このようなお悩みを持つ方にオススメ
- アパレルってなに?
- ファッションと同じじゃないの?
- アパレルとファッションの違いは?
このような悩みを解決できる記事です。
ここで解説するアパレルの意味や語源、仕事の中身についての解説を読むことで、アパレルとファッションの違いが明確に分かります。
「アパレル業界で働きたい!」
このような方のお役に立てる記事です。
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目次
アパレルとファッションの意味
アパレル・ファッションと聞いて、パッとなにか浮かびましたか?
実はこの2つ、同じ言葉のようで意味が違います。
それぞれどのような意味を指すのか?これについて以下で解説します。
アパレルとは
アパレルとは、基本的には「衣服」を意味する言葉です。
具体的には、日常で着用するあらゆる種類の衣類を指します。
- アウター
- ジャケット
- トップス
- ボトムス
- 下着
- 靴
- アクセサリー など
※実際にアパレル業界で取り扱うものの名称でもあります。
アパレル業界は、これらの衣類のデザイン、製造、流通、販売などを行う分野です。
衣類の機能性や快適さ、耐久性などの実用的な側面に加えて、ファッションやトレンドにも注目します。
ファッションとは
ファッションとは「衣類の総称」であり、自己表現やスタイルを作り出す「概念」です。
音楽、芸術、娯楽といった文化、その時代のトレンド、習慣・生き方も含まれます。
そのため、ファッションは単に着るものに限らず、
- 個人や社会のアイデンティティ
- 価値観
- 社会的ステータス
これらを反映する手段として使われます。
ファッション業界は時代を先読みし、トレンドの追求と、新しいデザインやコンセプトを創出することに重点を置いています。
デザイナーやブランドが新しいコレクションを発表するのが正にこれです。
▷まとめると
要するに、アパレルは「衣服そのもの」に焦点を当てていて、ファッションは「それを取り巻くスタイルや文化的な側面」に焦点を当てています。
このようなイメージ
- アパレルが「何を」提供するか?(製品)
- ファッションが「どのように」それを使用し表現するか?(スタイル、トレンド)
アパレルとファッションの語源
さて続いては、アパレルとファッションの語源についてです。
意味と同じようにそれぞれ解説します。
アパレルの語源
アパレル(apparel)は「衣服」を意味する英語です。
語源は古語のラテン語アパラーレ(apparare)から来ていて、「準備する」という意味を持ちます。
この言葉は衣服や装飾品、特に外見を飾るためのものを指すようになりました。
現代では一般に衣類や服飾アクセサリー、服飾業界全体を指すことが多いです。
ファッションの語源
ファッション(fashion)は「流行り」「流行りのスタイル」を意味する英語です。
こちらも語源はラテン語のファクティオ(factio)から来ていて、「作る」「用意する」という意味を持ちます。
元々はものごとを特定の形、方式で作ることを指していました。
やがてその時代背景と場所にある、着こなしやスタイルなどの習慣を指すようになりました。
アパレル業界とファッション業界の違い
アパレル業界とファッション業界は、時折、同じ扱いになることがあります。
しかしこれら二つの業界には、それぞれ独自の特徴と焦点があるのです。
各業界の特徴については以下の通りです。
焦点と範囲
- アパレル業界
衣服の製造、販売、流通に重点を置きます。
ここでは、衣服の機能性、快適性、品質などが重要視されます。 - ファッション業界
スタイル、トレンド、美学、個人や社会の表現に重点を置きます。
この業界は新しいファッションの流行りやデザインの創出に注力しています。
産業活動
- アパレル業界
衣服の製造、販売、流通に重点を置きます。
ここでは、衣服の機能性、快適性、品質などが重要視されます。 - ファッション業界
スタイル、トレンド、美学、個人や社会の表現に重点を置きます。
この業界は新しいファッションの流行りやデザインの創出に注力しています。
消費者との関わり方
- アパレル業界
実用的な衣服や日常着に焦点を当て、消費者の基本的な需要に応えます。 - ファッション業界
トレンドや個人のスタイルを強調し、消費者のファッションに対する願望や自己表現を促します。
▷まとめると
このように、アパレルは衣服そのものとその製造・流通に関連する産業を指し、ファッションは衣服を通じたスタイルや文化的な表現を意味する、より広い概念です。
このようなイメージ
- アパレルは中身(産業、実態)
- ファッションは枠組み(文化、時代背景)
アパレル産業の仕組み
アパレル産業は複数の段階に分かれています。
「川上から川下までの流れ」があり、これは原材料から消費者まで到達するまでの全プロセスを指します。
以下は各産業の内容です。
- 原材料の調達
・綿、ウール、化学繊維などの原材料の生産や調達。
・生地やその他の付属品(ボタン、ジッパーなど)の製造。 - デザインと開発
・トレンド分析、デザインの構想、試作品の作成。
・デザインの確定と生産準備。 - 製造
・生地のカット、縫製、組み立て。
・品質管理と完成品の検査。
- 流通
・完成した製品の保管、輸送、卸売り業者や小売店への配送。
・国内外への輸出入。 - 販売
・実店舗やオンラインでの販売。
・マーケティング活動、広告、販促キャンペーン。 - 顧客管理
・顧客サポート、フィードバックの収集。・返品、交換、修理サービスの提供。
ご覧のとおりアパレル業界の産業は、農業から始まり流通といったインフラにまで至ります。
これらの仕事に対する職種は以下のようになります。
- 原材料の調達
・農家(綿、ウールなどの生産)
・繊維工場の作業員(化学繊維の製造)
・染色工場の技術者(生地の染色)
・紡績工(生地の製造) - デザインと開発
・ファッションデザイナー(衣服のデザイン)
・テキスタイルデザイナー(生地のデザイン)
・パタンナー(型紙の作成)
・イラストレーター(グラフィックデザイン) - 製造
・縫製工(衣服の縫製)
・品質管理担当者(製品の品質検査)
・工場マネージャー(生産プロセスの管理)
- 流通
・完成した製品の保管、輸送、卸売り業者や小売店への配送。
・国内外への輸出入。 - 販売
・小売店の店員(店舗での販売)
・オンラインストアの運営者(インターネット販売)
・マーケティング担当者(プロモーション、広告) - 顧客管理
・カスタマーサービス担当者(顧客からの問い合わせ対応)
・クレーム処理担当者(返品、交換の対応)
・データアナリスト(顧客データの分析)
このようにアパレルに関する職種は多数あります。
「店舗販売員 = アパレル」と思われがちですが、実際には様々な業種で繋がっているのです。
注意
ちなみにOEMやODMという言葉がありますが、これは「業務」であって「職種」ではありません。
そのため、アパレルに限った業界用語でもなく、商品や加工品など、ほか製造業でも使われる言葉です。

アパレル業界の仕事と職種
続いてはアパレル業界の仕事と職種についてです。
上記でお伝えした通り、アパレルの産業には様々な職種が存在します。
仕事自体を大きく分けると、以下の3つになります。
- 商品企画・開発
- 生産管理
- 営業・販売
これらの仕事に対して、一般的にアパレルの職種とされるのは以下の通りです。
- デザイナー
- パタンナー
- 生産管理
- バイヤー
- 営業
- 販売員
- マーチャンダイザー(MD)
- ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
- Eコマース(EC)
- プレス
- 店舗開発
仕事や職種について具体的に知りたい方は、以下のアパレルの業務の中身について解説している記事を読んでみてください。
-
アパレルの仕事内容は?きついと感じる職種だけじゃない!具体的な業務の中身を解説します。
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アパレルとは?のまとめ
本記事の内容をまとめると以下のようになります。
- アパレルとファッションは意味が違う。
- アパレルは商品や産業のことを指す。
- アパレルに関する仕事は多種多様!
アパレルのことをしっかり理解すれば、働いてみたい会社や仕事の幅も広がるはずです。
少しでもこの業界に興味があるのなら働いてみるといいかもしれません。
アパレル業界は「副業」もOKな会社が多く存在していますし、私のように副業(ブログ)をやってみたいという方は、以下の記事を読んでみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ファッション業界のアラフォーは副業ブログをやるべき!5つの理由とやるメリット。
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