この記事でわかること
- 会話がうまくできない原因
- コミュニケーション力が低い人の5つのデメリット
- コミュニケーション力が上がると得られる6つのメリット
- 会話が苦手な人への対処法
「お客様とうまく話せない」
「何を話せばいいか分からない」
ビジネスにおいてコミュニケーションが苦手というのは致命的で、対話力はどの職種においても重要な役割のひとつです
その為ここでは、会話が苦手でうまく話せない、何を話せばいいのか分からないといった悩みを解決していきます
ポイント
仕事上で会話が苦手な人が、コミュニケーション能力をアップさせる方法についてお伝えします
目次
会話がうまくできない主な原因
まず、会話がうまくできない時の主な原因を挙げていきます
話し上手になる方法を学び、いざ実行してもすぐに結果へ導くのは難しいので、まずは問題点から考えます
コミュニケーションを上手く取れるようになるために、自分はどれに当てはまるか考えた上で行動へと移しましょう
会話がうまくできない主な原因
- 緊張してしまう
- 目が合わせられない
- 話題を作れない
- 空気が読めない
- 話すことが好きじゃない
どうでしょう、この中に原因はあったのではないでしょうか?
この他「人と接したくない」人もいるかと思いますが、人と関わらない仕事というのは0に等しいので、接すること、対話することを前提にお話していきますね
緊張してしまう
1つ目は、人と会話するたびに緊張してしまうことです
「相手にどう見られているのだろう?」「何て思われているのかなぁ?」などと気になってしまい、うまく話せなくなってしまいます
これは、自分がどう映っているか?という視点の先が自分であるため、相手の情報が入ってこないことに問題があります
目が合わせられない
2つ目は、会話をする際に相手の目を見て話せないことです
一緒にいて恥ずかしい、また苦手な人で話したくないことから、拒絶反応のために目を逸らしてしまいます
また失敗を恐れることから相手の目を見ることができなくなり、対人恐怖症の可能性もあります
話題を作れない
3つ目は、話を聞くことはできても、自ら話題を作れないことです
相手のことをよく知らないため話題が見出せず、何を話せばいいのか分からなくなり黙ってしまいます
天気などの雑談をしても1つ返事で会話が終わることが多く、うまく会話のキャッチボールができないことから、話題作りを恐れてしまいます
空気が読めない
4つ目は、その場の空気が読めず、突拍子もないことを言ってしまうことです
会話をしている時に、次に何を話そうか考えてはいるものの、話すタイミングを逃し、全く関係のないところで話を変えてしまいます
自分は話そうと必死であるため、それまで話していた内容も把握できておらず、会話が噛み合わないこともよくあるでしょう
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話すことが好きじゃない
5つ目は、そもそも人と話すのが好きじゃないことです
会話自体に意味のなさ、めんどくささを感じていて、相手に興味すら湧いていません
コミュニケーションは無駄で必要ないと考えることから、周囲との距離も離れ、孤立してしまう恐れがあります
会話がうまくできない時の主な原因はこの通りです
会話がうまくできない主な原因
- 緊張してしまう
- 目が合わせられない
- 話題を作れない
- 空気が読めない
- 話すことが好きじゃない
この中で特に「話すことが好きじゃない」というのは、仕事や会社に対しかなり支障をきたします
そのため、きちんと原因を理解する他、冷静に判断することも大事ですよ
コミュニケーション力が低い人の5つのデメリット
続いては仕事上、コミュニケーション力の低い人はどのようなデメリットがあるのか?をお話します
別に関係ないと思っていても、逃れられない事実はあります
しっかりとデメリットを理解した上で対処していきましょう
コミュニケーションが低い人のデメリット
- ビジネスが広がらない
- 人間関係がうまくいかない
- 会社から評価されず昇給できない
- 仕事が嫌いになる
- 病んでしまう
ビジネスが広がらない
1つ目のデメリットは、ビジネスが広がらないことです
コミュニケーション能力の高い人は雑談余談ができるので、人脈作りもうまく、次から次へと仕事を生み出していきます
しかし低い人は、互いの情報量が浅く、共有もできていないため、関連している仕事へ繋ぐことができません
横に広がらないことで、1度きりのビジネスもよくあり、これといっていい評判も立たずに終えてしまいます
人間関係がうまくいかない
2つ目のデメリット、人間関係がうまくいかないことです
仕事上、取引先とやり取りをする中で、相手が求めていることに全てYesと反応しまったり、自分の考えを押し付けてしまうことで、うまく信頼関係を築くことができません
トラブルが増えれば会社的にも問題ですので、社内の人間関係関係も悪化してしまい、仕事のしずらい環境になってしまう可能性もあります
会社から評価されず昇給できない
3つ目のデメリット、会社から評価されず昇給できないことです
取引先とのトラブル、更に先方よりトラブルの報告がきてしまえば、あなたの評価はかなり落ちてしまいます
評価が下がればもちろん給与は上がりませんから、モチベーションも下がり、負の連鎖としか言えません
仕事が嫌いになる
4つ目のデメリット、仕事が嫌いになってしまうことです
コミュニケーションがうまく取れないと、自分の仕事に自信が持てなくなってしまいます
事務的な仕事でも、会社にいることすら嫌になってしまい、仕事自体が嫌いになれば会社にも行きたくなくなり、全て悲観的に考えるようになってしまいます
病んでしまう
最後に5つめのデメリット、仕事が嫌で病んでしまうことです
会社へ行きたくない、人と会いたくないという思いが強くなり、話すこと自体が嫌になることから、自宅に引きこもってしまいます
心の病は簡単に治せるものではないので、事が大きくなる前に、早い段階で改善する必要があります
対話力の低い人にはこのようなデメリットがあります
コミュニケーションが低い人のデメリット
- ビジネスが広がらない
- 人間関係がうまくいかない
- 会社から評価されず昇給できない
- 仕事が嫌いになる
- 病んでしまう
実は仕事だけではなく、体にも悪い影響を及ぼす恐れがあるのです
では反対に対話力があると、どのようなメリットがあるかお伝えしていきます
コミュニケーション力があると得られる6つのメリット
続いてはコミュニケーション力があると得られるメリットです
どのようなメリットがあるのか理解することで、コミュニケーション力の重要さが分かるようになります
コミュニケーション力がある人のメリット
- 周りから褒められる
- 別の仕事が舞い込んでくる
- 自ら仕事を作ることができる
- 仕事以外での交友関係が生まれる
- 昇給できるチャンスを得られる
- 仕事が楽しくなる
ではそれぞれメリットを見ていきましょう
周りから評価を得られる
1つ目のメリット、上司や同僚から評価を得られることです
取引先との良い関係を築き上げられれば、上司を筆頭に、会社の人たちから高い評価を得られるようになります
これまでに誰一人うまくいかなかった案件なら尚更、あなたを否定することも一切無いし、評価は倍増するに間違いありません
別の仕事が舞い込んでくる
2つ目のメリットは、別の仕事が舞い込んでくることです
良い関係性を築けているのは、お客様に信頼されている証
自分が知らないところで、自分のことが噂され、ひょんなところから仕事が舞い込んでくることもあります
信頼されるような結果を出した功績が、しっかりと次の仕事へと繋いでくれるのです
自ら仕事を作ることができる
3つ目のメリットは、自ら仕事を作ることができることです
多くの人と繋がると、やがて困っている人や、自分の仕事に興味を持つ人が現れます
コミュニケーション力が備わっていれば、相手が求めている内容を汲み取り、自分の力で新たに仕事を作り出すことができる
1から仕事を探さなくても、人づてで仕事が生み出せるようになれば、もう勝ったも同然ですよね
仕事以外での交友関係が生まれる
4つ目のメリットは、仕事以外での交友関係が生まれることです
お客様と仲良くなるということは、仕事だけではなく、お互いの人柄を知っていくことです
家族のこと、趣味、好きなものなど、1人の人間として見ることができていて、プライベートの相談役にまで関係性が発展したりします
その関係性から、本業とは異なる、また別のビジネスへ広がる可能性も大です
昇給できるチャンスを得られる
5つ目のメリットは、昇給できるチャンスを得られることです
仕事で結果を出し社内で評価を得られたら、あなたの株は確実に上がります
そんな姿を羨ましく思い、足を引っ張る人間も出てくるとは思いますが、続けて結果を出していけば何も問題ありません
評価が上がれば上がるほど、昇給のチャンスだって間違いなくやってくるはずです
仕事が楽しくなる
6つ目のメリットは、仕事が楽しくなることです
コミュニケーションを取るのが苦手だった時に比べ、社外、社内の交流が深まることで、仕事に精が出るようになります
仕事がうまくいくと、それまで心の中で思っていたことや、こうしたら良いという考えに説得力が生まれ、発言も通るようになり、賛同してくれる人も増えていくことでしょう
次第に仕事に対する姿勢も変わり、毎日楽しくなります
コミュニケーション力がある人のメリット
- 周りから褒められる
- 別の仕事が舞い込んでくる
- 自ら仕事を作ることができる
- 仕事以外での交友関係が生まれる
- 昇給できるチャンスを得られる
- 仕事が楽しくなる
このように段階を踏んでメリットが増えていくようになります
では最後に、どうしたらコミュニケーションをうまく取れるようになるかお伝えしていきますね
会話が苦手な人の対処法
なぜ会話が苦手なのか、話し上手の人には分かりません
そのためここでは、「元々人見知りで話し下手だった私」が、コミュニケーション力をアップするために意識したこと、実践してきたことを踏まえてお伝えします
対処法は大きく分けて2つ、それらを更に細かく分けていきますよ
会話が苦手な人の対処法
- ベクトルを相手に向ける
- 環境を作る、変える
この2つを意識し、実践していくことで苦手な会話を克服できます
ただひとつだけ追加するとしたら、そうですね、「諦めずに続けること」です
ベクトルを相手に向ける
対処法その1は、ベクトルを相手に向けることです
会話が苦手な人の頭の中は、自分のことでいっぱいです
「自分はよく見られているのか?」
「自分はつまらないと思われているのか?」
「自分はここに居ていいのか?」
「自分は、自分は、、」
このように、相手のことを知る気がなく、自分のことばかりを考えています
そうなれば相手も話していて楽しいはずはなく、一緒にいる意味もありません
だから自分にベクトルを向けず、相手の方へベクトルを向けるようにします
では具体的にどうしていくかお伝えしていきます
ベクトルを相手に向ける
- 相手の話をよく聞く
- 共通点を見つける
- 相手が喜ぶようなことをする
▷相手の話をよく聞く
ベクトルを相手に向ける方法その1
うまくコミュニケーションを取るためには、第一段階として「相手の話を聞く」こと
相手が話している間は、時折り相槌を打ち、話の腰を折らず、とにかく聞き続けます
よく喋る人だと、終始相手の話を聞くことになるかもしれませんが、メモを取ったりして、何を話していたか記録するようにしましょう
記録する理由は、後日、「この間話してたアレ…」と、会話の接点を作るためと、相手が「覚えててくれたんだ」という印象を与えるため
会話はキャッチボールですから、当日何もうまく話せなくても、別の機会で話を繋げればいいってこと
話し下手がいきなりうまく話せるようになんてなれませんから、焦らずゆっくりいきましょう
▷共通点を見つける
ベクトルを相手に向ける方法その2
話の中で2人の間の「共通点を見つける」こと
話が全く噛み合わない、考え方が合わないと思ったことはありませんか?
よっぽどのことが無い限り「合わない」ということは無いのに、大概相手のことをよく知らない人が、簡単に言う台詞
むしろ「なんで向こうはあなたに合わせる必要があるの?」と、私は思ってしまいます
コミュニケーション能力の高い人は、相手の話に合わせることが上手く、そこには「共通点を見つける」というポイントが隠されています
会話の節で見つけてもいいし、視覚的なところでも、同じスマホを使っているとか、その程度で十分です
共通点をたくさん見つけ、相手に知らせることで、「なんか似てる人かも」「自分と合うかも」と思わせるようにしましょう
確実に距離が縮まりますよ
▷相手が喜ぶようなことをする
ベクトルを相手に向ける方法その3
そして素直に「相手が喜ぶようなことをする」こと
相手のことを知るためには、外見、仕草、話すときの癖などをよく観察してください
特に対面したばかりのときは、「見た目」や「格好」に注意を注ぐこと
「その時計かっこいいですね」「かわいいネイルしてますね」などと、相手が身につけているものをチェックして素直に褒めてみましょう
特に新品のものや変わったところに目をつけると、更に印象がよくなります
それに、よく見る人ほどよく見られたい意識があり、マメな人であるほど仕事のできる人だと思ってください
そういう人に出会ったとき、必ずあなたはチェックされていますから、自分も同じように相手の変化に気付けるよう、チェックを怠らないようにしましょう
次に会ったときに相手の何かが変わっていたら、その変化に気持ちを込めて話すと更にポイントアップです
ベクトルを相手に向ける
- 相手の話をよく聞く
- 共通点を見つける
- 相手が喜ぶようなことをする
会話がうまくなる環境を作る
コミュニケーションをよくするには、自分ではなく相手にベクトルを向けることが分かったら、あなたの周りの「環境作り」を心がけてください
いくら話し方を意識するようになっても、実践する機会は少ないのですから、今ある環境で変えていくには時間がかかります
そのため、常日頃より会話の練習をするように、身の回りの環境に変化を加えていきましょう
環境を作る方法は次の通りです
会話がうまくなる環境を作る
- 交友関係を変える
- 話上手な人を真似る
- 1人でカフェ会や飲み屋などに行く
▷交友関係を変える
環境を作る方法その1
今ある交友関係を離れ、新たな交友関係へと移ることです
話すことが苦手になったのは、もしかしたら社内の環境に原因があるかもしれません
少なくとも、いつも一緒に居る人に影響を受けているはずです
そうですねぇ…例えば、あなたは苦手な上司といつも一緒にいるとしましょう
上司といるあなたを、少し遠くから見てみてください
どうですか?
あなたは楽しそうですか?
好きなこと話せてますか?
嫌々そこにいませんか?
気を遣って余計なことは言わないように当たり障りのない返事をしていませんか?
もしこんな姿なら、うまくコミュニケーションが取れなくなったのは会社のせいです
そうさせた人が側にいるなら、もう、離れるしかありません
相手が相手なのでなかなか難しいとは思いますが、同期だったり慕ってくれる後輩、別の部署で仲良くしている人など、付き合う人を変えてください
一日中嫌な人といる義務はないのですから、勇気を出して一歩踏み出してみることです
▷話上手な人を真似る
環境を作る方法その2
身近で話上手な人がいたら、その人を真似ることです
いつまでも経っても営業の数字が伸びない人は、既に述べた「ベクトルが自分に向いている人」です
このタイプは、お客様の悪口を言う、口論になる、売れない言い訳をします
一方数字を伸ばせる人は、多少文句は言いますけど、相手のことを考えた上で会話し、納得がいかないことはきちんと伝えます
話上手な営業マンは一日中電話をしていて、また電話がかかってくることも多く、いつも会話を楽しんでいます
会話が苦手であるのなら、そういった話上手な人の側にいて、その人と会話し真似ればいい
会話における模倣は人しかありません
その人の口癖、訛り、言い方全てを真似て会話をしてみると分かります
タイミング、声のトーンも踏まえて練習しましょう
▷1人でカフェ会や飲み屋などに行く
環境を作る方法その3
思い切って1人でカフェ会や飲み屋さんなどへ行くことです
会話がうまくなりたいのなら、話す機会を増やし、とにかく場数を踏みます
仲のいい人と一緒なら会話は弾むかもしれませんが、そうではない初見の人ならどうでしょうか
ビジネスにおいて、初見のインパクトはとても重要で、相手の印象に残らなければ仕事は増えていきません
ただの会話すら疎かであれば、とても印象には残るとは思えないですよね
不慣れなあなたが、1人で、見知らぬ人と会話するなんて怖いはず
でもチャレンジしなければ、なにも変わることはできません
こんな言い方良くありませんが、その人ともう2度と会わないだろうと割り切って行動してみてください
会話がうまくなる環境を作る
- 交友関係を変える
- 話上手な人を真似る
- 1人でカフェ会や飲み屋などに行く
以上、仕事上で会話が苦手な人が、コミュニケーション能力をアップさせる方法についてお話させて頂きました
まぁ、長々と偉そうなこと書きましたけど、私、そもそも話し下手な人間で、日々色々と積み重ねることでそれなりに話せるようになったんですよね
だからこそ、今になって会話ってほんと楽しいなと実感してますし、仕事上でうまくコミュニケーションを取れないのは、人生においてめちゃくちゃ勿体ないと感じています
そうだ、会話がうまくなりたかったら、「漫才」をたくさん見てください
「このボケおもしろいな」「返しの言葉すごいな」って、漫才って吸収できることが盛り沢山なんです
プロの噺家さんを真似ることも会話が上手くなるコツになりますから、もろパクリでアウトプットしていいと思いますよ