この記事のお悩み
- 仕事の優先順位がつけられない…
- 何を優先したら良いか分からない…
- 全部「急ぎ」と言われて困っている…
- 仕事の優先順位をつける秘訣を教えて欲しい!
あなたはこんな風に悩んでいませんか?
本記事は、「優先順位をつけられない方、優先順位のつけ方が分からない方」に向けた記事です。
最後まで読んでいただくと、優先順位をつけるメリットやコツが分かり、ストレスと時間の浪費が削減できます。
結果的に、あなたが会社や組織の中で活躍できる人になって欲しい。そんな思いを込めた記事です。
※この記事の信憑性
私は残業0で年間1億、粗利益35%の営業成績を残しました。ただこの結果に至るまでの3年間は、残業や休日出勤といった激務をしています。みなさんには同じような無駄な時間や、当時の辛かった思いをして欲しくないので、掴んだスキルをここで無料公開します。
目次
本記事のリンクには広告がふくまれています。
仕事で優先順位をつける3つのメソッド(方法)
まず最初にお伝えしたいことは、優先順位をつけるにはルールがあるということです。なのでここを押さえてしまえば、優先順位の付けるコツが分かり、迷いがなくなります。
優先順位がつけられないのは、
- 抱えるタスクが多すぎる。
- 「いつまでに」という期限を設けていない。
- 整理の仕方が分からない。
といった原因が考えられます。要は、頭の中がぐちゃぐちゃになっていて、何から始めたらいいか分からないんですよね。
これらの原因から、次の3つのメソッドを押さえていきます。
仕事で優先順位をつける3つのメソッド
- 「やらないこと」を増やす
- 頭で考えず書いて視覚化する
- 分からないままにしない
「やらないこと」を増やす
やることが多すぎて、ひたすらタスクを減らす作業に追われていませんか?
いくら頑張っても減らないし、同じような作業をこなしている自分に嫌気が刺していませんか?
人は経験と知識によって、出来る事を増やせる動物です。
しかし体という資本はひとつしかありません。1人で処理する能力、スピード、方法には限界があります。
だからまず私が推奨するのは、「やらないことを増やす」ということです。
目の前に1から10のタスクがあるとしたら、その中で「本当にやるべきこと」を割り出す。本来やるべき事ができない「原因となるもの」が、そのタスクの中に含まれていないか考えてみる。
このように仕事を俯瞰してみてください。何でもやろうとせずに消去法でガンガン削っていくと、優先順位がつけやすくなります。
それにやらなくていいことは、優先順位をつけるまでもないです。
頭で考えず書き出す
「あ、あれやらなきゃ…」「いやいや、これもやらなきゃ…」
これでは常に頭の中がパンクしてしまいます。それに、やらなければいけないことを頭の中にどんどん詰め込むと、必ず何かを忘れてしまいます。もしもそれがとても大事なことだったら…きっと悲惨な目に遭うに違いありません。
頭の中に詰まっていることを書き出すと、次のようなメリットがあります。
- 整理されて考えがまとまる
- 問題の原因や解決策が見えてくる
- 記憶が定着しやすくなる
- 新しいアイデアが生まれやすくなる
- モチベーションが高まって行動しやすくなる
- ストレスが解消されリラックスできる
- 集中力が高まって効率的に仕事ができる
- 自分の考えや気持ちを理解しやすくなる
頭の中にあることを書き出すのに、ノートや手帳、スマホのアプリなど、さまざまな方法があります。
書き出す習慣をつけると、仕事や勉強、人間関係など、さまざまな場面で役立つスキルが身につきますよ。
分からないままにしない
「分からない」「知らない」ままにしている仕事はありませんか?
経験を積んだり改善しなければ、できないことが増える一方で何も成長しません。
それにできることを増やした方が、責任のある仕事や自分で判断する場面、新たにチャレンジする機会が得られます。
反対に分からないことをそのままにすると、
- ミスの原因となる
- 仕事の効率が落ちる
- チームの士気が下がる
- 評価が下がる
- キャリアアップの機会を逃す
このようなデメリットばかりです。
できることが増え、抱える業務に責任が伴うと、当たり前のように優先順位をつけるようになります。
仕事で優先順位をつけるメリット
私が仕事上のストレスを軽減するために取り組み、最も効果を感じたのが優先順位をつけることでした。
※補足
過去の私は優先順位がつけられず、ただひたすら目の前の仕事をして残業ばかり。自己管理もできておらず、仕事に追われる毎日を過ごしていました。
優先順位をつけて仕事をするように意識した結果、様々な面でメリットがあることに気付かされたのです。
ここでは仕事で優先順位をつけるメリットについて紹介します。
仕事で優先順位をつけるメリット
- 仕事を効率的に進められる
- 「今何をすべきか」がすぐにわかる
- 無駄が無くなり生産性が上がる
- 時間に余裕が持てる
- 残業を減らすことができる
- 良い評価を得られる
- できることが増え自信に繋がる
仕事を効率的に進められる
あらかじめ優先順位をつけておくと、1つの作業が終わるまで、その作業のみに集中できます。
また、仕事量を把握して作業を行うことで、ペース配分の意識づけが効率化につながります。
実際に私は、仕事に優先順位をつけてからは、目の前の仕事に集中できるようになり、定時に帰れるようになりました。
「優先順位の低い仕事は明日やればいいさ。」
こんな風に思えるようになったのです。
「今何をすべきか」がすぐにわかる
優先順位をつけるためには、TODOリストやタスク管理表を作成し確認できるようにします。
冒頭で述べた通り、整理すると漏れがなくなり、今何をすべきか瞬時に判断できるからです。
私はこれによりミスを指摘されなくなりましたし、自分でも「あぁ、管理能力が身に付いているな」と肌身で感じました。
しかしできる仕事が増えると、膨大なタスク量になります。
管理表作りに時間をかけてしまいがちになるので、余計な項目を作らずにコンパクトにまとめるよう心がけます。
無駄が無くなり生産性が上がる
仕事で優先順位をつけてみると、これまでの仕事に無駄や不要な作業があることに気付くでしょう。
例えば、
- こまめなメールの返信
- 打ち合わせの資料作成
- 需要のない業務報告
など、急いでやる必要のない仕事、良かれと思ってやっていたものが挙げられます。
冷たい言い方になるかもしれませんが、会社に利益を生まないもの、見込みのない仕事は優先順位をつけるまでもありません。もっと言うと、時間ばかり奪う人はただの邪魔です。
無駄な業務を無くすだけで、効率よく生産性を上げられるようになります。
時間に余裕が持てる
仕事の全体像が見えていると、1つ1つの仕事に対するペースが掴めます。
これができると、時間に追われるストレスから解放され、気持ちにも余裕が生まれます。
すると、急な仕事やトラブルにも落ち着いて対応できますし、そのような場面も予測できたりします。
優先順位をつけるのは、心に「余白」をつくるためです。ミスが減り、自分をコントロールすることができますよ。
残業を減らすことができる
優先順位がつけられると、次のような流れが生まれます。
- 重要な仕事に集中する
- 余計な仕事が減る
- 時間内に仕事を終わらせることができる
すると残業自体が減りますよね。
残業が減れば、疲れもストレスも軽減します。コンディションやモチベーションもコントロールできます。
残業が減るのは、効率よく仕事が回るだけではないのです。あなたの健康や生活を守ることに繋がります。
良い評価を得られる
仕事には、「人が関わる仕事」と「関わらない仕事」があります。人が関わる仕事には、納期や締め切りがあるため、重要度は高いです。
例えば取引先から、
「大事な会議があるので、提案資料を明日の12時までに欲しい」
と頼まれた時は、その締め切りまでに提出しなければいけません。
もしもその時に優先順位をつけて、期日より早く、相手の想像を超えるものを提供できれば、「仕事が早い!」「〇〇さんは頼もしい!」と良い評価が得られます。
期日はあくまでもデッドライン。ただ言われたことをやるだけではダメです。
できることが増え自信に繋がる
優先順位をつけられるようになると、自信がつきます。
なぜかと言うと、効率よく仕事をこなせるようになり、できることが増えるからです。
例えば1日に10の仕事があり、これまで5しか出来なかったとします。
それが8までできるようになると、「やればできる」と実感し、その達成感から自信に繋がるのです。
「8までできたら10できるかも」
向上心やチャレンジする意欲も高まります。
優先順位を決める際に気をつけるポイント
業務やプロジェクトに取り組む際、優先順位をつけなければいけません。
しかし、正しい判断をするためには、いくつかの要素に注意する必要があります。
以下に、優先順位を決める際に気をつけるポイントを紹介します。
目標に合わせて優先順位を設定する
仕事やプロジェクトの目標や重要度に基づいて、優先順位を決めましょう。目標に直接関連するタスクや、緊急性の高いタスクを優先することが重要です。
締め切りを考慮する
各タスクの締め切りを確認し、時間的な制約を考慮して優先順位をつけます。「締め切りが短い」「期限が迫っている」といったタスクを優先的に処理しましょう。
タスクの依存関係を把握する
タスク間に依存関係がある場合、先に処理する必要があるタスクを優先しましょう。「Aの次はB、Bを終えたらCとD」といった形に、後続のタスクがスムーズに進めるためにも、依存関係を把握する必要があります。
重要性と影響を考える
タスクの重要性と与える影響を把握し、それに基づいて優先順位をつけます。例えば仕事のトラブルは、顧客にも生産背景にも影響します。素早い対応、能力が試される機会でもあるので、柔軟に処理しましょう。
リソースを考慮する
タスクを実行するために必要なリソース(能力、時間、人員、予算など)を考慮しましょう。リソースの制約や優先度の高い他のタスクとの兼ね合いを考え、優先順位を調整します。
これらのポイントを留意しながら、タスクの優先順位を決めることで、効率的に作業を進めることができます。
また、優先順位を決めていくと人に頼るシーンも出てきます。仕事においてもコミュ力は大事です。よかったらこちらの記事もどうぞ。
仕事で優先順位をつけるコツ
仕事に優先順位をつけることで、業務が効率化され、新たな仕事を得られ、ストレスから解放されることが理解できたと思います。
ここからは、優先順位をつけるコツを少し詳しく確認していきましょう。
仕事で優先順位をつけるコツ
- リストを作成する
- 緊急性・重要性で優先順位をつける
- リマインドする
- フォーマット・テンプレートを応用する
- 完璧にやろうとしない
- 何でも自分でやらない
- 予測と計画を立てる
TODOリストを作成する
頭の中でだけ考えず、TODOリストを作成することです。
TODOリストを作成すると、
- 「今何をすべきか」が明確になる。
- スケジュール上で管理ができる。
- 可視化が「備忘録」になる。
といったメリットがあります。
リストを作成する際、ついついタスクを詰め込みすぎると、「あー、やることがいっぱい…」と負担になります。
それにタスクがたくさん残っていると、慌てて処理しミスをする危険性もあります。
そのため、リスト作成は負担にならない程度に、どうでもよいタスクは加えないように注意しましょう。
緊急性・重要性で優先順位をつける
仕事の内容やレベルから、緊急性・重要性を設けて優先順位をつけます。
例えば締め切りの近い仕事、トラブルは優先し、書類整理、サンプルチェック、管理業務は劣後します。
忙しい時に限って電話が鳴ったり、仕事を頼まれたりしますよね?
でも電話は折り返せばいいし、仕事を頼まれても調整したり、無理なら断わればいいのです。
問題なのは、
- 大事な仕事を後回しにする。
- どうでもいいことを急いでやる。
この2つです。
なので、締め切りが短い(緊急性の高い)大事な仕事(重要性のある)を優先すること。これだけで勝手に優先順位がつきます。
※重要度、緊急度について
ぶっちゃけ「重要度や緊急度が高いものを」と言われてもピンと来ないと思います。なので例えば、、
- 莫大なお金と多くの人が関わっているプロジェクト → 高い
- ちょっと残業して1人で片付けられる仕事 → 低い
こんな感じにすると、分かりやすいかと思います。「お金」「人」「時間」を意識してみてください。
リマインドする
TODOリストにリマインダー機能を加えると、物忘れ防止になり、優先順位もつけられます。
ふとした時に、「忘れないようにしないと」と思ったら、スマホで設定しておくのです。
リマインドは、パソコン上でセットしてもいいのですが、肌身離さず持ち歩くスマホの方が良い。何気なく触れている時に通知が来て、見落としません。
仮にその時できなくても、時間を変更して改めてリセットしておけば、ずっと備忘録として生きます。
フォーマット・テンプレートを応用する
フォーマットやテンプレートは、仕事の優先順位をつけるための有効なツールです。使用することで、以下のようなメリットがあります。
- 仕事の優先順位を明確にすることができる。
- 進捗状況を把握しやすくなる。
- 優先順位を決める際に、客観的な判断ができる。
例えば、かなり簡易的ですが、フォーマットを活かして以下のように顧客管理をします。
取引先名 | 締め切り・期限 | 売上見込み | 優先度 |
A社 | 6/30 | 1,000万 | 高 |
B社 | 7/15 | 500万 | 中 |
C社 | 8/1 | 200万 | 低 |
このように、「名前」「優先度」「期限」「売上」を明確にしておくことで、優先順位を決定する際に視覚的且つ客観的な判断ができます。
管理シートを作る際は、1つのアプリ上で完結させるようにしましょう。なるべく1つにまとめれば、作業効率は上がり、見落としも防げます。
完璧にやろうとしない
ひとつひとつの作業を完璧にやろうとすると、優先順位どころか、作業自体が終わらなくなります。
それでは本末転倒なので、作業に完璧を求めず、「完了」させることを意識しましょう。
プレゼンするなら分かりやすさ、伝わりやすさが重要です。デザインやページ数よりも、ニーズや質です。
完璧に仕上げたと思っていても、自分以外にはそう映りません。完璧とは自己満足でしかないのです。
仕事は素早く完了させて抱え込まない、すると仕事が回るようになり、優先順位もつけやすくなります。
何でもやろうとしない
はじめに、優先順位をつけるために「やらないことを増やす」とお話しました。
それは、次の2つを意味します。
- やらなくてもいいことを見つけること
- 自分でやろうとしないこと
やることが多くても、別に今、自分がやらなくてもいいことを割り出します。
締切に余裕があるのなら急ぐことはないし、ネットで拾えるならわざわざ作る必要もありません。
そしてその中に、「要らない」こともあるはずなので、捨てるか頼むかしてやる事を減らします。
何でもやると、時間と労力がかかるだけで、生産性は落ちていく一方です。
だから何でもやろうとしないで、その業務をやる前に「よい方法はないか?」と自問しましょう
そして、いかに手を抜いて楽できるか、最短ルートを見出すのです。
予測と計画を立てる
今の仕事から「次の仕事」を予測し、計画的に進めると、優先順位がつけやすくなります。
それに先読みすると、その後の仕事がスムーズになったり、事前にやれることが見つかるなど、メリットがたくさんあるのです。
仮に予測ができないとしても、指示を受けた上司に聞いて、その作業の意味、位置付けを確認すると、仕事の全体像が理解できるし、作業自体も早く済みます。
ただ仕事をこなすより、いち早く仕事を終え、プラスアルファの結果を出せば、上司や周りから評価されてあなたの株も上がります。
こちらの記事もおすすめ