対異性

果たしてそれは正しいのか?にわかジェントルマンがやりがちな行為

好きな女性がいたら、誰だって「この人に好かれたい!」と願うことだろう

背伸びしたりかっこつけたりと、いつもとは違う自分で、彼女を落とそうと頑張るはずだ

その時きっとあなたは、いわゆる「ジェントルマン」として接しようとする

「寒くない?」とか、「荷物重くない?」などと、彼女を気遣うシーンがたくさん想像できる

紳士的な行為が、彼女の好感度を上げるのは間違いない

だが、不慣れなこと故、「それはジェントルマンじゃないんだけど・・」と、知らぬ間に彼女を引かせてしまってるかもしれないのだ

そんな訳でここでは、「にわかジェントルマン」についてお話したいと思う

レディーファーストのはずが、実は大きな勘違いだった。なんてことにならないよう、参考にしてもらえたらと思う

テーブル席を避ける

夜はゆったりとできるお店で、楽しく話ながらお酒を飲みたいものだ

そのため2人きりになれる、とびっきりのレストランを予約して、彼女が満足して帰れる夜にしたい

だからこそ、靴を脱いでくつろげる個室を取った・・

実は、靴を脱いで上がる席を好まない女性は多く、むしろテーブル席の方が落ち着く。という意見が多い

確かに靴を脱いだ方がくつろげるけれども、わざわざ靴を脱いでまで食事しなくてもいいし、冷え性防止のダサい靴下を履いていたり、足の臭いが気になってしまう人もいる

「気を使ってくれるのは嬉しいけど、意外とデリケートな部分に気付かないんだなぁ・・」

2人きりの空間は嬉しいけれど、内心は余計なお世話かもしれない

個室ではなく、賑わっている店の雰囲気が好きな人もいるし、お座敷の個室にこだわるのは、男性ならではの考えであることが多いのだ

先にタクシーに乗せる

レディーファーストの典型的なパターンの一つに、「まずは彼女を先に」という概念がある

タクシーに乗る時も、雨が降っていたり、外が寒かったりすれば尚更、彼女のことを先に誘導することだろう

しかしそこには落とし穴があって、天候の状況よりも彼女自身を重要視した方が良い場合がある

例えばタクシーに同乗し、自分よりも彼女の方が先に降りる場合は、先に自分が乗った方が後々楽だ

また荷物をたくさん抱え、車に乗り込みにくい時などは、先に乗って荷物を預かった方が効率が良かったりする

スカートや高いヒールを履いているなら尚更、あなたが先に乗った方が良い

相手の状況により、「彼女を先に」という考えは逆に迷惑であって、スムーズに乗り降りできる方が、良いエスコートとなる場合もあるのだ

傘を差す

雨の日に、傘を差さずに歩いている女性が前を歩いている

きっと傘を忘れたのだろうと思い、あなたは近くまで行って、その女性に傘を差し伸べた

「濡れますよ。良かったら使ってください」

するとその女性はこう返してきた

「は?」

その時きっとあなたはこう思うだろう

(良かれと思ってしただけなのに・・)

傘を差し伸べることが、必ずしもジェントルマンとは限らない

傘のハンドル部分は電車のつり革と同じで、誰が握ったか分からない不快感を覚えるパーツ

しかも渡してきたのは見知らぬ人だし、全くタイプじゃない男性

女性からすれば、「なにナンパ?うざいんだけど」と煙たがられる可能性も高いのだ

見知らぬ人から傘を渡される行為は、友達のお母さんが握ったおにぎりを食べるのと同じと考えておいた方が良いだろう

ほとんどの人が抵抗あると思って挑めば、断られた時に大してショックも受けなくなる

何かと話を合わせる

趣味や考え方の合う人だと、何をしていても楽しく感じる

特に話の合う人は、ずっと話していても疲れを感じることがないし、まるで夫婦漫才のように、ボケありツッコミありの、おもしろいやりとりになることもある

ぼくは実際にそのような人に出会ったことがあって、こんな人もいるんだと運命的なものを感じた

でもそれは稀な出会い

誰だって初めのうちは良く思われたくて、相手の会話に合わせるように心がける

話しにくい人と思われないように、嫌われないようにと、適度に相槌を打って、何度も同意することが多いだろう

だがやり過ぎは良くない

常に「うんうん、分かる」と答えるのは、単なるイエスマンでしかなくて、意思のない、つまらない人と思われることだろう

だからジェントルマンには「芯」がなければいけない

時には自分の意志を持ち、はっきりと意見ぶつけることも必要なのだ

だが、相手の言うことを頭ごなしに否定しないように

ただのひねくれ者になってしまうから

彼女だけに優しい

好きな人に対しては、会うために時間割いたり、デートのプランを考えたりと、彼女を喜ばせようと様々な努力をする

女性の方も、自分のために色々してくれてるんだと、特別扱いをされていることに幸せを感じる

だから、きっと多くの男性は、彼女に対してとことん優しく接し、好感度を上げようと必死になると思う

他のメンズより前に出るのは当然だ

しかし女性というものは、様々な視点を同時に持っていて、自分以外の人にどう接しているかをよく観察している

だからあなたが、あなたの近くにいる人に対して冷たくしたり、彼女の大切な友人をバカにしたりすれば、彼女が興醒めしてしまう可能性があるのだ

もちろん、「私だけを見て欲しい」と願うメンヘラな女性もいるから、一概に誰にでも優しく接しろとは言い難い

メンヘラ女子が好きな人は、とことん彼女だけを見て欲しい

それ以外の人は誰でも同じように、したたかに接し、見下すような行動をしなければ、ジェントルマンとして見られることだろう

いい人ぶる

さて、誰に対しても同じような態度を示す時、そこに好感度を上げようという「狙い」が見えてしまってはアウトだ

「この人誰にでも優しいけどきっと裏があるよね」

「優しいだけで魅力を感じられない」

あなたと接している間、彼女の頭の中ではこんなことを考えていて、しっかりとあなたの動向を観察していることだろう

男が優しいなんて当たり前だ

優しい男なんてごまんといるし、女性はそのことをよく知っている

それなのに、「おれって優しいだろ?」を至る所でアピールしてどうなるのだ?

女性の前だけでかっこつけ、良い人ぶる男ほど分かりやすい生き物はない

本物のいい人は気さくで、どこへ行っても変わらず、常に自然体であって、裏表の無い人間だ

もしあなたがいい人だと言い切れるなら、それを24時間、1週間、365日常にやってみて欲しい

ほとんどの人は1日も持たず、疲れて飽きてしまうことだろう

そうすれば、自分が「うわべっつらのいい人」だということが証明されたことになる

社畜難民

大卒後バイト生活 ▷ 27歳にして正規雇用 ▷ 商品開発に10年携わる ▷ 37歳から営業職 ▷ 億売る社畜営業マン|仕事や人間関係の悩みを解決するブログを運営。二児の父。好きな言葉は「地道」と「行動力」

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