この記事のお悩み
- どうして彼は人をイラつかせるの?
- イライラさせる人から逃れる方法は?
- イライラは我慢しなきゃいけないの?
と、疑問をお持ちの方、ここではそのお悩みを解決する記事になっています。
イライラさせる人には特徴があり、そのパターンを見抜けば対処できるようになります。
今、イライラさせる人との接し方に困っている人はもちろん、イライラさせてしまう行動自体を理解すると、あなた自身の周りへの配慮にも変化が訪れます。
そしてこのページでお伝えする、
- イライラさせているのはどのような人か?
- またイライラさせる行為は何なのか?
- イライラは抑えられるのか?
が明確になることで、これまでの悩みが解消されるはずです。
目次
イライラさせる人の性格や特徴
さて、改めてあなたの周りに他人をイライラさせる人はいますか?
「なんであんなことするのだろう?」
「言い方がほんとムカつく!」
と、理由は様々ですが、私も時々、特定の人に対しイライラしていました。
たまに会う程度ならいいのですが、同じ職場であったり、毎日関わる人であれば、イライラを阻止しなければストレスは溜まる一方です。
ではまず、イライラさせる人の性格や特徴を熟知し、駒のように仕分けしていきましょう。
イライラさせる人の性格や特徴
- 自己中心的である
- 空気が読めない
- マイペースである
- 人で判断し付き合い方を変える
- 上から目線で接する
- 極度のマイナス思考である
- ダラダラと話が長い
- 決断力が無い
自己中心的である
いわゆる「自分勝手」「自己中」な人はどこにでもいますよね。
このような人は、自分の好き嫌いや自己判断で仕事を選り好みしたり、ルールを守らなかったりして周囲の人を振り回します。
自己中のイライラさせるパターン
- 人の話を聞かない。
- 自分が正しいと思い込んでいる。
- 自分はできていると勘違いしている。
他人の行動は厳しく指摘するのに、自分には甘く横柄な態度をするため、とにかく周りはイライラさせられます。
本人も思い通りにいかないとイライラするとは思いますが、怒りのポイントがズレているので、話し合っても解決できないのが難点です。
空気が読めない
「え、それ言っちゃう…?」
「今その話じゃないでしょ…」
決して言えないことを平然と口にしたり、相手の気持ちを考えずに何でも言う人っていますよね。
『問題点を指摘する』とか『曖昧な受け答えをしない』のは良いことです。
しかし、みんなが盛り上がっている時に冷めて、笑ってはいけないところで笑ったりと、ズレた反応は場の空気を乱します。
例え悪気がなくとも、相手が目上の人、親御さん、クライアントの場合、後々痛い目に遭うだけです。
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マイペースである
マイペースな人は、集団行動ができなかったり、時間にルーズです。それにより、周りの人に迷惑をかけてしまうことがあります。
例えば、仕事においては次のような問題を起こしがちです。
- 繁忙期なのに休む。
- プロジェクトの進行を妨げる。
- 納期を守れない。
周りから注意を促されても一向に改善されない場合、「もういいや。」「言っても無駄でしょ。」と諦めムードが広がります。
すると信頼関係が失われ、人間関係に歪みが生じてしまいます。
人を見て付き合い方を変える
「八方美人」「調子のいい奴」など、人を選び、付き合い方を変える人がいます。
その素性を知ってしまうと、「自分は他でどう言われているのだろう…」と不安になり、付き合い方を考えてしまいます。
八方美人の例 | |
上司や目上の人の前で明るく振る舞う | 普段は仏頂面で愛想の欠片もない |
女性の前で見栄を張る | 本当はドケチで金にうるさい |
できる人間を演じる | 仕事を後輩に押しつける |
実は自分をよく見せたいとか、嫌われたくないという心理から、他人に影響を受けて態度を変えているのです。
このタイプは人目を気にする人、メンタルが弱い人によく見受けられます。
上から目線で接する
何かにつけてマウントを取りたがる、上から目線の人にもかなりイライラさせられることでしょう。
マウントを取りたがる人は、自分より下とみなした人に対して、
「なんでそれできないの?」
「見れば分かるでしょ?」
「説明しなきゃダメ?」
と、アドバイスをする訳でもなく、高圧的な態度でプレッシャーを与えます。
また人より上に立ちたいがために、揚げ足を取ったり、嫌味を言う節もあり、言われた方は実に不快な気持ちになります。
競う必要の無い場面でも、なんでも勝ち負けに持ち込もうとするところも特徴的です。
極度のネガティブ思考
人は誰しも、時にはネガティブな気持ちになり、落ち込んだりしてしまうものです。
しかしいつまでも失敗を引きずり、その度に深く落ち込み、ネガティブな発言を繰り返されると疲れます。
- 「どうせ私なんて…」
- 「やっぱりダメだった…」
- 「また同じ結果だろう…」
と、聞いているだけで、気分も、運も悪くなりそうです。
ネガティブ思考の人は自己肯定感が低く、自分に自信がありません。他人と比べ劣等感を抱いてしまうので、発言がネガティブになってしまうのです。
自己肯定感については、こちらの記事で詳しく解説していますよ!
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ダラダラと話が長い
「何が言いたいんだろう…」
「回りくどくてうんざりする…」
会話をしていてあまりにも話が長すぎて、こんな風に思ったことはありませんか?
話の長い人、または長くなってしまう人は、
- 話す内容がまとまっていない。
- 話の組み立てができない。
- 話し方が下手。
といったところに問題があります。
また、自分の話で頭がいっぱいなので、相手がどう感じているか分からず、一方的に話してしまうのです。
聞き手はただ聞いているだけで、会話が成り立たなくなり、イライラが募ります。
決断力が無い
「どっちがいいかな…うーん、悩む…」
優柔不断な人は物事の判断に時間がかかります。なかなか決断できません。
また、自分の中では決まっているのに、不安で、人の意見が欲しい場合もあります。
しかし周りからすれば、「それほど悩むことじゃないのに…」といった程度で、無駄に時間をかけたり、他人の足を引っ張ることに繋がり兼ねません。
他にも、決断力の無い人には次のような心理が考えられます。
決断力が無い人の心理
- 慎重に決めたい
- 失敗するのが恐い
- 後で後悔したくない
つまり自信の無さから、自分では決められない、優柔不断さが出てしまうのです。
イライラさせる人の性格や特徴
- 自己中心的である
- 空気が読めない
- マイペースである
- 人で判断し付き合い方を変える
- 上から目線で接する
- 極度のマイナス思考である
- ダラダラと話が長い
- 決断力が無い
イライラさせる人への対処法
さて、あなたの周りには、どのようなタイプのイライラさせる人がいますか?
例えば組織の場合、そういった人に和を乱されると、仕事がうまく進まなくなくなりみんなストレスが溜まりますよね。
では、そんなイライラさせる人は、どのように対処すれば良いのでしょうか?
続いてイライラさせる人への対処法をお伝えしていきますね!
イライラさせる人への対処法
- 相手にしない
- あえて仲良くしてみる
- 期待をしない
- 感謝を忘れない
- NO!とはっきり伝える
相手にしない
イライラさせる人の対処法は、まず第一に、その人を相手にしないこと。
イライラさせる人の中には、無意識にする人もいますが、残念ながらわざと相手を不愉快にさせようとする人もいます。
そもそもそんな人をまともに相手にするべきでしょうか?
どうしても気になる時は、「自分がなぜイライラしているのか?」を考えてみてください。
その人の行動、癖、言い方、態度など、何かに引っかかっているはずです。
だから、相手に気をとられていることを知り、いちいち反応しないようにしましょう!
あえて仲良くしてみる
イライラさせる人と仲良くするのは難しいかもしれません。
ですが、苦手意識のある人と話してみて、思いの外距離が近くなり、「あれ?案外いいやつだな」なんて経験はないでしょうか?
フォト総研の「人の見た目」に関するアンケート調査によると、なんと全体の9割もの人が、「人を見た目で判断したことがある」と答えたのです。
つまり、人は見かけによらないとはいえ、ほとんどの人が見た目の時点で、相手との距離を測っているのです。
もしもイライラさせる人と大して関わりもなく、「周りがそう言うから」を理由に距離を作っているのなら、その人達が合わないだけかもしれません。
先入観を捨てて相手と向き合うことが、本当は1番大事なんじゃないかと、考え直してみると良いかもしれません。
期待をしない
人は無意識に、相手が自分と同じように振る舞えると期待してしまう、主観で考えてしまう生き物です。
主観のよくあるセリフ
- え、普通のことでしょ?
- そんなの当たり前じゃん!
- なんでそんなことしたの?
そのため、普段自分がしない行動を取られた時に、不快感や怒りを覚えてしまいます。
仏教には、「世の中や人生は思い通りにならないもの」という考え方があります。
相手が嫌なことをしないように期待するのではなく、最初から「そんなものだ」とドライに接すると、割とイライラすることも少なくなりますよ!
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感謝を忘れない
イライラが募ると、関係の無いことにもイライラするようになり、仕事や人間関係に悪い影響を及ぼします。
Biz Hitsの、仕事でストレスを感じる瞬間の調査(対象男女500人、主に20〜40代)によれば、
- 「仕事にストレスを感じる人」:約96%
- そのうち頻繁に感じる人:42%、たまにある人:54%
- 頻繁に感じる人の76%は「人間関係に起因するストレスを感じている」
というデータが出ています。
この数字を見る限り、まず日々ストレスを感じない人はほぼ0に等しく、人間関係でイライラしている人が多いことが明らかです。
もしもあなたが同じように、人をイライラさせる人間だとしたら?あなたが気付いていないだけで、多くの人があなたに対してイライラしていたらどうしますか?
それを回避するためにも、日頃から「ありがとうございます!」「助かります!」といった感謝の気持ちを周りの人へ伝えることです。
イライラさせる人がいるおかげで、結果的に自分の成長がプラスに働くよう、視点を変えて行動してみましょう。
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NO!とはっきり伝える
相手の話を黙って聞いていることに、実はイライラの原因があります。
これを改善するには「嫌だ」と否定したり、「やめて欲しい」と要求すること。
私は子供の頃いじめられていました。その主な理由は、「何も言い返さない」「黙っている」からです。
いつものようにいじめられた日に、いい加減に我慢できなくなった私は「やめて!」と叫びました。するとびっくりしたのか、いじめていた子たちは逃げて行ったのです。
大人になっても、そのようなことをする人はたくさんいます。
あなたが黙っているから、嫌がらせをしているのかもしれません。であれば、「No!」とはっきり伝えるべきですよ。
イライラさせる人への対処法
- 相手にしない
- あえて仲良くしてみる
- 期待をしない
- 感謝を忘れない
- NO!とはっきり伝える
イライラしてしまう時の解消法
最後は、自分がイライラしてしまう時に、どうやってイライラを解消するかをお伝えします。
相手にイライラするのは、自分が反応してしまっているからです。
「腹立つな…」「ムカつくことするな…」と、相手の行為に怒りを感じ、そのことから頭が離れなくなっています。
ではその時にどうすれば良いか?具体的な方法をお話していきますね。
イライラしてしまう時の解決策
- 気持ちを切り替える
- 心に余裕を持たせる
- 自分を客観的に見る
- 楽観的になる
- 真に受けない
- 怒りを笑いに変える
気持ちを切り替える
イライラした時に気持ちの切り替えが早い人は、精神的に受けるダメージを軽減することができます。
そこで簡単にできる気持ちを切り替える方法のひとつに「深呼吸」があります。
呼吸は口ではなく鼻から。大きく息を吸って、ゆっくりと長く息を吐く。これを数回繰り返します。
すると脳にしっかりと酸素が行きわたり、気持ちをリフレッシュさせることができます。
また外へ出て身体を伸ばしたり、少し外に出て、空を見上げたり景色を眺めるのも、気持ちの切り替えに効果的です。
心にゆとりを持たせる
予定が詰まって忙しくなったり、様々な仕事が重なったりしていると、自然とイライラしやすくなるものです。
そこにイライラさせる人が加わると、いい加減、我慢の限界ですよね。
そんな時は、「心に余裕を持たせる」こと。
スケジュールを埋めることをやめて、何もしない日、時間を作り、心をリフレッシュしましょう。
仕事においてはタスクを整理したり、デスク周りを綺麗にして視覚的なケアをすると、忙しさが解消され余裕が生まれます。
心にゆとりができると、イライラさせる人をサラっと受け流せる様になり、無駄なストレスを回避することができるでしょう。
自分を客観的に見る
自分を客観的に見ることは、イライラの解消にも役立ちます。
「こんなことでイライラしてどうするの?」
「ずっと同じこと考えていない?」
と、イライラしている自分を客観的に見てみてください。
するとそんな自分がちっぽけで、情けなく、くだらないと感じてきます。
だからイライラを止めるために、自分に対して「そんなことにいちいち反応しないの!」と声をかけてあげてください。
ただの感情だと知る
イライラしているのは、言って来た人に反応している怒りの感情です。
怒りを人のせいにしていると、イライラは解消されません。怒りは自分の中にあるものです。
だから「怒っている時間は無駄」であることに気付き、怒っている自分から離れましょう。
例えばイラッとした時に、次のように心の中で身を引くと怒りが見えてきます。
- 今イラッとしたのは〇〇の部分だな。
- また同じところでイライラしてるな。
- どうしてそこで引っかかるんだろう。
こう怒りをひとつの感情と捉えると、気持ちを整え、切り替えることができますよ。
楽観的になる
楽観的に考えられると、怒りも憤りも抑えることができます。
仮にわざとイライラさせられても、「別にいいや」「仕方ないでしょ」と割り切れるのです。
側から見れば「適当」と思われるかもしれませんが、それでいい。何を言われても動じないぐらい「楽観的」であれば、怒りを通り越し「無関心」になります。
それに楽観的になると、次のようなメリットばかりです。
楽観的のメリット
- 気持ちが大らかになる
- ストレスが無くなる
- 前向きになる
- 物事に固執しなくなる
真に受けない
あなたをイラつかせたい、嫌な気持ちにさせる行為を、真に受ける必要はありません。
相手はあなたの反応を見て喜んでいるか、それとも別に何とも思っていないか、どちらかです。
だから何か言われた時は、次のような態度をすれば良いのです。
- 話半分でまともに聞かない。
- 別の話に切り替える。
- 「わかりました」とだけ答える。
あなたの態度を見て、相手はイラつくかもしれません。
でも同じようにイライラせず、ぐっと堪えて交わすこと。怒りに怒りをぶつけても、何も生まれませんからね。
怒りを笑いに変える
イライラさせる行為を真に受けないと、笑いが込み上げてきます。
- 「何でこんなことするんだろう。笑」
- 「ほんとくだらない。笑」
- 「馬鹿げている。笑」
一見見下しているように感じるかもしれません。しかしそうではなく、同じ土俵で接するのを止めるということです。
すると、これまでの怒りが何だったのか分からなくなります。
人の意見に左右され、勝手にイライラしている自分が馬鹿らしくなってくるのです。
生きている上で怒りと悪意は不要です。もしもイライラを感じたら、自分を笑って過ごしましょう。
イライラしてしまう時の解決策
- 気持ちを切り替える
- 心に余裕を持たせる
- 自分を客観的に見る
- 楽観的になる
- 真に受けない
- 怒りを笑いに変える
まとめ
人との関わりの中で、イライラする場面はどうしても出てきてしまいます。
イライラに付き合うのをやめて、心を健全に保つことが、自分のパフォーマンスを上げる近道です。
繰り返しになりますが、イライラを解消すると、あなたと、あなたの身の周りが劇的に変化します。
そして自分も他人に対してストレスを与えていないか、言葉に誤った選択をしていないかを考え、イライラさせるシーンを自ら作らないように心がけましょう。