この記事でわかること
- 部下から信頼される上司の特徴
- 上手に部下を育てるポイント
「最近部下の態度が冷たい気がする…」
「部下が私の話を聞いてくれない…」
部下との関わり方について、悩みを抱えている上司の方も多くいるのではないでしょうか?
自分にとって理想の上司を目指していても、実は他の人から見ると嫌な存在になっているかもしれません
信頼される上司にならなければ、部下を育てようにもなかなか上手くいきませんよね
そこで今回は、部下から信頼される上司の特徴と、上手に部下を育てていくポイントをご紹介していきます
目次
部下から信頼される上司の特徴
上司の立場の人からすると、部下とのコミュニケーションを上手に取れるか悩んでしまう方も多いと思います
それに、部下にどう思っているか聞いてみたいがそんなことができるわけがない…と、プライドが邪魔することもありますよね
では信頼されている上司がどんな特徴を持っているかみていきましょう
部下から信頼される上司の特徴
- 真剣に話を聞いてくれる
- 同じ目線で接してくれる
- 人望が厚い、人柄が良い
- 上司としての責任感がある
- きちんと公平に評価してくれる
- 部下の長所に目を向けてくれる
- 人として器が大きい
真剣に話を聞いてくれる
1つ目は、話を真剣に聞いてくれるところです
部下が上司に相談した時、真剣に話を聞いてくれたら頼りになりますよね
逆に上司が何も話を聞いてくれないと、「相談する意味がない」「上司なのに腹が立つ」と思われます
頷いたり相槌を打ち、話を聞いている姿勢を見せ、的確なアドバイスをするに加え、冗談混じりで話すと部下と良い関係を築けますよ
同じ目線で接してくれる
2つ目は、同じ目線で接してくれるところです
上司と部下の間には、必然的に上下関係が生じます
「俺の指示に従え」「つべこべ言わずにやれ」と上から目線で言われると不快な気持ちになり、信頼どころか頼りたくもありません
上から目線ではなく同じ目線で、自分の過去を思い付き出し経験を踏まえながら接すると、「あぁ、上司もそうだったんだ」と距離が近づき信頼関係が高まります
人望が厚い、人柄が良い
3つ目は、人望が厚い、人柄が良いところです
人望がある上司は、「ありがとう」「申し訳ない」と感謝と謝罪の言葉を伝えられる人です
当たり前かもしれませんが、人柄が良くなければこのような言葉を聞くことはできません
感謝の気持ちや謝罪する姿勢を見せられる人は”素直”であり、強がりや嘘ばかりつく”表向きの人間”よりついて行きたいと感じるのは、ごく自然のことではないでしょうか
上司としての責任感がある
4つ目は、上司としての責任感があるところです
部下の責任は上司の責任でもあります
失敗は部下の責任にして、成功だけを自分のものにするような上司は無責任であり、人として最低です
部下の失敗は上の責任であることを理解し、全ての責任を負う覚悟で行動すれば、親子の間に生まれる”愛情”に近いものとなるでしょう
きちんと公平に評価してくれる
5つ目は、きちんと公平に評価してくれるところです
相手によって態度を変えたり、えこひいきをするような上司は、人を正しく判断しているとは言えません
人間なので好き嫌いはあると思いますが、周りが気付く程あからさまな態度をしていては、反対に誰からも信頼を得ることができず、自分の首を絞めることになります
感情的になる気持ちは抑えて、時にはドライに、公平に接することも必要です
部下の長所に目を向けてくれる
6つ目は、部下の長所に目を向けてくれるところです
一緒に仕事をしていると、どうしても部下の欠点が気になってしまいます
しかし欠点ばかり見る人は、
- 人としてつまらない
- ネガティブ思考
- マウントを取りたい
このような考えを持っていて、上司としての成長も見込めません
「完璧な人間などいない」と自分に言い聞かせ、欠点を見ることをやめて部下の長所を伸ばし、モチベーションを上げるよう意識しましょう
人として器が大きい
7つ目は、人としての器が大きいところです
人としての器が大きい人は、部下が失敗しても許すことができ、一緒に打開策を考えます
また反対に自分が間違っていることは間違っていると認めるため、「この人は裏表が無い」と感じ心を赦せるようになります
何事に対しても余裕があり、どんと構えている上司がいれば、思わずタメ口で話してしまうかもしれませんね
部下から信頼される上司の特徴
- 真剣に話を聞いてくれる
- 同じ目線で接してくれる
- 人望が厚い、人柄が良い
- 上司としての責任感がある
- きちんと公平に評価してくれる
- 部下の長所に目を向けてくれる
- 人として器が大きい
上手に部下を育てていくポイント
部下から信頼される上司の特徴をみて、上司としての心構えはつかめてきたと思います
また部下から信頼される上司には、上司という視点の前に、1人の人間としてどう映っているかが大きなポイントです
ここからは、部下を育てるための方法を具体的に見ていきましょう
部下から信頼される上司の特徴
- 上手に部下を育てていくポイント
- 望んでいることを見極める
- 個性を把握し伸ばす
- どんどん仕事を任せる
- 自身の失敗体験をオープンにする
- 自分の成長でもあると教育を楽しむ
- 会社の仕組みを伝える
- 仕事以外の話をする
望んでいることを見極める
その1
部下が何を望んでいるかを見極めることです
「部下は今どんな心境なのか?」
「何を望んでいるのか?」
悩んでる姿や話す言葉から、部下がどのような心境なのか、何を深く考え込んでいるのかなど、その様子を観察します
部下の想いや事情に気がつければ、コミュニケーションが取れる機会にも繋がり、良い関係性を築き易くなります
個性を把握し伸ばす
その2
その人の個性を把握し良いところを伸ばすことです
部下をどのように育てていくか、適性によって育て方は異なってきます
つまり個性を見極めず、自分のやり方を押し付けるのは、個人の能力を潰すことを意味します
冷静に部下の個性を分析し、能力を伸ばすために最適な接し方、教育方法を考える必要があるでしょう
どんどん仕事を任せる
その3
失敗を恐れずどんどん仕事を任せることです
上司が強く注意すると、そのことを引きずり部下はミスを怖がり、任せられことを恐れてしまいます
ただ注意するのではなく、改善方法や今後の対策を伝え、何かあった時は上司が責任を負う姿勢をみせていきましょう
ミスをしても上司が助けてくれる環境であれば、部下はチャレンジすることができますし、確実に成長していきます
自身の失敗体験をオープンにする
その4
過去の自分の失敗体験をオープンにすることです
成功体験を話すより、失敗体験を話した方が役に立つ場合もあります
成功体験を話すと自慢話のようになってしまいますが、失敗した経験の話は部下も受け入れやすく、上司に対し親しみを感じる効果もあるでしょう
しかし失敗体験も愚痴のように話してしまうとマイナス効果になるので、言い回しや伝え方に十分注意が必要です
自分の成長でもあると教育を楽しむ
その5
教育に躍起にならず、自分の成長でもあると楽しむことです
部下の成長のために行動することで、自分自身の成長にも繋がると分かるので、自然とモチベーションが上がります
そして、その過程を楽しめるくらいの余裕と辛さを感じると、尚更仕事に精が出るものです
上司がきつい状況でも楽しんでいると、部下も自ら行動したり、アイデアを生み出すこともあります
自分の成長でもあると部下を教育することは、結果として周りにも良い影響を与えるのです
会社の仕組みを伝える
その6
仕事全体の流れや会社の仕組みを伝えることです
あなたの部下はただ言われたことを、自分の業務を遂行する日々を送っていませんか?
もし自分の仕事で精一杯になっているようなら、会社の全体像を把握できていないかもしれません
会社は売上が無ければ成り立たないこと、時には薄利商売も必要なことなど、会社の仕組み、お金の流れを伝えてみましょう
このような知識を得ると視野が広がり行動に変化が現れ、その後の話す内容や説得力に大きく影響します
仕事以外の話をする
その7
仕事ばかりの話ではなく会話をすることです
業務とは全く関係ない話をすると、部下の意外な一面を見られるかもしれません
仕事以外の話をするのは、「時間がもったいない」「プライベートは関係ない」と考える人もいるでしょう
しかし、コミュニケーションの取りやすい関係を築けなければ、良き上司と部下にはなりません
毎日仕事の話ばかりするつまらない上司でいるのをやめて、たわいもないことを気さくに話せる1人の人間になりましょう
部下から信頼される上司の特徴
- 上手に部下を育てていくポイント
- 望んでいることを見極める
- 個性を把握し伸ばす
- どんどん仕事を任せる
- 自身の失敗体験をオープンにする
- 自分の成長でもあると教育を楽しむ
- 会社の仕組みを伝える
- 仕事以外の話をする
部下の育てるのは難しく、その人に合った方法を見つけなければいけませんが、多くの部下を抱える人には共通点があります
私個人は仕事以外の話が最も重要だと考えていて、周りから得た情報を必要とした人にアウトプットするようなイメージで会話をしています
そこで始まる会話から点と点が繋がり、仕事に携わることも多くあるので、部下との会話から教育することに大きな意味を感じています