この記事でわかること
・人手が足りない原因
・人手不足を改善する方法
「猫の手も借りたいほど毎日忙しい…」
「帰りが遅く家族との時間が作れない…」
仕事量が多く自分の時間がろくに作れないほど、人手不足に悩まされてはいないでしょうか
ここでは人手が足りない原因と人手不足を改善する方法についてお話します
ポイント
勤務体系による問題もあるので、1人で考えず会社のトップを交えて解決しましょう
目次
人手が足りない原因
まずは人手不足と感じる原因はどこにあるのか考え整理します
それから各問題点より解決策を見出します
人手不足である原因は意外なところにあって、単純に人を入れればいいという問題ではありません
常にそう感じているなら尚更、問題点をしっかり把握して解決していきましょう
人手が足りない原因
- 需要のない職種
- 人間関係による問題を抱えている
- 仕事が円滑に回っていない
- 地域に働き手がいない
- 雇用条件が悪い
- 優秀な人材不足
需要のない職種
1つ目は、需要のない職種であることです
需要のない、つまり人気のない職種は、最も人手不足になりやすい原因のひとつです
需要のない仕事には、常にこの問題が蔓延しており、働いている人は辞めようとしても辞めれない環境にあります
また働いていてつらい、しんどいと感じる職種なのに、長年勤めている人はその環境に慣れてしまい、外からどう見られているか分かっていません
人間関係による問題を抱えている
2つ目は、人間関係による問題を抱えていることです
働く環境はとても大事で、社風の良くない会社、人間関係に問題のある会社は人が離れていきます
入社して間もないのに急に怒鳴り散らされたり、社員達のまとまりがなかったりすると、新人は働くことに戸惑いを感じます
人間関係がギスギスしていると、新たに入ってきた人はその空気を感じ取りすぐに辞めてしまうのですが、そういった環境を何とも思わない人に限って会社にしがみつく為、なかなか社風を変えることは難しいです
仕事が円滑に回っていない
3つめは、仕事が円滑に回っていないことです
この問題は人間関係に問題があることに直結しています
うまく連携を取って仕事をすれば済む話ですが、社内の空気が悪ければ当然仕事はうまく回りません
あの上司が苦手だから、口をきくのも嫌だからといったことを理由に、仕事を分けて行うことができていないのです
すると本来は別の人がやる仕事でも、それぞれが請け負ってすることになり、1人あたりの仕事の負担が大きくなってしまいます
地域に働き手がいない
4つ目は、会社のある地域に働き手がいないことです
少子高齢化により都心部以外の地域では人手が足りず、特に若年層の働き手が不足しています
また社会情勢が悪化しその影響を受けることにより、限られた人材を企業間での奪い合う、といった問題も起きています
外国人の雇用が増えいているものの、情勢の悪化により企業側も雇用を控えたり、事業を縮小するという負のスパイラルに陥っています
中年層は転職しずらく、若年層は就職できないという、とても難しい局面です
雇用条件が悪い
5つ目は、雇用条件が悪いことです
雇用条件の悪さには主に労働時間が長い、十分な休みが取れない、給与が低いといった内容が挙げられます
またこれらに加え、仕事にやりがいを感じなければ、需要のない職種へ直結していきます
いわゆるブラック企業がこれに該当しますが、情勢の悪化に伴い、雇用自体が難しくなることで増える傾向にあります
優秀な人材が不足している
6つ目は、優秀な人材が不足していることです
少子高齢化の影響により、本来必要としている人材とは異なる人を採用することでこの問題が起きます
募集が多く企業側が有利に選べる立場にあったとしても、専門外の人材が集まってくるために、求めている人材が集まらないのです
人材育成には数年かかりますので、即戦力となる人材や経験者を採用することは現実的に難しくなっています
人手が足りない原因
- 需要のない職種
- 人間関係による問題を抱えている
- 仕事が円滑に回っていない
- 地域に働き手がいない
- 雇用条件が悪い
- 優秀な人材不足
人手不足となる原因は会社のみならず社会問題も関わってくるので、簡単に解決できることではありません
しかし改善策はゼロではないので、そのことについて続けてお話していきます
人手不足を改善する方法
人手不足の原因からできること、変えられることを考えれば、改善するポイントが見えてきます
次の6つのポイントを抑え、この問題を解決へと進めていきましょう
人手不足を改善する方法
- 会社に利益の無い仕事をやめる
- 職場の雰囲気を変える
- 労働条件を変える
- 人伝い、横の繋がりで人材を探す
- 仕事を外注化する
- 事業を縮小する
会社に利益のない仕事をやめる
1つ目は、会社に利益のない仕事をやめることです
何気なくやっている今の仕事、不要と言える仕事はないでしょうか
効率よく仕事ができるような仕組みを考え、その中より必要のない業務や、会社にとってメリットのない仕事を洗い出し、無駄なことはきっぱりやめるのです
「昔からこの方法でやってきた」とか、「変わらず続けることに意味がある」という業務に限って無駄だったりするので、一度ひっくり返して整理してみるといいでしょう
直接的に利益を生まなくても、無駄を省いた分だけ利益を生む仕事の時間が作れます
これを念頭に行動しましょう
職場の雰囲気を変える
2つ目は、職場の雰囲気を変えることです
気持ちのよい環境を作ると、人は自然と集まってきます
社内の空気が気まずいのであれば、人間関係を改善し、問題のある人を改心させるよう働きかけていきます
また人のみならず、職場のレイアウトを変えたり、植物を置いて癒しの空間を作ったりする
定期的にお花を買って入り口に飾るのもまた、一気に華やかになるのでお勧めです
環境を変えるポイント
- 社内をまとめる動きを取る
- 意味の無い争いをしない
- 社内のレイアウトを変える
- 観葉植物を置く
- 花を飾る
- 散らかっているものを整理する
- 率先して行動する
労働条件を変える
3つ目は、労働条件を変えることです
人手不足の原因に「離職率が高い」場合は労働条件に問題があるので、給与面や業務内容の改善をしなければいけません
求人を出す際には同業他社の求人情報をリサーチし、給与や待遇、福利厚生、そして業務内容の見直しをする必要があります
また在籍している場合は、残業が多いと思うなら減らす努力を、休む暇が無いなら働き方を変える、などと、改善策を考えてすぐに実行していくように努めましょう
人伝い、横の繋がりで人材を探す
4つ目は、人伝い、横の繋がりで人材を探すことです
0から人材を採用する場合、時間とコストがかかり、新卒、未経験者であれば更に教育の時間を要します
しかし人伝いで人材を探せば、これらを削減できる上に、即戦力を手に入れることができます
こういった人材は営業力、コミュニケーション力のある人がパイプも持っているので、直接話を持ちかけ相談すると良いです
知っている人の紹介は信用性も高く、有望な人材を得られる確率が高いので、求人で人材を確保できないのなら活用しましょう
仕事を外注化する
5つ目は、仕事を外注化することです
コストを抑えるために、あらゆる業務を社内で行うことは悪いことではありませんが、確実に負担は大きくなるので、本来の仕事に影響が出てしまいます
本職に関連しているとはいえ、自分がやらなくてもいいと感じるものがあるなら、業務整理をするついでに外注化するといいでしょう
単純作業や専門分野の仕事であれば、教育指導の必要もなく、ワークフローを提示するだけで済みます
内容によりコストがかかるかもしれませんが、その場合は業務をリスト化し、低コストで済むものから進めていくと良いでしょう
事業を縮小する
6つ目は、事業を縮小することです
人材が増える目処が立たず、且つ売上も落ちているのであれば、その事業はきっぱりやめてしまいましょう
やる気がない、目的のない事業を続けるのはとにかく無駄です
代わりに別の分野で既存の人材を活かす方法を考えるなり、やる気のない人材は育成し直すことに力を入れること
これまで続けてきたことを変えるのは難しいかもしれませんが、気付いた段階で改善する、思い切って行動することは、人手不足のみならず、会社にとっての問題解決にも繋がります
環境を変えるポイント
- 社内をまとめる動きを取る
- 意味の無い争いをしない
- 社内のレイアウトを変える
- 観葉植物を置く
- 花を飾る
- 散らかっているものを整理する
- 率先して行動する
以上、人手不足を改善する方法をまとめました
個人の力では限りがあるので、できれば誰かの力を借りたり、組織全体で話し合いながら進めていきましょう