この記事でわかること
- 悩みを相談できない人が抱える問題点
- 相談相手がいない時の対処法
「こんな小さな悩みを相談して良いのかな…」
「自分だけが誰かに相談するができない…」
悩みがあるのに、なかなか相談できないな…と思ってしまう時はあるでしょうか?
迷惑をかけたくない、自分の弱みを見せたくない、うまく相手に伝える自信がない、などと余計なことを考えてしまい、相談するのが難しくなりますよね。
今回は、悩みを相談できない人が抱える問題点と、相談相手がいない時の対処法をご紹介していきます!
目次
悩みを相談できない人が抱える問題点
まずは、悩みを相談できない人の特色や抱えている問題点を見て行きましょう。
人は生きているだけで、その時々に何らかの悩みを抱えています。
希に全く悩みが無いと言う人もいますが、そのような人は深く考えないようにしたり、切り替えの早い人です。
ではここで、悩んでしまった時に人に相談できない…と考えてしまう人の特色、問題点を挙げていきます。
悩みを相談できない人が抱える問題点
- 人との間に壁を作ってしまう
- 人間関係を作ることが苦手
- 内向的で本音を話すことができない
- 周りに自分の本心がバレるのが怖い
- 相談しても解決しないと思い込んでいる
- 本質的に人を信用していない
人との間に壁を作ってしまう
1つ目は、人との間に壁を作ってしまうところです。
相談できない、または相談することを拒んでいる人には、人との間に壁を作ってしまうという特徴があります。
人と壁を作ってしまう人には、次のような理由が挙げられます。
- 付き合うのが面倒くさい
- 自分の考えと合わない
- 周りに興味がない
- 裏切られた過去がある
相談する気持ちを表に出せず塞ぎ込んでしまうと、周囲も聞き出すことが難しく感じたり、終いには面倒だと感じてしまいます。
「大丈夫」「別に何も」と言われ続けると、聞く方も考えてしまうものです。
人間関係を作ることが苦手
2つ目は、人間関係を作ることが苦手なところです。
人間関係を作ることが苦手な人は、コミュニケーション能力が低かったり、社交的でない場合があります。
また人と関わっているより一人でいる方が楽だと感じている人も多く、グループや会社の中で孤立してしまいがちです。
一人でいる方が良く、誰かといること自体が苦痛なため、相談を持ち掛ける行為自体ハードルが高くなってしまいます。
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内向的で本音を話すことができない
3つ目は、内向的で本音を話すことができないところです。
内向的な人は周囲をよく観察しており、周りの反応に敏感なところがあります。
悩みを相談した相手の反応が気になり、迷惑をかけたくない、嫌な気持ちにさせたくないと考えていて、本音を話すことができません。
また仮に自分が本音で話したとして、その時の相手の反応を想像してしまい、話すこと自体怖くなります。
周りに自分の本心がバレるのが怖い
4つ目は、周りに自分の本心がバレるのが怖いところです。
誰かに相談するということは、自分の本心(弱み)を見せることになります。
弱みを見せることは情けないと考えていて、割と普段は強そうに見えている人かもしれません。
強がって見せている人は、反対にそのキャラクターのせいで自分の首を絞めることになり、相談するのが難しくなってしまいます。
相談しても解決しないと思い込んでいる
5つ目は、相談しても解決しないと思い込んでいるところです。
そもそも相談したところでどうしようもない、変わらない現実ってありますよね。
仕事で不安を抱えている、でも相談したところで辞められないし、相談するだけ時間の無駄だと勝手に思い込んでしまいます。
自分の考えが正しいと思い込む人もいれば、簡単に諦めやすい人、人間関係がうまくできていない人などは自己解決に陥り易いです。
本質的に人を信用していない
6つ目は、本質的に人を信用していないところです。
「頑張って相談したのに裏切られてしまった…」そんな過去の経験があり、人を信用できなくなってしまった方もいるでしょう。
また裏切られてしまうかもしれないと、傷つくことを恐れてしまう、不安になる気持ちは当然です。
不安が強いとその恐怖心から、本質的に人を信用することができなくなり、相談すること自体困難になります。
過去の出来事がトラウマになり信用できない、信じることにリスクを感じる、たまたまその時裏切られたことがまた繰り返されるだろうと、人に対する不信感が根付いているのです。
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悩みを相談できない人が抱える問題点
- 人との間に壁を作ってしまう
- 人間関係を作ることが苦手
- 内向的で本音を話すことができない
- 周りに自分の本心がバレるのが怖い
- 相談しても解決しないと思い込んでいる
- 本質的に人を信用していない
相談相手がいない時の対処法
悩みを相談できない人には、過去の経験や育った環境が大きく影響しており、すぐに変えることは難しいかもしれません。
それにもしかしたら自分のことかもしれないと感じている方もいるでしょう。
そんな方に相談相手がいなくてもできる解決策をお伝えしていきます。
相談相手がいない時の対処法
- 不安や悩みを整理する
- 悩んでも仕方ないと割り切る
- SNSで同じ悩みを持つ人と繋がる
- 勇気を振り絞って相談する
- 身近な人に話を聞いてもらう
- 労働組合や外部の相談センターに相談する
不安や悩みを整理する
その1
自分のことではありますが、頭の中で悩みを整理しようとしても、反対に不安が大きくなり、余計なことまで考えてしまいます。
そこで頭で考えるだけではなく、何に対して不安や悩みを感じているかを書き出し、客観的に自分の思いを捉えて整理してみましょう。
思いついたことを書くと、徐々に考えがまとまり整理される上、後日見た時に「あぁ、こんなこと悩んでたな。笑」と悩みの小ささを感じ取ることができます。
悩んでも仕方ないと割り切る
その2
相談することへの苦手意識があり、いざ誰かに相談しようとしても「なんて言えばいいんだろう…」と頭を抱えてはいませんか?
そんな時は”悩んでも仕方ない”と割り切り、相談することをやめるのです。
代わりに「失敗してもいいや!」ぐらいの気持ちで行動し、自分なりの答えを見つけるために経験を積みましょう。
SNSで同じ悩みを持つ人と繋がる
その3
身近な人に相談しなくても、Twitterやインスタなどで、気軽に自分と同じような悩みを持っている人と繋がることができます。
さらにこれらは匿名のため、身バレする心配もありません。
知っている人に自分の素性を知られたくない人にはオススメの方法ですので、気軽にコンタクトを取ってみましょう。
勇気を振り絞って相談する
その4
相手に迷惑をかけたくないな…という思いで、相談できなくなっているかもしれません。
相手が気さくで優しい性格の持ち主であれば、相談してほしいと待っている可能性があります。
相談される方も「信頼されているのかな?」「私にしか言えないことかも」と嬉しく思うので、余計なことは考えず相談してみましょう。
身近な人に話を聞いてもらう
その5
初対面の人に相談するのは厳しいという方は、家族や友人など身近な人に聞いてもらうのが良いでしょう。
日常的に関わる人には、弱みを見せにくいなど難しい部分もあるかもしれません。
身構えて相談せずに聞いてもらうだけでも良いので、さらっと話してみてはいかかでしょうか。
労働組合や外部の相談センターに相談する
その6
例えば、社内の問題で誰にも相談できないようなことや、身近な人に相談することにリスクがある場合は、労働組合や相談センターなど専門機関に相談しましょう。
専門家は相談を受けるプロフェッショナルですから、的確なアドバイスを受けたり、自分では得られない発見があるかもしれません。
また専門家は権威性もあるため、信頼度も一般の人よりも高く、安心して頼ることができます。
国または行政機関窓口(一部)
▷厚生労働省 "こころの耳" ※仕事、職場のパワハラ・セクハラ、生活、健康など
▷NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア "こころのほっとチャット" ※個人的な悩み相談をLINEやTwitterでやりとり
▷一般社団法人社会的包摂サポートセンター "よりそいホットライン" ※厚生労働省の補助金事業
▷特定非営利活動法人あなたのいばしょ "あなたのいばしょチャット相談" ※24時間365日対応
悩みを相談できない人が抱える問題点
- 人との間に壁を作ってしまう
- 人間関係を作ることが苦手
- 内向的で本音を話すことができない
- 周りに自分の本心がバレるのが怖い
- 相談しても解決しないと思い込んでいる
- 本質的に人を信用していない
まとめ
深い関係性を持てなかったり、人付き合いが下手な人ほど、誰かに相談することに抵抗があり、恐怖心や懐疑心を持っています。
しかし相談することで心が開け、全てを打ち明けられる関係性になったり、自分に自信が持てるようになるかもしれません。
相談することが苦手だった私の経験上、たったひと言でも相手に伝えるだけで、「なんだ、話して良かった」と気持ちが楽になり、表情も和らぐようになります。
それに自分1人で時間をかけて出した答えより、2人で考えれば簡単に、少なくとも2つの答えを導き出すことができます。
誰かに相談することは緊張するし、最初は苦痛に感じるかもしれませんが、モヤモヤを解消するためにも少しずつ話すことから始めましょう。