。
営業は主にコミュニケーション力が求められ、お客様との関係を築くことが不可欠です。
より良い関係を築くためには、誠実さや熱意を持った姿勢が必要です。
時には背中を押してあげたり、冗談を交えて話すなど、「人を動かす」高いスキルも要ります。
販売員
店舗での接客、商品の陳列、売上管理などを行います。
商品知識と共に、お客様一人ひとりの要望に応える能力を養うことが大切です。
コミュニケーションスキルと観察眼を磨き、顧客が満足する買い物体験を提供しましょう。
マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザー(以下MD)とは、1つのブランドをプロデュースする立場にあります。
ブランドが扱う商品の構成を作り、企画、販売、予算など全て管理します。
そのためMDは、綿密な計画性と鋭い分析力が必要であり、
顧客・消費者のニーズを捉え、適切なタイミングで、市場に見合った価格の商品を提供する力が求められます。
MDとは、とても責任の重いポジションなのです。
ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
ビジュアルマーチャンダイザー(以下VMD)とは、商品構成や価格、販売方法などのマーケティング戦略を立てます。
創造力に加えて、ブランドメッセージを視覚的に伝える力が求められ、
お客様が商品を見つけやすく、商品が魅力的に感じられるようなお店作りをする。
このように売上に直結する大きな役割を担っています。
WEB/Eコマース(EC)
アパレル業界におけるEC系の仕事内容は、WEBで衣料品やファッション関連商品を販売するための一連の活動を指します。
これには以下のような業務が含まれます。
- 商品撮影
- 在庫管理
- ページの作成
- マーケティング
- 顧客対応
- データ分析
- ロジスティクス
これらの業務を分担し、各担当を振り分けてECサイトを運営します。
SNS
SNSは、ブランドのイメージを発信する重要なコンテンツです。
そのため近年では、SNS専門のポジションを取り入れる企業が増えています。
具体的な業務内容は以下の通りです。
- SNSアカウントの運用
- コンテンツの企画と制作
- リース対応
- ビジュアル撮影
- キャスティングの手配
- インフルエンサーの発掘
- アクセス解析
「普段からSNSが好きで、コミュニケーション力に自信がある。」
そんな人に向いている職種です。
プレス
プレスはアパレルブランドのイメージをメディアに向けて発信します。
ブランドと商品の魅力を伝える重要な役割です。
特徴を明確に理解し、プレスリリースやイベントを通じて、メディアや顧客に情報を届けます。
適切な情報が伝えられるコミュニケーション能力とPRスキルが求められます。
店舗開発
店舗開発とは、新規出店において立地を探すところから、店舗設計、開店準備まで総合的に行います。
実際に店舗開発員は、
- 家賃交渉
- 交通量チェック
- コンセプトに合うロケーション
など、条件に見合う立地を探し、内装やレイアウトを決めていきます。
業者さんとのやり取りも多く、スケジュール管理がとても重要になります。
アパレル業界で必要なスキル
さて続いては、アパレル業で必要なスキルについてです。
職種によって求められる度合いに差はありますが、以下のスキルが必要です。
- ファッション知識
→最新のトレンドやファッションの歴史、素材やデザインに関する幅広い知識。 - クリエイティブな考え方
→新しいアイデアを生み出し、独自のデザインを考える力。 - コミュニケーション力
→スタッフや工場、顧客とのコミュニケーションスキル。 - マーケティング力
→市場のニーズを理解し、適切な価格で商品やサービスを提供する能力のこと。 - テクニカルスキル
→IllustratorやPhotoshopなどのソフトウェアや、縫製や細断などの技術的なスキル。 - 問題解決能力
→課題を特定し原因を分析した上で、効果的な解決策をみつけて実行する能力のこと。 - プロジェクト管理能力
→計画立案から遂行、完了に至るまでのプロジェクトを指揮し管理するスキルです。 - 柔軟性と適応力
→絶えず変化するトレンドや課題に柔軟に対応し適応する必要があります。 - 多言語能力
→国際的なビジネスの場では、英語をはじめとする外国語能力が強みになります。 - 基本的なマナー
→社会人として働く上でマナーは欠かせません。清潔感、言葉遣いといった基本的なマナーは守りましょう。
アパレルの仕事の内容:まとめ
アパレル業界の仕事についてまとめると次の通りです。
- 未経験でもできる仕事が多い。
- 専門的な資格がなくても大丈夫。
- アパレル = 接客だけじゃない!
アパレル業界にはさまざまな仕事があります。
私のように職種を変えてスキルアップすることも可能です。
クリエイティブな仕事が多いので、新しいことにチャレンジしたい人は働きやすい業界ですよ。
アパレル業界で働くのは不安、という方へ。
アパレルって興味あるけど、販売員とか給与が安いイメージがありますよね。
ただ、この業界は昔から自由度が高く、実際に自分でブランドを作ったりしている人もいて、副業がOKな会社も多いです。
私もこれまで様々な副業をしてきましたが、その中でずっと継続しているのがブログです。
以下の記事では、アパレル系で働く人がブログをやるべき理由を解説しています。よかったら読んでみてください。
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