この記事でわかること
- 仕事でキレてしまう理由
- 怒らないようにする対策は?
「簡単なことなのに伝わらない…」
「何度言ったら分かるんだ…」
「うまくいかなくてイライラする…」
仕事がうまく進まずイライラが溜まり、怒りが爆発しそうになったことはないでしょうか?
人は誰しも完璧ではないため、時には怒ることもあります
しかし怒りはストレスを溜めることに繋がり、またその先には解決はなく、ただ虚しさしか残りません
それに職場以外の人、家族や友人へ怒りをぶつけてしまっては大変です
なのでここでは、仕事でキレてしまう理由を考え、怒らないようにする対処法についてお話します
ポイント
怒りは抑え悲しみを出すようにしましょう
目次
仕事でキレてしまう理由
ささいなことでキレる、顔が強張る、あからさまに無視するなど、職場で怒りを露わにし、感情をコントロールできず、コミュニケーションがとれなくなる
イライラして機嫌の悪い人は、自分が怒っている状態を理解していないため、何をするにも一方通行です
何故頻繁にキレてしまうのか?まずはその例をいくつか挙げていきましょう
仕事でキレてしまう理由
- 上司、部下と意見が噛み合わない
- 自分の思い通りに事が運ばない
- 周りからの評価に納得できない
- 同じミスを繰り返される
- 仕事の負担が大きい
上司、部下と意見が噛み合わない
1つ目は、上司、部下と意見が噛み合わないことです
上司と部下の間柄で意見が噛み合わないと、イライラしてしまいストレスも溜まります
頑固な性格、人の話を聞かない、本質を理解でない、説明が下手など、理由は様々ですが、主となる原因は「相性の悪さ」にあります
職場の人間関係に悩む人は多く、相手が上司または部下であると、その関係性を崩すことができない理由から、解決するのは困難です
どちらかが折れるか諦めるといった見極めを早くしなければ、怒りが爆発してしまい、関係性はより悪化するだけです
自分の思い通りに事が運ばない
2つ目は、自分の思い通りに事が運ばないためです
自分の思い通りに事が進まないとイライラしてしまい、他の仕事にも影響を与え悪循環が生まれます
「早く帰りたいのに残業しなければならない」
「本来やるべきことに着手できない」
「取引先が理解してくれない」
このような事が重なると、「なぜ自分はうまくいかないんだ」と思考がマイナスへ偏り、関与してもいない周りに対して攻撃的な態度をしてしまいます
周りからは「勝手にイラついている」と判断されてしまうので、無駄に溝を作り、関係性に悪い影響を与えてしまうでしょう
周りからの評価に納得できない
3つ目は、周りからの評価に納得できないからです
周りからの評価を意識しすぎると、自分をコントロールできなくなっていることに気付きません
例えば、自分はそれなりに結果を出したのに、周りから「次もがんばれ」「まだまだ足りない」などとマイナスなことを言われると腹が立ちますよね
自己評価と他人からの評価にギャップを感じると、それに納得できず、言ってきた人に怒りを覚え、平常心を失ってしまうのです
他人の評価を気にしないとか、納得できない気持ちを持たないなど、気持ちを切り替えない限り、怒りは消えません
同じミスを繰り返される
4つ目は、同じミスを繰り返されることです
誰でもミスは犯しますが、同じようなミスを繰り返されると腹が立ちます
「ミスをするのは当然」と割り切ることはできても、我慢には限度がありますよね
同じミスを繰り返す人は、その時だけ反省し謝って済ませるので、喰らった人はそのことに対しまた腹を立たせます
そういった人と疎外できれば良いのですが、上司と部下の関係であったり、取引先ともなるとなかなか解決が難しいものです
仕事の負担が大きい
5つ目は、仕事の負担が大きいためです
誰よりも仕事量が多く、仕事の責任が大きいと、トラブルの数も比例し、加担する要素が大きく増すばかり
その割に給与が低いともなればストレスは溜まり、怒りは抑えきれなくなるでしょう
仕事を分散するのが1番ですが、周りの能力が低くかったり、やる気のない人間では一任することは難しいです
但し長期に渡り独りで抱えてしまうと、その分周りに対する態度も悪化して行き、身体を壊したり、精神的に追い詰められて病を患ってしまいます
メンタルの強い人なら、なんて事ないかもしれませんが、強いと思い込んでいる人はとても危険です
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仕事でキレてしまう理由
- 上司、部下と意見が噛み合わない
- 自分の思い通りに事が運ばない
- 周りからの評価に納得できない
- 同じミスを繰り返される
- 仕事の負担が大きい
怒らないようにする対策とは?
仕事でキレてしまう原因の多くは、自分自身にあることが理解できました
ではこれらのことから自分自身はどう変わるべきなのか?対処法をお伝えしていきます
怒らないようにする対策
- 怒りから距離を置く
- 言われる側を考慮し言葉を選ぶ
- 先入観、絶対思考を無くす
- 怒りの場所を知る
- 怒りをぶつけず悲しいと伝える
- 決して自分を悪い人だと思わない
怒りから距離を置く
1つ目は、怒りから距離を置くことです
怒りが溢れると感情をコントロールできなくなり、視野は狭まり思考は停止し、何に腹を立てていたのか分からなくなります
怒りの中に居続ける限り、解決することはできないので、一歩外へ身を投じてみてください
つまり自分は何に怒っているのかを理解するということで、それは怒るべきことなのか、必要なのかを判断します
ただ納得がいかないとか、相手に言うことに対立してしまっているという怒りであれば、それらは不要で怒る意味がないのです
その怒りは自分に必要なことで、プラスになる要素があるのか、怒りから距離を置いて考えてみましょう
解決ポイント
怒りに執着し続ける限りこの問題は解決しないので、間を置く意識を忘れないようにしましょう
- これは怒りの状態だ、と自分自身を認識する
- 感情的にならないトレーニングを行う
- 怒るのは仕方のないことであることを理解する
言われる側を考慮し言葉を選ぶ
2つ目は、言われる側を考慮し言葉を選ぶことです
思ったことをそのまま口に出すのは、感情に左右されてしまったもので、本心では思っていません
それに怒り任せで話してしまっては、相手も気分を悪くするだけです
各場面で適切な言葉を伝えるためにも、相手のことを考慮し、言葉を選ぶ必要があります
例えば頭の回転が速い人は、言語選択能力が長けており、相手を傷付けない配慮を持って話すことができます
馬鹿にしたり少し言い方がきつくても、その後に続く言葉でカバーし、最終的には相手を怒らせるような形にさせません
言われて気分の悪いことを、そのままにはしておかないのです
解決ポイント
言葉を選びすぎると普段の自分らしさが失われてしまいますので、まずは攻撃的な言葉を控えるようにしてみましょう
- 芸人さんから言葉のセンスを学ぶ
- 万人が理解しやすい表現をする
- 「〇〇して悲しい」と怒りとは反対の伝え方にする
先入観、絶対思考を無くす
3つ目は、先入観や絶対思考を無くすことです
自分の考えが正しいと思っている人は、偏見があり自己主張が強く、他人に意見されると怒る節があります
例えば「それは絶対違う」「悪いけどそんな訳ない」と否定し、勝手な思い込みにから突き放し、自然と周りから嫌われてしまうのです
怒りがきっかけで人間関係に亀裂を生んでしまっては勿体ないので、浅はかなにわか知識で決めつけてしまう癖は無くしてしまいましょう
解決ポイント
相手の言うことを良い悪いで判断するのは止めて、柔軟な姿勢を保つようにしましょう
- 相手の話すことに反発せずひと通り聞く
- 思い込みによる話はしない
- 自分は正しいのなら他人も正しいことになる
怒りの場所を知る
4つ目は、怒りの場所を知ることです
怒りに執着するときは、次のポイントが挙げられます
- 自分の思い通りにならない
- 自分が納得できない
- 自分の気分が悪い
目の前でアクシデントが起こると、基本的には自分本位で物事を判断するので、怒りの原因は自分の基準です
怒ってしまうのは自分の範囲外であって、許容できる度合いが薄い人ほど簡単にキレてしまいます
どうして怒っているのか、どのレベルの話なのか、なぜ感情的になってしまったのか、といった形で、怒っている位置を理解するようにしましょう
解決ポイント
すぐにキレやすい、怒りっぽい口調になってしまう人は、我が強く自分の事は棚に上げていないか観察してみましょう
- 言い返す癖を無くす
- あまのじゃくな性格は辞める
- 怒ってしまう内容を記す
怒りをぶつけず悲しいと伝える
5つ目は、怒りをぶつけず悲しいと伝えることです
なぜなら、不満や不快な気持ちをそのまま伝えると相手が萎縮してしまいます
または同じく怒りをぶつけられてしまうため、解決は遠のいてしまうだけです
関係性を保つためにも、怒りをぶつけたり上からモノを言うのではなく、残念な気持ち、悲しいことを伝えるようにしましょう
例えば仕事で同じミスをされた時には、
「以前伝えたことを理解していないようだね。自分の伝え方が悪かったのかな…」
「同じミスをしているんだけど確認はした?今後頼みたいんだけどちょっと心配だな…」
自分に非があることや、希望を加味した言い回しにするだけで、相手は気分を悪くすることもなく関係性が保たれます
解決ポイント
イラッとしたら一度留めて冷静になるように間を置いてみましょう
- 「なぜこうなったんだろう」と考える
- 伝える時は気持ちを込める
- 指示するのではなく一緒に考える
決して自分を悪い人だと思わない
6つ目は、決して自分を悪い人だと思わないことです
なぜなら、あなたは怒ってしまったことを理解しているからです
怒ってしまったのは理由があり、あなたの本心がそうしたことではありません
あなたにしかけてきた、感情的に思わせた人がいて、それに反応したあなたがいたのです
「あの時言い過ぎた」「勢い余って攻撃的な発言をした」と当時を振り返り反省するのは構いませんが、自分は悪い人間だと決めつけるのは違います
誰にでも間違いはありますから、その一件から学び、怒らずに対処する方法を学べば良いのです
解決ポイント
怒ってしまったことを後悔し反省するのは悪いことではありません
反対に何も思っていない方がマイナスです
- ネガティヴに考え込まないこと
- 反省点を改善する考えを持つ
怒らないようにする対策
- 怒りから距離を置く
- 言われる側を考慮し言葉を選ぶ
- 先入観、絶対思考を無くす
- 怒りの場所を知る
- 怒りをぶつけず悲しいと伝える
- 決して自分を悪い人だと思わない
このように怒りをコントロールするのは簡単ではありませんが、どれも怒るなということではない事ではないのです
怒ってしまうのは必ず理由があり、冷静に分析できれば無駄な怒りを無くせます
憎しみや恨み、好き嫌いで判断する怒りは捨て、イライラした時は気持ちをリセットするよう心がけましょう