仕事の悩み

転職する時にやること。転職準備、面接、手続き、そして万が一に備えた行政の手当まで。

この記事でわかること

  • 転職って何から手をつければいいの?
  • 転職する時にやるべきことって?
  • 万が一に備え知っておくと良いサービス
と、ここでは転職を考えている人へ、転職にあたりやるべきことは何か?を解決できるようにまとめています

というのも、私はこれまでキャリアアップ転職を繰り返し、失敗も成功も経験した身ですから、やるべきことは網羅しています

仮にあなたが転職を考えているのなら、ここで述べることを吸収してもらうと、転職活動がぐんと楽になります

改めて今回は、転職する時にやるべきことや、万が一に備えて知っておくと良いことをご紹介します

転職サイトのアドバイザーにとって、あなたはイチ顧客であることを忘れないでくださいね!

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転職する時にやるべきこと

転職を決めた時、何から始めれば良いのか迷ってはいないでしょうか?

人によって転職までの準備時間が違いますので、一口にこれをやれば良いというものはありません

しかし限られた時間の中で、できるだけ十分な準備をしたいものですよね

では転職を成功させるために、転職を目指す時期から順番に、大切なことをいくつか挙げていきます

転職を目指す時期にやるべきこと

  1. 明確な転職目的や理由の整理
  2. 自分のキャリアの棚卸
  3. 転職までのスケジュール設定

明確な転職目的や理由の整理

あなたが転職を考える時、転職する目的や理由は明確でしょうか?

転職するにあたり目的や理由は必ずあって、家族や住まいなどの背景、環境に沿って探さなければいけないと思います

ただ「やめたい」気持ちだけで漠然と転職をするのなら、今と同じような条件の企業に転職してしまう可能性が高く、転職する意味が無くなります

  • 収入を増やしたい
  • 新たな分野に挑戦したい
  • ワークライフバランスが良い生活をしたい

このように、あなたが一番大切にしたいものがあるはずです

まずは自分の気持ちを整理して目的と理由をはっきりさせる、これが転職を成功させるためにとても大切になってきます

自分のキャリアの棚卸

キャリアとは英語で「轍(わだち)」の意味で、車輪が通った跡の道を意味しています

人も自分の仕事を通して人生を進めていくので、いわばキャリアとは、自分の生きてきた軌跡なのです

これまでの仕事を振り返ってみると、

  • 自分はどんなことをしてきたのか?
  • 当時は何を感じていたのか?
  • それによって得たものはなんだったのか?

など、自分についてのいろいろなことを理解できますよね

当時と変わり今、多忙なあまり忘れてしまっているところや、懐かしき自分の一面などを思い返してみてください

キャリアを振り返ることで、自分がどういう人間なのかを自己分析し、それを志望動機や自己PRなどに活用できるようになります

転職までのスケジュール設定

目的や理由、自分についての分析などが進めば、次は転職までの大まかなスケジュールを立てていきます

これにより自分がいつまでに次の職場で働いていたいのか、具体的なビジョンを描けるようになります

予定を立てたら、週ごとや月ごとにしておきたいことを決めていきます

履歴書の作成

  • 添付の写真の撮影
  • 入社希望の企業の分析と決定
  • 今の職場での引継ぎ…など

こうしてやることを明確にし、スケジュールに組み込んでいきましょう

スケジュール通りに進まない場合もありますが、予め決めておくと修正を加えて前に進めるようになります

転職を目指す時期にやるべきこと(おさらい)

  1. 明確な転職目的や理由の整理
  2. 自分のキャリアの棚卸
  3. 転職までのスケジュール設定

さて、ここまで来ればおおよその用意は整いました 次からは、具体的な転職活動へ、実際に仕事を選ぶ時期に入っていきます

実際に仕事を選ぶ時期

  1. 業界や企業の研究
  2. 条件に合った求人の検索
  3. 面接の対策

業界や企業の研究

同業種にしても未経験の異業種にしても、自分の希望の業界や企業の下調べは転職の近道になります

業界や企業を研究するのには、その業界や企業が自分の希望に合致しているのかを確認する意味があります

多少の妥協をするにしても、自分の希望や意志と大きくかけ離れた仕事をするのはとても無理がありますよね

自分の転職動機ややりたいこと、将来の自己像と照らし合わせて、その自分の希望を叶えられる業界や企業に転職するためにも、業界・企業の研究は、自分の軸を明確にする為にあります

条件に合った求人の検索

自分の希望する業界が定まったら、次は細かい条件を満たした企業の求人を探しましょう

従来からハローワークで求人票を検索し、詳細条件を検索するのが代表的なものとして存在します

現在では多種多様な求人サイト・転職エージェントがあり、希望の条件を登録しておくとオススメの求人が紹介されたり、直接企業からオファーが来たりします

自分に合った条件の企業を見つけるためにも、複数のツールを合わせて利用し、より多くの企業の情報を収集しましょう

面接の対策

面接とは、いわば求職者と企業のお見合いです

履歴書や職務経歴書は、求職者の強みやアピールポイント、採用するメリットを知らせるツールであり、しっかりと書く必要があります

例えば結婚のお見合いやマッチングサイトも、プロフィールの内容や文字、文章から相手がどんな人物か判断し、いいなと思った人と合致してからやり取りが始まります

これは企業も同じで、入社したい志望動機や経歴、性格を含めた特徴が明確な人を優先しますから、履歴書や職務経歴書の内容をよく見ます

それから企業が求める人材なのかを確かめるためのプロセスが「面接」です

企業の情報・条件を調べて、自分の希望に合致するなら、自分を伝えるツールである志望動機や自己PRはしっかり考えた上で面接に備えましょう

実際に仕事を選ぶ時期にやるべきこと(おさらい)

  1. 業界や企業の研究
  2. 条件に合った求人の検索
  3. 面接の対策

さて、これらのプロセスを経て、あなたが合格したとします

新卒と異なり、転職は浮かれている暇はなく、やることはたくさんあります

合格後にすべきことはどういったものがあるのか、一緒に確認していきましょう!

面接合格後にすること

  1. 内定通知連絡への対応
  2. 労働条件の確認
  3. 退社日と入社日の決定

内定通知連絡への対応

企業からの内定通知の方法は、メールか電話が一般的です

一説には合格時は電話、不合格時がメールなどと言われていますが、「連絡が無ければ不採用」を取り入れている企業も多く、実際のところ企業次第であまり関係はありません

また少なくはなりましたが、郵送での通知が行われる場合もあります

ここで気をつけたいのは、連絡への応答の仕方です できればすぐにレスポンスしたいところですが、仕事をしながらの転職活動では、忙しくて気付くのが遅れる場合も考えられますね

メールの未読や不在時の電話の折り返しが遅れるなどは、相手に悪いイメージを与えてしまいます

あまりにも折り返しの電話がない場合は、入社する意志がないと判断されかねませんので気を付けてください

労働条件の確認

入社に際して最も重要なポイントが労働条件の確認でしょう

このポイントによっては、内定受理・辞退の判断基準ともなる部分ですので慎重に判断しましょう

時には求人票などと著しく内容が異なる場合もあるので、面接時に聞けなかった部分などしっかりと確認しておきましょう

あまりにも求人時の条件と食い違いがある場合は、しっかりと企業にその旨を伝えなければなりません

勤務地、給与、休日、賞与、交通費など、自分の思っていたものと相違ないかをよく確認し、正式に労働条件を記載した正式な書面をもらうのが望ましいです

他により良い条件の企業から内定をもらった時に、内定辞退する明確な判断基準にもなりますので、後悔しないためにもしっかりと確認しておきましょう

チェックすべき労働条件

  • 年金、雇用保険などの福利厚生
  • 給与や賞与
  • 休日と有給休暇
  • 勤務地
  • 交通費などの経費
  • 残業手当

退社日と入社日の決定

内定を受理したら、現在在籍している企業には退職日を、内定した企業には入社日を決定し、伝えなければなりません

法律では期間の定めがない雇用契約の場合は、2週間前までに退職願を出せば退職可能ですが、後任者への引継ぎや身辺整理などもあるため、退職希望日の1か月前に退職願などの意志表示をするのが一般的なマナーです

退職日が決定したら、内定企業にその時期を伝え、入社日を調整してもらいます

労働契約書やその他提出が必要な書類を提出して、気持ちよく初出社日を迎えましょう

「転職後に辛くてストレスを感じる」転職後のストレスを解消する、辛い時期を乗り切る方法。

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面接合格後にすること(おさらい)

  1. 内定通知連絡への対応
  2. 労働条件の確認
  3. 退社日と入社日の決定

万が一に備え知っておくと良いサービス

前社に在籍しながら、順調に転職を叶えることができれば、上記のようなプロセスを踏んでめでたく新たな仕事に臨めます

しかし、昨今の不景気による経営状態の悪化や、パワハラやモラハラによる社内での人間関係のトラブルにより、退社に追い込まれるパターンも多々発生しています

必ずしも仕事をしながら転職活動が可能という訳ではありません

私は数回転職していますが、まずは会社を辞めるよう促され、やむを得ずまずは退職し、それから転職活動を余儀なくされたという経験をしています

特にメンタルの不調により生活に支障をきたしてしまった場合などは、十分な休養をとる必要も出てきます

私の友人は転職を焦るあまり症状をこじらせ、回復が長引いてしまい、なかなか社会復帰できないといったこともありました

このようなリスクを回避するために、ここで退職してから転職活動する場合に必要な手続きをいくつかご紹介します

万が一に備え知っておくと良いサービス

  1. 傷病(しょうびょう)手当金
  2. 雇用保険(失業手当)

傷病(しょうびょう)手当金

傷病手当金は健康保険の給付制度であり、会社に勤めている人なら誰もが利用することができる制度です

うつ病などで長期の休養が必要であると診断された場合は、給与の3分の2の額を最長1年6か月にわたり、手当金の給付を受けることができます

詳しくは協会けんぽのHPに条件などが記載されていますので、医師、所属の協会けんぽと相談の上利用してください

全国健康保険協会 公式HP - 病手当金について

長い人生、いろいろなことがあります

ゆっくりと療養して、人生を見つめ直す時期もまた、人生の良い経験になるかもしれません

働かなければと焦る気持ちは分かりますが、まともに働けない身体を酷使しては元も子もありません

転職は置いといて、まずは回復に専念することをおすすめします

雇用保険(失業手当)

一般的な会社員であれば、雇用保険に加入しているはずです

これは事業主と労働者の双方で負担している制度で、会社都合で失業した場合に限らず、自己都合で退職した場合にも「失業手当」が受けられます(※パート・アルバイトでも加入している場合があります)

失業手当の金額は、上記の失業条件のほか、個人の給与によって変動します

また手続きは公共職業安定所(ハローワーク)にて行います 自己都合による退職の場合は待機期間が3か月あり、待機期間が明けると失業手当を受け取ることができます

反対に解雇や雇い止めなどの会社都合の退職、病気(精神疾患、うつ病など)による退職の場合、待機期間なく失業手当を受け取ることができます

詳しくはハローワークの雇用保険手続きについて、をご覧ください

ハローワーク - 雇用保険手続きについて

万が一に備え知っておくと良いサービス(おさらい)

  1. 傷病(しょうびょう)手当金
  2. 雇用保険(失業手当)

最後に

ひと昔前の日本には「終身雇用」の文化が根強くあり、一つの会社に勤め続けることが美徳とされていました

しかし近年は度重なる不況の影響で、終身雇用が維持できない経済状態になってきています

キャリアアップのために積極的に転職をする人も、男女問わず多く見られ、転職にいたる理由は、良いものも悪いものも、人の数だけ存在するでしょう

しかし、転職を志望する人の気持ちは「仕事にやりがいを感じたい」「この生活から抜け出したい」といったポジティブな感情だと思います

仕事が人生のすべてではありませんが、まともに、幸せに暮らすためには、働いてお金を稼がなくてはいけません

だからこそ、より良い環境で気持ちよく、自分の思い描く仕事人生を実現していけるような企業に出会いたいものです

あなたの転職活動がうまくいきますよう応援しています

社畜難民

大卒後バイト生活 ▷ 27歳にして正規雇用 ▷ 商品開発に10年携わる ▷ 37歳から営業職 ▷ 億売る社畜営業マン|仕事や人間関係の悩みを解決するブログを運営。二児の父。好きな言葉は「地道」と「行動力」

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