このような方におすすめ
- パーマリンクってなに?
- なにかを設定する必要があるの?
- 1番オススメな設定を知りたい!
WordPressでブログを開設して、最初に設定しておきたいのが「パーマリンク」です。
でも、パーマリンクってよく分からないですよね。私もブログを始めた頃、「はい?」って感じでした。
ここではパーマリンクを設定するメリットや、設定する時のポイントなどを解説します。
パーマリンクを適切に設定すると、後々面倒な作業をすることが無くなり、SEOの評価も上がります。
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目次
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、ウェブページやブログ記事のURLのことです。
例えばこの記事の場合、記事のタイトルに関連したワードをパーマリンクに設定しています。
https://otokonorule.net/wordpress-permalink
※厳密には/wordpress-permalinkの部分をパーマリンクと言います。
上記のように、パーマリンクは初期設定で自動的に数字が割り当てられます。
続いてこの設定を変更する利点をお話します。
パーマリンクを設定する利点
パーマリンクを適切に設定することにはいくつか利点があります。
主な利点は以下の5つです。
- SEO対策になる
- ユーザビリティが向上する
- 拡散されやすくなる
- リンクが永続的になる
- カテゴリーやコンテンツが分かる
SEO対策になる
パーマリンクを正しく設定すると、SEO対策(検索エンジン最適化)に繋がります。
キーワードを含む意味のあるパーマリンクにすることで、
- 検索上位に表示される
- 検索エンジンが分析しやすくなる
といったメリットがあります。
また検索エンジンはURLを分析し、コンテンツの内容を理解するのに役立ちます。
ユーザビリティが向上する
パーマリンクを適切に設定するとユーザビリティが向上します。
ユーザビリティとは「使いやすさ」「分かりやすさ」を意味します。
つまりURLがコンテンツの内容を要約していれば、ユーザーはそのページが何かを理解しやすくなります。
後にお伝えする▽日本経済新聞のURLはまさにこれです。コンテンツの内容を要約しています。
拡散されやすい
SNSなどでコンテンツを共有する際、わかりやすいパーマリンクは拡散されやすくなります。
例えば文字化けしたURLはとんでもなく長くなります。
https://otokonorule.net/wordpress-パーマリンク
→ https://otokonorule.net/wordpress-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%0D%0A
もしも文字化けのない簡単なURLであれば、コピペがスムーズになりますよね。
コンテンツを共有しやすくなるし、拡散されたURLも見やすくストレスになりません。
最終的にはトラフィックの増加につながります。
※文字化けしたURLを知りたい時は、以下のサイトで確認できます。
リンクが永続的になる
サーバー契約を切らない限り、そのリンクはアクセス可能な状態を維持します。
以前訪れたサイトが残っていて、コンテンツが失われていなければUXの向上にもつながります。
また、パーマリンクが変更されない限り、ウェブサイトの管理者は古いリンクに対するリダイレクトを設定する必要がありません。
これにより、ウェブサイトの運用が効率的になります。
カテゴリーやコンテンツが分かる
パーマリンクは、コンテンツの階層やカテゴリー構造を反映するのにも役立ちます。
これにより、ウェブサイトの整理とナビゲーションが向上し、ユーザーが関連コンテンツを見つけやすくなります。
例えばブログ記事の場合、パーマリンクには「ドメイン/カテゴリー/記事タイトル」という形式で階層が表現されます。
これによりコンテンツがどのカテゴリーに属し、どの階層に位置するかがわかりやすくなります。
例
https://example.com/category/post-name/
https://example.com/tag/post-name/
これらの利点を最大限に活用するためにもパーマリンクは適切に設定しましょう。
ウェブサイトの構築において、パーマリンクは重要な要素の一つです。

パーマリンクの設定ポイント
パーマリンクを設定するにあたって大事なポイントがあります。
以下のポイントを押さえておきましょう。
- 分かりやすいURLにする
- キーワードを含める
- 短くまとめる
- 表示パターンを統一する
- 「-(ハイフン)」を使用する
分かりやすいURLにする
パーマリンクはコンテンツの内容を反映する必要があります。
読者がURLを見ただけで、コンテンツの内容やテーマが理解できるように、分かりやすい単語やフレーズを使用します。
例えば英語系のブログで『英語の学習方法について』記事を書く場合、「https://example.com/how-to-study-english」にする。
- 話し方なら「how-to-speak-english」
- 覚え方なら「how-to-learn-english」
このようにすると分かりやすくなります。
キーワードを含める
パーマリンクには関連のキーワードを含めるようにします。
これにより検索エンジンがコンテンツのテーマを理解し、検索ランキングに影響を与えます。
例えば料理系のブログの場合なら、以下のようなキーワードがあります。
- cook(料理する)
- slice(切る)
- cut(切る)
- eat(食べる)
- drink(飲む)
このカテゴリーには「料理」の他に、「調理」「食事」が考えられるので、関連するキーワードを考えて入れてみましょう。
短くまとめる
長いURLは読者にストレスを与えます。
パーマリンクはウェブサイトの見た目やユーザーエクスペリエンスに影響を与えます。
簡潔にまとめて不要な単語や文字を省きましょう。
〇 https://sample.com/web-design/wordpress
✖️ https://sample.com/web-design/wordpress-by-computer-012
「その記事の本質を反映させる」「スッキリとした見た目にする」
作る時は以上の点を意識してみてください。
パーマリンクを短くすることで、読者にストレスを与えず、ウェブサイトの管理もしやすくなります。
表示パターンを統一する
パーマリンクの表示パターンは一貫性を保ちましょう。
サイト内に特定のジャンルやカテゴリーがある場合は分かりやすく表記します。
参考までに、日本経済新聞のサイトは以下の通り。
速報 https://www.nikkei.com/sections/sokuho-top
経済 https://www.nikkei.com/economy/
金融 https://www.nikkei.com/financial/
この中から更に「金融」のジャンルを細かく分けていくと、次のようにパーマリンクが設定されています。
金融機関 https://www.nikkei.com/financial/monetary/
金融政策 https://www.nikkei.com/financial/monetary-policy/
取引所 https://www.nikkei.com/financial/exchange/
このようにサイト全体が整っていますよね。一目瞭然です。
参考:日本経済新聞
「-(ハイフン)」を使用する
URL内では通常スペースの代わりに「-(ハイフン)」を使用します。
似たような表記で「_(アンダースコア)」がありますが、「-(ハイフン)」を推奨します。
これによりユーザーや検索エンジンが、 URL のコンセプトを理解しやすくなります。
以上、これらの多くはGoogleが推奨しています。
これらのポイントを押さえると効果的なパーマリンクを設定でき、ユーザーと検索エンジンの双方にとって有益なものになります。
パーマリンクを設定する際の注意点
パーマリンクを設定するポイントに加え、以下の注意点も押さえてください。
- 意味のない羅列表記にしない
- サイトに合わせた表記にする
- 途中で変更しない
- 公開前に下書き保存する
- 表示設定は最初に行う
意味のない羅列表記にしない
パーマリンクは適当な文字で作らないようにします。
人が読んで理解できる単語、意味のあるフレーズを含むことが重要です。
そのため、意味のない文字列や数字の羅列は避けましょう。
検索上位に表示されるパーマリンクは、コンテンツの内容やタイトルを反映しています。
サイトに合わせた表記にする
パーマリンクはサイトの性質やコンテンツに合わせた表記にすることが一般的に推奨されています。
なぜならユーザーにとって理解しやすくSEO対策にもなるからです。
表記の参考
▷ブログ
・https://example.com/投稿名
例:https://otokonorule.net/wordpress-how-to-start/
▷ニュースサイト:
・https://example.com/日付とタイトル
例:https://www.gizmodo.jp/2023/10/review-ai-coca-cola-y3000-taste-taste.html
▷ECサイト
・https://example.com/ジャンルやカテゴリー
例:https://zozo.jp/sp/women-category/tops/
※spはスマホの略
参照:GIZMODO、ZOZO
パーマリンクがコンテンツの性質に合っていると、ユーザーはサイト内のページやコンテンツを探しやすくなります。
一貫性のあるパーマリンクにして、サイト内をナビゲーションしやすいようにしましょう。
途中で変更しない
グハァ!
パーマリンクの設定を変更したら、全記事のURLが変更されてしまった💦とりあえず内部リンクは貼り直したけど、サチコ開くの怖い😱
これは検索されていたものも、すべてリセットかなぁ😭
— パンダ🐼節約とIT情報ブログ (@giantpanda_blog) September 30, 2023
パーマリンクは後からでも変更することができます。
しかし変更すると以下のデメリットがあります。
- トラフィックの減少などSEOに影響する
- 被リンクのリンク切れが起こる
- 内部リンクの修正が必要
この他、パーマリンクを変更する場合は、リダイレクトを設定して過去のリンクが新しいURLに正しく転送されるようにする(301リダイレクト)必要があります。
以上のように、やる事がたくさんです。パーマリンクは変更しないようにしましょう。
※補足
ページの評価はURLに溜まるので、URLを変えてしまうとそれまでの評価が台無しになります。
納得かいかなくても公開済みの記事のリンクは変えない、これは鉄則です。
公開前に下書き保存する
記事を公開する前に下書きとして保存すると、自動的にパーマリンクが作成されます。
パーマリンクは通常、コンテンツのタイトルやキーワードに基づいて作られます。
しかし正確な表記にはならないので、保存した後にご自身で設定しましょう。
テーマがデフォルトの状態であれば、記事投稿画面の右上に「下書き保存」のボタンがありますよ。
表示設定(共通設定)は最初に行う
パーマリンクはそのページのURLそのものです。
そのため「日付」「投稿名」といった表示パターンの設定は最初に行いましょう。
後ほどパーマリンクの設定の仕方でも触れますが、パーマリンクの表示設定(共通設定)は次の中から選べます。
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
以上の表示設定を最初に行います。
後から変更するとサイト内のURLに統一性がなくなるということです。
ちなみにブログの場合は「投稿名」が適していますよ。
以上がパーマリンクを設定する際の注意点です。
パーマリンクはSEOやユーザビリティに大きく関わる要素ですので、正確に設定しておきましょう。
パーマリンクの設定
ではパーマリンクを設定していきましょう。
パーマリンクはウェブページやブログ記事の大事なURLです。
例えばこの記事は、記事のタイトルに関連したワードをパーマリンクに設定しています。
https://otokonorule.net/wordpress-permalink
パーマリンクは初期設定で自動的に数字が割り当てられます。
但しこの設定では、
- 管理しにくい
- SEO的に良くない
- ユーザビリティに欠ける
以上の理由により不適切です。
ブログの場合「投稿名」が適していますので変更しましょう。
管理画面より「設定」→「パーマリンク設定」を開いてください。
1番上の「基本」が初期設定です。
これを「投稿名」に変更します。これだけです。
同じような項目で「日付と投稿名」がありますが、記事をリライト(更新)したりすると日付が一致しなくなるのでオススメしません。
投稿名だけなら、記事とURL名が一致することで、記事を管理しやすくなります。
記事を投稿する際、タイトルに沿った英数字を使って入力しましょう。
後に記事のリライトでタイトル名の変更も十分考えられます。
そのため、タイトル名の中にあるキーワードを抜粋して、記事のパーマリンクを設定(URLを作成)しましょう。
テーマがCocoonの場合、①この画面の1番上にURLを打ち込み、②「下書き保存」をすると、③右側にURLが表示されます。
パーマリンクのよくある質問
パーマリンクとURLの違いは?
パーマリンクとは、Webサイトのページごとに設定したURLの一部。一方URLとは、Webサイトやページを特定するためのネット上の住所、のようなものです。
例えばこのページで表すと、
▷パーマリンク
https://otokonorule.net/wordpress-permalink
▷URL
https://otokonorule.net/wordpress-permalink
こんな感じ。より詳しく解説すると、
「https」がプロトコル
「otokonorule.net」がドメイン
「/wordpress-permalink」がパス(パーマリンクを含む)
ということになります。
つまりパーマリンクとは、URLの一部であるパスの中にあるもので、ページごとに固有に設定される部分を指します。
パーマリンクに日本語は使える?
結論から述べるとパーマリンクに日本語を使用することは可能です。パーマリンク及びURLは、ASCII文字(半角英数字や一部の特殊文字)の組み合わせで構成されることが一般的です。日本語などの英字を含まない言語や絵文字は、エンコード(変換)する必要があります。例えば、「https://sample.com/卵焼きの作り方」と設定した場合、URLは次のように変換されます。
https://sample.com/%E5%8D%B5%E7%84%BC%E3%81%8D%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9
サイト上では日本語で表示されても、コンピュータが認識しているURLはこうなります。
Googleも長いURLは推奨していないですし、ユーザビリティの低下にも繋がるため、日本語はおすすめしません。
パーマリンクの長さに制限はある?
パーマリンクの長さ、文字数に制限はあります。ただし最大文字数は2,083文字なので、ほぼ制限が無いようなものです。一般的には50文字以下のパーマリンクが推奨されています。パーマリンクは短くてシンプルであること、記事のタイトルやコンテンツに沿ったキーワードを含んでいることが重要です。
パーマリンクがインデックスされない
記事を投稿したらGoogle Search ConsoleでURLをインデックスします。インデックスとは、あなたのウェブサイトが検索エンジンのデータベースに登録されることです。簡単に言うと、あなたのサイト(住所)を検索できるようにします。もしもインデックスされない場合、以下の理由が挙げられます。
・クローラー(巡回)が来ていない
・クロール済みだがインデックスされない
・サイト内で問題を起こしている
これらの問題を解決するには、「記事の質を上げる」「サイトのコンテンツを充実させる」などが考えられます。またサイトを立ち上げたばかりでは、サイト評価が低いことからインデックスされない可能性もあります。解決するには、以下の手順で行いましょう。
1.パーマリンク自体を変える。
2.記事の内容(質、情報量、独自性など)を見直す。
3.他の記事とカニバリ(類似)していないか確認する。
まとめ
本記事では、WordPressのパーマリンクを設定する方法をについて開設しました。
パーマリンクは正しく設定するようGoogleも推奨しており、SEO対策やユーザビリティの向上につながります。
設定するポイントをまとめると以下の通りです。
- 分かりやすいURLにする
- キーワードを含める
- 短くまとめる
- 表示パターンを統一する
- 「-(ハイフン)」を使用する
パーマリンクの設定方法は簡単ですが、お伝えした注意点を押さえながら適切に設定しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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