この記事でわかること
- ストレスを軽減する方法を知りたい。
- ストレスを受けない強い心を持ちたい。
- とにかくストレスを解消したい。
ここではこんなお悩みを解決します。
仕事中によくイライラする、働く意欲が湧かないなど、焦りや不安で仕事が手につかないことってありますよね。
本記事で解説する内容を理解すると、対人ストレスに悩む人が、ストレスに強い心と体を身につけるヒントが得られます。
心の弱い私がストレスに強くなれたので、きっとあなたも強くなれます。
目次
実体験を元にしたストレスに強くなるコツ
結論から述べると、ストレスに強くなるには、弱い自分を理解し、他人と比較することをやめる他ありません。
「なぜそんなこと言えるのか?」
実際にストレスに弱かった自分がこれらを行ったことで、ストレスに強くなれたからです。
私は過度のストレスを受け、やる気を失い、何もできなくなっていました。
具体的には次のような状態です。
- 通勤中に動悸が激しくなり、途中下車をし仕事を休んだ。
- 高圧的な人にプレッシャーをかけられ続け、手足、体の震えが止まらなかった。
- MRI検査を受けたり、漢方薬を飲んだり、精神科に通院したりと治療法を色々試した。
- 1人家で苦しくなって泣き続けた。
- 逃げ出したくてもできない自分に情けなくひどく落ち込んだ。
様々な経験を経て、こんな弱い自分から抜け出すために、ストレスに強くなろうと決めたのです。
ストレスに弱い人の特徴、主な要因
この記事を読んでいるあなたも、きっとストレスに弱い人だと思います。
実はストレスに弱い人には特徴があって、その特徴を自分で理解しているか?が重要なのです。
私は自分の特徴をよく考え、まずはそれを受け入れることに努めました。
ここで述べる特徴を、あなたもよく読んで理解して欲しいと思います。
ストレスに弱い人の特徴、主な要因
- 周囲の様子、他人の視線が気になる
- 悲観的、否定的に考えてしまう
- 他人と比較し劣等感を感じる
- 自分に自信を持てない
- 求めていない努力をしてしまう
- 理想と現実のギャップが大きい
周囲の様子、他人の視線が気になる。
「周りの目が気になってしまう…」
「何を言われるか怖くて緊張してしまう…」
周囲の様子や周りの人の視線が気になってしまうと、それが大きな負担となり、集中力が途切れたり、ミスを起こしてしまいます。
私がストレスに弱かった頃、周りが気になり次のような行動をしていました。
- 「上司にOKと言われやすい」書類を作っていた。
- 自信のない資料は就業間際などタイミングを見て提出した。
- パソコンの画面が見えないよう角度を変えていた。
2番目は疲れている時間帯を見計らって行っていたので、ある意味策士だったのかもしれません。
しかし人を勘繰るようになり、疑心暗鬼になっていたのは間違いありません。
個人差はありますが、人の目が気になって仕方ない人は、何か隠そうとしたり、見せないような工夫をしてしまいます。
悲観的、否定的に考えてしまう。
「どうせ私にはできない…」
「またきっとうまくいかないよ…」
過去の経験をきっかけに思い通りに進まなくて、物事を真っ先に悲観的、否定的に考えてしまいます。
これまでの功績に、どんなに小さな事でも目を向ければ良いのですが、その時の自分の頭には思い浮かばないものです。
また、悲観的にならざるを得なかった背景、例えば容姿や性の悩みにおいては、本人は苦しい思いをしたい訳ではありません。
生まれ育った環境は選べないので、その環境への恨み、悔しさが悲観的な感情を作ります。
自分とは違う恵まれた人を見ては、羨ましく思い、同時に自分を否定してしまう。
考えたくはないけど、それしか選択できない人もいるのです。
他人と比較し劣等感を感じる。
「あの人はいつも結果を出してすごいな…」
「私はいつまでこのポジションでいるのだろう…」
優れた人が近くにいると、そうではない自分と比較し、大きな劣等感を抱いてしまいます。
私も全く売れない商品を開発しては、自ら売る力もなくて、何のために働いているのか分からなくなり、ひどく苦しんだ時期があります。
側で、結果を出している人がいると、「なぜ自分だけ…」と悔しくなり、やる気が失せて、働く意欲も生きる気力も無くなりました。
劣等感が大きくなればなるほど、視野が狭くなり、その場が窮屈に感じるもので、自分がとても小っぽけな存在になります。
そんな萎縮しきった状態になると、常に優劣をつけてしまい、自分を否定し続けてしまうのです。
自分に自信を持てない。
正直、自分が好きじゃないし、ダメ人間だと思っている。だから行動に移せないし、何も変えることができない。そんな自分が余計嫌いになる。
自分の自信の無さに、こんなことを思っていないでしょうか?
実際にストレスに弱い人は、次のような反応を示します。
- 嫌なことがあると諦めてしまう
- 新しいことにチャレンジできない
- 気付けば逃げ道を探している
それに見た目に反して、自信を持てない人もいます。
明るく振る舞って、キビキビと動く仕事のできる人が、実は繊細な心を持ち、自信の無さを押し隠している。
もしかしたら今読んでいるあなたが、このような人ではないでしょうか。
求めていない努力をしてしまう。
ストレスに弱い人は、仕事を受けた時にその使命感から気負いして、余計な努力をしてしまいがちです。
重要な仕事、責任の重い仕事であるほど、
「〜しなければいけない」
「〜するべきだ」
とプレッシャーを自ら与え、過度に緊張してしまいます。
そのような状態が続くと、イライラし疲れが溜まりやすくなる上、周りが見えなくなり、正しい判断ができなくなります。
やがて悲観的になり、些細なことにもストレスを受ける環境を作り出してしまうのです。
理想と現実のギャップが大きい
「こうなりたい」という自分の理想と、そうではない現実とのギャップが大きい程、ストレスを受けやすくなります。
なぜかと言うと、その理想にいつまで経っても辿り着けず、変わらない現実にモヤモヤして葛藤するからです。
例えば「年収UP」や「資格の取得」の場合、
- 1年で年収300万から1,000万を目指す。
- 勉強の仕方も分からない人が国家資格を狙う。
このようなハードルの高い目標を掲げると、「やった」「できた」の達成感を得られず、待っているのは挫折だけ。
またその先にある「お金持ちになりたい」という漠然とした目標に、ストレスを受け続けてしまうのです。
ストレスに強くなる方法
ストレスに弱いのは、感受性が豊かで、真に受けてしまう性格から、ストレスを交わす能力がないことが考えられます。
これは私自身の経験であり、結果としてストレスに強くなれた今の自分から言えることです。
では続けて、
- ストレスを軽減する方法
- ストレスを受けない強い心
- ストレスの解消の仕方
総じて「ストレスに強くなる方法」を、お伝えしていきます。
ストレスに強くなる方法
- 自分のストレスの原因を理解する。
- 余計なことに捉われない。
- 自分は自分、他人は他人と境界線を引く。
- 勝ち負けで判断しない。
- できることをやる。できた自分を褒める。
- 少しでも良いから毎日決まった運動をする。
自分のストレスの原因を理解する。
1つ目は、自分のストレスの原因を理解することです。
ストレスには必ず原因があります。
その多くは人間関係で、主に仕事や職場、家庭など、日常的な環境の中から受けています。
あなたが今、イライラしてしまうことを思い浮かべてください。
特定の人、態度、言葉遣い、仕打ちなどが当てはまるでしょう。
そしてそこには怒り、不安、焦りといったストレスの素、自分の感情が隠れています。
まずはその感情を「どうしてそう思うのか」と問いただし、分析して理解すると、さっきまで揺れていた心を落ち着かせることができます。
「〇〇の言い方がムカつく」だったら、
- どの言葉が嫌なのか?
- なぜ自分はそう感じるのか?
- そう思わない方法は?
こんな風にすると、「よく考えたらイライラすることでもない」と気付けます。
余計なことに捉われない。
2つ目は、余計なことに捉われないことです。
恐らく、人の言葉や動きに敏感な人ほど、ストレスを受けやすいはずです。
なぜなら他人の言動に細かく反応し、自分との感覚の違いにイライラしてしまうからです。
誰よりも情報を取り入れる力を持っているのは、利点であり欠点でもあります。
その欠点が、余計なことに捉われている自分なのです。
感じているストレスは、他人に向けた自分の感情であるのだと気付けば楽になります。
自分は自分、他人は他人と境界線を引く。
3つ目は、自分は自分、他人は他人と境界線を引くことです。
「なぜそんなこと言うの…」と、不満を抱くのはもう止めて、他人と自分は違うのだと線引きしてください。
きっとあなたの周りに、
- 耳を塞ぎたくなるような暴言を吐く人
- 頑として考え方を曲げない人
- 自分の間違いを受け入れない人
このような人たちがいて、時にはぶつかり、嫌な気持ちにさせられたことがあると思います。
でもそれは、その人の考えがある訳で、あなたの考えと歯車が合わないだけです。
人の考えを変えるのは難しく、自分の考えを曲げたり柔らかくするのは簡単です。
自分は自分、他人は他人と割り切れば、不満を感じたり、気苦労することも無くなります。
勝ち負けで判断しない。
4つ目は、勝ち負けで判断しないことです。
他人と比較すると、優劣をつけたり、どちらが勝っているか天秤にかけてしまいます。
しかしそれは一体、何と競っているのでしょうか?
「〇〇さんに勝っている」「〇〇にバカにされている」というのは、自分が勝手に作り上げたもの。
実際には誰とも競い合っていないのに、自分の頭の中で勝ち負けの判断をしているだけなのです。
誰かと競い合い、勝ち負けで判断するのではなく、自分の目標に向けて努力し、結果を出す。
ただこれだけで良いのではないでしょうか。
できることをやる。できた自分を褒める。
5つ目は、できることをやる。そしてできた自分を褒めることです。
「色々手を出しては、何もできないまま終わってしまう」
「やることが多すぎて、頭の中がいっぱい」
「できない自分に嫌気が差してイライラする」
このような経験はないでしょうか?
頭の中の処理は早くても、体は脳ほど早く動きません。
そのため、やることは永遠に溜まり、「減っていない」と勘違いをしてストレスになっているのです。
だからいっそのこと、目の前だけを見て、できることからやる。
そして小さな事でも、できた自分を褒めてみてください。
繰り返し行うと、「あれ?今日こんなに進んでる」といった発見があり、自信にも繋がるようになります。
よく休み、毎日決まった運動をする。
6つ目は、よく休み、毎日決まった運動をすることです。
ストレスには、精神的なものと肉体的なものがあります。
例えば、疲れが取れないとか、寝不足で体を休めていないと、肉体的なストレスを受けます。
特に睡眠時間は大事なのですが、日本はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、睡眠時間が最も短いというデータがあるほど、日本人の睡眠不足は問題視されています。
各国の平均睡眠時間
- アメリカ 8.8時間
- スペイン 8.6時間
- フランス 8.5時間
- 日本 7.2時間
きっと仕事に励み、努力をせざるを得ない時期もあるかと思います。
歳を重ねると運動をする気力を失い、なかなか行動に移せないかもしれません。
仕事のバランスを考慮しつつ、睡眠時間の確保と適度な運動を意識し、体を労わる生活をする。
身体は本当に大事な資本です。
ストレスを受けない体作りを心がけましょう。
まずはストレスに弱い自分を受け入れよう!
繰り返しになりますが、ストレスに弱い人には特徴があり、その特徴を自分で理解することと、否定せず受け入れることが大事です。
するとストレスが軽減され、ストレスに強いハートを持てるようになり、ストレス解消のコツが掴めます!
最後にここで述べた、ストレスに強くなる方法をおさらいしましょう。
ストレスに強くなる方法
- 自分のストレスの原因を理解する。
- 余計なことに捉われない。
- 自分は自分、他人は他人と境界線を引く。
- 勝ち負けで判断しない。
- できることをやる。できた自分を褒める。
- 少しでも良いから毎日決まった運動をする。
参考書籍