この記事でわかること
- 完璧主義者の特徴とは?
- 完璧主義であることのメリットとデメリット
- 完璧主義な人との付き合い方
「完璧主義者」と聞くと皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?
“仕事で責任感を持って、最後までやりきる人” 、"仕事がいつも丁寧で羨ましい"などプラスなイメージもあれば、”責任感が強すぎて自分の理想を他の人にも要求してくる”といったマイナス面もあります
そこでここでは、「完璧主義者」である人のメリットとデメリットを知り、完璧主義の人と上手に付き合う方法をご紹介していきます
ポイント
完璧主義者の人の特徴を掴み、上手く付き合う方法を実践してきましょう!
目次
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完璧主義者の特徴
まずは完璧主義者の特徴を見ていきます
完璧主義者と聞くと、仕事を最後まできちんと行うイメージがありますよね
一方で、自分がきちんとしていることから、周囲にも同じことを求めてくるため、厳しいイメージを持つ人もいるでしょう
自分や職場の人を思い浮かべながら、特徴を確認していきましょう
完璧主義者の特徴
- 人の評価を一番に気にする
- 自己中心的である
- 周りにも完璧を求める
- 何事にも細かい
- 融通がきかない
- 自分に酔っている
人の評価を一番に気にする
1つ目は、人の評価を一番に気にするところです
「自分は周りからどのように思われれいるか?」は誰もが多かれ少なかれ感じていることです
しかし、どう思われているかを過剰に気になり始めると、心身に良い状態とは言えません
完璧主義者の中には、仕事で成果を出すことではなく、他人に評価されることが目的になってしまっている節が見受けられます
自己中心的である
2つ目は、自己中心的であるところです
自己中心的な人も完璧主義者になりやすいタイプです
このような人は、役割を完璧に実行する自分自身が好きなので、自分のために完璧を目指し妥協を許しません
自己中心的な人は常に自分のことを第一に考え、自分が絶対に正しいと思い、相手の意見を聞かないタイプもいます
周りにも完璧を求める
3つ目は、周りにも完璧を求めるところです
完璧主義者は、周りにも自分と同じだけの完璧さを求めます
少しのミスでも強く攻めてくる人や、人の失敗を許せないところがあり、強い人はすぐに口に出してしまいます
我慢をしていても、当人がいないところでやり直したり、ブツブツ文句を言って納得できない仕草を見せます
何事にも細かい
4つ目は、何事にも細かいところです
「別にこの仕事は後回しでもいいのに…」というところに細かく指摘してきたり、些細なことでも粗探しをしてきます
完璧を目指すには、細かいことまで気にする必要はありますが、正直言って気難しいところです
自分が完璧であることに自負するのですが、他人が求める点とズレていることに気付いていないケースは多いです
融通がきかない
5つ目は、融通がきかないところです
完璧主義者はこだわりが強く、マイルールを持つ人も多いのが特徴的
「自分の思うように進まないとイライラする」とか、「臨機応変な言動ができず融通がきかない」こともあります
自分なりのやり方にこだわりがあり、変えることができず、余計な神経を使っているように感じられます
自分に酔っている
6つめは、自分に酔っているところです
完璧主義者は自分が一番正しいと思っており、自分自身に酔ってしまっています
周りから意見をもらっても、”自分は正しい”と酔いしれているため、なかなか周囲の意見を取り入れることができません
良かれと思って言ったことが、火に油を注ぐことにも成りかねます
完璧主義者の特徴
- 人の評価を一番に気にする
- 自己中心的である
- 周りにも完璧を求める
- 何事にも細かい
- 融通がきかない
- 自分に酔っている
完璧主義者の特徴をみてきました。特徴を確認しましたがマイナスイメージを持った方が多いのではないでしょうか?
しかし完璧主義にはメリットもあるので、続いてみていきましょう
完璧主義のメリット
完璧主義者の特徴を見て、あまり良い印象を持てない人もいると思いますが、完璧主義にもメリットはあります
そもそもこのタイプはインパクトが強いので、個性的な性格がより目立ってしまうのですが、もちろんプラスになるところだってあるのです
では完璧主義ってどんな良さがあるのか?続けて確認していきましょう
完璧主義のメリット
- 細かく丁寧な作業ができる
- 責任感を強く持って仕事をする
- 仕事のクオリティが高い
- したたかで努力家
細かく丁寧な作業ができる
1つ目
完璧を求め失敗しないように注意を払うことから、作業は極めて丁寧です
誰も気付かないような細かいところまで見落とすことがなく、また細かい作業をすること自体苦にしていません
そして完璧主義者は職人気質があるので、丁寧な仕事ぶりはクライアントからの評価も高く、信頼を勝ち取れる力を持っています
責任感を強く持って仕事をする
2つ目
完璧な仕事を目指し、責任感を強く持って仕事をするため、職場でも高い信頼を得ることができます
また目標を達成するため、計画通りに取り組む能力もあり、職場でリーダーなどに抜擢されることもあるでしょう
完璧主義とは、嫌われることさえ気にしなければ、とても強いポジションを得られる要素を持っているのです
仕事のクオリティが高い
3つ目
完璧主義な性格は、他の人が気付かないような細かいところまでこだわって仕事をするため、クオリティの高い仕事をします
言いたい事や、思っている事を素早く察して、求めているものを超える結果を出します
手を抜かずに仕事をし、且つ気分に左右されないモチベーションを保つ力は、普通の人にはなかなかできないことです
したたかで努力家
4つ目
完璧主義な人は、自分の中で目標やゴールを決めて作業に取り掛かります
このことから、”結果を出すために努力を惜しまない”という長所があります
努力をし続けること自体、意思の弱い人には成せないことですし、粘り強い”したたか”な面も持ち合わせているので、このメリットはとても大きいです
完璧主義のメリット
- 細かく丁寧な作業ができる
- 責任感を強く持って仕事をする
- 仕事のクオリティが高い
- したたかで努力家
以上、完璧主義のメリットをみてきました
完璧主義な人が職場にいれば、細かく丁寧な作業ができ、責任感も強いので、リーダーを任せたくなるのではないでしょうか
ひと通りメリットを理解したので、反対に完璧主義のデメリットをみていきます
完璧主義のデメリット
完璧主義であることのメリットをみて、完璧主義に対して良い印象が見えてきたのではないでしょうか?
「なんだ、完璧主義って最高じゃん」と思うかもしれませんが、当然ながらデメリットもあります
では完璧主義のデメリットも確認し、理解を深めていきましょう
完璧主義のデメリット
- 慎重すぎて作業が遅い
- ストレスを抱えやすい
- 他人に厳しい
- 0か100かで考えてしまう
- 満足感を得られない
慎重すぎて作業が遅い
1つ目
完璧主義の人は、細かいところまで気になってしまうのですが、その理由として失敗するのが恐いからです
失敗を恐れるあまり慎重になりすぎてしまい、結果として作業が遅くなってしまいます
細かいところまで100%を求めるので、”不要な作業までしてしまう。周りに迷惑をかける”なんてこともあります
ストレスを抱えやすい
2つ目
完璧主義者は人に頼るのが苦手です
責任感の強い人なので、人に協力してもらった方が良いことでも、自分でなんとかしようと一人で抱え込んでしまいます
また人に任せるよりも自分でやった方が早いと考える節もあり、仕事量が多いことからストレスを抱え込む傾向にあります
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他人に厳しい
3つ目
自分に厳しく完璧を求める人は、他人にも厳しくなりがちです
何かと細かくチェックするため、他人のミスや欠点に気が付きやすいというのもあるかもしれません
他人も自分と同じように完璧を目指すのが当然と考えてしまうと、周囲の人は苦しくなってしまいます
0か100で考えてしまう
4つ目
完璧でなければダメだと、ゴールを高く目指し過ぎて、結果を0か100の両極端でしか考えられなくなってしまいます
求られている以上の結果を出せれば良いのですが、そこに至らないことは全てダメだと判断し、自分を追い込んでしまいます
プロとしてやり切る姿勢は高く評価できても、それに付いて行ける人は限られているのも事実です
満足感を得られない
5つ目
完璧主義者は完璧にこなすことができるまで、満足感を得ることができません
周りからすると充分にできているのに、満足感を得られていない自分に納得ができず、自信を失い行動できなくなります
また一度それを経験した完璧主義者は、「やらなければいけない」という過剰適応に陥り、より完璧を求めてしまうのです
完璧主義のデメリット
- 慎重すぎて作業が遅い
- ストレスを抱えやすい
- 他人に厳しい
- 0か100かで考えてしまう
- 満足感を得られない
厳しいチェックや抱え込んで仕事をしている点など、職場の上司が思い浮かんだ方もいるのではないでしょうか?
メリット、デメリットを確認した上で、完璧主義者との付き合い方を確認しましょう
完璧主義者との付き合い方
完璧主義者の特徴、メリットやデメリットをみてきて、具体的に自分の職場にいる同じような人をイメージできてきたのではないでしょうか
それでは最後に完璧主義者との付き合い方を学び、明日から実践していきましょう
完璧主義者との付き合い方
- 個性だと認めてあげる
- 深く関わらない
- 話をしっかり聴いてあげる
- 自分の考えをはっきり伝える
- 盲点を指摘する
- 「なんとかなる!」と鼓舞する
- 会社、上司へ相談する
- もしかしたら心の病かもしれない
個性だと認めてあげる
その1
個性だと認めてあげること
完璧主義者の特徴には細かいところまでチェックするなど厳しい面もありますが、個性だと始めから理解していれば、受け入れることもできます
細かいところまでチェックすることが分かっているので、先にこちらも何度も確認するようにするなど先回りして行動ができます
また何度かチェックされれば、その人が見るポイントが分かるので、最初はキツい部分もありますが、コツを掴めば意外と楽になります
深く関わらない
その2
深く関わらないこと
完璧主義者は深く関わると面倒なところを持っているので、一定の距離感を保つように接していきます
職場での関わりなら必要最低限の会話のみで、それ以外は関わらないようにすることも上手な付き合い方です
仕事は仕事、プライベートはプライベートと、割り切った関係性を築くことをオススメします
話をしっかり聴いてあげる
その3
話をしっかり聴いてあげること
完璧主義者はこちらの反応をよくみているため、相槌や反応を示して返事を返し、その場を上手くやり過ごすのです
無理な要求でもまずは聴いて受け止め、その後受け流すくらいの気持ちの方がちょうど良いでしょう
自分の考えをはっきり伝える
その4
自分の考えをはっきり伝えること
「完璧主義の人に合わせるのはしんどい…」と思っている方は、無理して相手に合わせる必要はありません
強気に自分の考えをはっきりと伝え、自分の意思を貫いていくことも、上手な付き合い方の1つと言えるでしょう
また強い軸を持つことも、あなたにとってプラスになります
盲点を指摘する
その5
盲点を指摘すること
完璧主義である人格は、考え方や仕事の仕方に正しさや100%という意識が働きます
「自分の考えは正しい!」「完璧に仕上げた!」と言い切っていても、相手が”No!”と言えばそれまでです
だから自分の判断基準ではなく、相手の判断基準はこうだと指摘してあげること
「7割程度でやってみてください」「打ち合わせまでに出来るところまででいいから」と、こちらが求めている条件を伝えて一緒に進めるとうまくいきます
「なんとかなる!」と鼓舞する
その6
「なんとかなる!」と鼓舞すること
いくら完璧に準備をしても、100%でやりったとしても、予想外のトラブルは必ず起きます
その反動から「自分はダメだ」とひどく落ち込み、他の仕事に影響してしまっては、こちらもたまったもんじゃありません
そんな時は「なんとかなるよ!」「死にはしない!」と声をかけ、目の前にある問題を解決するよう誘導し、しっかりとフォローしてあげましょう
関わるのが辛いなら会社や上司へ相談する
その7
関わるのが辛いなら会社や上司へ相談すること
完璧主義者の人に変わって欲しいと願っても、私の経験から変わることはほぼありません
それに彼らに合わせ過ぎて、我慢するのも辛くなっていきます
会社側が異動などの対策をとってくれる可能性もあるので、第三者である会社や上司に相談し、自分の身を守る努力をしましょう
もしかしたら心の病かもしれない
その8
もしかしたらその人は心の病かもしれない
完璧主義者は「しなければならない」と自身を追い詰めてしまいます
自分を責めたり、自己批判を繰り返すと精神が病み、心の病気にかかっているかもしれません
その場合、冷静に相手を刺激しないように十分注意し、病院への受診を勧めてみるのも良いでしょう
完璧主義者との付き合い方
- 個性だと認めてあげる
- 深く関わらない
- 話をしっかり聴いてあげる
- 自分の考えをはっきり伝える
- 盲点を指摘する
- 「なんとかなる!」と鼓舞する
- 会社、上司へ相談する
- もしかしたら心の病かもしれない
完璧主者者との付き合い方は、自分自身が相手に合わせる方法もあれば、自身の考え方を貫く方法、第三者に相談する方法など様々です
彼らとの付き合い方に悩んでいる方は、突発的にやるのではなく、今の状況に応じて作戦を練り、少しずつ現状を変えていきましょう