この記事のお悩み
- 仕事が怖いと感じるのはなぜ?
- 会社に行きたくない時はどうしたらいい?
- 仕事が怖い気持ちを無くすことはできる?
この記事は、このような疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事です。
私自身も「仕事が怖くて会社に行きたくない」時期がありました。しかし今はそれを乗り越え、日々楽しく仕事をしています。
ここでは「30代が仕事が怖いと感じる原因を突き止め改善する方法」をまとめています。
最後まで読み終えると、『仕事が怖くて辛い』という気持ちが無くなり、今あなたが何をすべきかが分かりますよ。
仕事が怖いと感じる理由
30代は仕事、職場環境の影響により、仕事が怖いと感じることがあります。その理由は大きく分けて次の7つです。
仕事が怖いと感じる理由
- 人間関係に問題がある
- 今の仕事が向いていない
- 重大なミスをしてしまった
- 上司や先輩が怖い
- 同期が出世して行く
- 職場環境に問題がある
- 離職してなかなか社会復帰できない
これらの中に、あなたが仕事が怖いと感じるものが当てはまると思います。1つずつ解説していきますね。
人間関係に問題がある
仕事が怖いと感じるのは、今の職場の人間関係に問題があるからです。
なぜなら人間関係が良好であれば、職場に活気が溢れ、業務は円滑に回り、仕事に対する意欲が湧くはずです。
仮にあなたが、
「〇〇さんと会うのが嫌だ」
「周りに何を言われるか分からない」
と、人に不安を感じているのなら、仕事に集中することも、やる気も削がれてしまいます。
対人恐怖や社交不安が原因で、『職場の人間関係が嫌=仕事が怖い』と捉えてしまうのです。
今の仕事が向いていない
30代にして仕事が怖いと感じるのは、今の仕事が向いていないからです。
例えば勤務して10年経つ職場なのに、入社した当初から自分に成長を感じなかったり、会社自体が変わっていないと怖くなります。
また、「いつになってもダメだなぁ…」と仕事に対する苦手意識があるとか、できない仕事が多い場合も、その劣等感から自分を責めてしまいます。
仕事が向いていないと感じる理由
- いつまで経っても自分の成長を感じられない。
- 会社の規模が縮小している。
- 自分のスキルに自信を持てない。
- 将来に不安を感じる。
重大なミスをしてしまった
仕事で何か大きなミスを犯してしまうと、その経験が仇になり仕事が怖くなります。
嫌なことを引きずる性格であれば、眠れなくなるほど考え込んだり、翌日重い足取りで仕事へ向かうこともあるでしょう。
重大なミスの例
- 大事な打ち合わせをすっぽかした。
- 発注数を誤り赤字を叩き出した。
- 大事になり関連会社まで巻き込んだ。
仕事にもトラウマはあります。全く別の仕事だとしても、「また同じ様なことが…」と不安がよぎり、目の前の仕事に気持ちが入らなくなります。
しかしその多くは個人の判断によるもので、会社の規模で考えると大したことじゃなかったりします。
問題を大きくしているのは、あくまでも自分の想像や先入観であり、実は意図的に自分が作り出しているだけなのです。
上司や先輩が怖い
職場の上司や先輩が怖いのであれば、仕事をするのも怖くなってしまいます。
その人たちはあなたの仕事に関わる人ですから、ただ会社にいるだけでプレッシャーになってしまいます。
上司や先輩が怖いと感じる時
- 「仕事が遅い」と罵られる。
- 「いつまでやってるの?」と圧力をかけられる。
- 「ほんとできないね」と馬鹿にされる。
言葉や態度による暴力を避けるために相手の機嫌を伺うことばかり考えると、仕事が手につかなくなります。すると「こいつ仕事ができない」と判断され、あなたに対する態度が更に悪くなります。
30代の場合、上下に挟まれる立場であることから、逃げ場が無く狭い環境に閉じ込められるのも、仕事が怖く辛くなる原因でもあります。
『私は上司や同僚に恵まれていない…』と感じるなら、「職場の人間関係が辛い…」と感じたら試して欲しい方法と"プラスになる"行動を読んでみてくださいね。
同期が出世して行く
同じタイミングで入社した同期が、出世することによる焦りからも仕事が怖くなります。
そのような環境になった時に、「自分は置いてけぼり」という疎外感から不安に駆られてしまうのです。
実際に私も同期が出世した時、これまで自分は何をしてきたのかと、かなり自分を責め立てたことがあります。
仕事に対する考え方、捉え方、そして行動してきたことは間違っていたのかと不安になり、仕事に興味が無くなってしまいました。
30代は言わば人生の分岐点であり、20代に夢見た未来とのギャップを感じる世代でもあります。そのギャップを「同期の出世」が現実化させるのです。
職場環境に問題がある
仮に自分の仕事がうまくいっていたとしても、社内の空気が重く、コミュニケーションが少ないといった職場環境であれば、仕事を続けるのが怖くなります。
それは「いくら頑張っても変わらない」「自分のスピード感と違う」といった温度差が、不意にブレーキを踏んで恐怖を仰ぐのです。
また、自由に仕事をさせてくれない環境も同様に、「自分はここにいる意味があるのか?」と、自分の存在意義に不安を感じてしまいます。
30を過ぎて「このままではいられない」という気持ちと、「どうすればいいのだろう?」の自問自答に振り回され、人間関係による仕事の難しさに悩まされるのです。
職場環境の問題は、「職場の空気が悪い会社が持つ特徴とは?自分にとって働きやすい環境づくりをしよう」で詳しく解説します。
離職してなかなか社会復帰できない
離職して期間が空くと、なかなか社会復帰ができなくなり、仕事をすること自体に抵抗が生まれます。
実はそれは、何らかの理由により仕事を辞めたことがネックになっていて、企業に応募するのも、履歴書を書くのも臆病になっています。
仕事を辞めた理由
- 人間関係に疲れた。
- パワハラ、モラハラを受けた。
- 仕事の影響で病を患った。
- 突如解雇を言い渡された。
実際に私の友人は突如解雇を言い渡され、しばらくの間「仕事をしたくない」「働く意欲が湧かない」などと嘆いていました。
今は社会復帰していますが、都会で仕事したくないとか、同じ業界は考えたくないといった心理も働いているようです。
仕事が怖いまま働くリスクは?
続いては、「仕事に怖さを感じながら働き続けるリスク」について解説します。
30代で今の仕事に抵抗を持つと、次のようなリスクを抱えることになります。
仕事が怖いまま働くリスク
- 「職場にいることが辛い」周りから孤立するリスク
- 「なんか体の調子がおかしい」健康に及ぼすリスク
- 「働き続けるのが辛い」離職してしまうリスク
- 「まともに生活できない」お金を失うリスク
このようなリスクがあると断言できるのも、私自身、経験があるからです。
そのことを踏まえ、それぞれ解説していきますね。
「職場にいることが辛い」周りから孤立するリスク
仕事に怖さを持ち続けていると、職場にいることが辛くなり、社内で孤立するリスクがあります。
例えば人間関係の問題で、社員と話すことに抵抗が生まれると、自然と言葉数が減り、コミュニケーションがうまく取れなくなります。
私は本音で話せる人がいなかったことから、1人で悩みを抱え、仕事に行き詰まることが多々ありました。
話すことができなくなると、黙々と作業するしかありません。トラブルが発生しても、自分でなんとか解決しようとします。
しかし、トラブルが解決できず更に問題になることもあり、その時は酷く怒られました。ですが既に行き場を失っている私には、どうにもできなかったのです。
「なんか体の調子がおかしい」健康に及ぼすリスク
仕事が怖くなるとストレスをたくさん受けます。
すると体調を崩し、酷い時は病を患い、仕事ができない体になってしまうのです。
私は人間関係に悩みを抱えていました。過度のストレスから耳がおかしくなり、実は未だに耳鳴りが止みません。
また、たまにフラフラしたり、脳が揺れて視界が歪むこともあります。自律神経がおかしいようで、短時間で忘れる記憶障害とも付き合っています。
少しでもいつもとなんか違うと感じたら、誰かに相談してください。友人でも病院でも専門家でも良いので、一刻も早くあなたの中に溜まった毒を出すべきです。
「働き続けるのが辛い」離職してしまうリスク
最初に述べた「職場にいるのが辛い」と感じた先にあるものは、働き続けるのが辛くなることです。
孤立すると居場所が無くなるので、今の職場から離れたくなるのは当然のこと。
働き続けるのが辛い時の心理状態
- 質問やトラブルの相談ができない。
- 自己判断と自己解決。
- 休憩が取りづらい。
- 1日が異様に長く感じる。
それに、職場でコミュニケーションが無くなると、ただ作業をするロボットのような存在になります。
「早く休日が来て欲しい」「こんな仕事やめたい」そんなことを思いながら、毎日一刻も早く帰りたいと願っています。
「まともに生活できない」お金を失うリスク
最後にお伝えするのは、まともに生活ができなくなる、お金を失うリスクです。
例えば今の仕事が辛くなり退職したとします。その後転職するつもりが、過去の職場のトラウマのせいで社会復帰できなくなると、生活に大きな影響を受けるのは間違いありません。
その為、ただ辞めたい気持ちで離職してしまうと失敗します。なぜならその後転職しても、同じような問題に悩まされてしまうからです。
仕事が怖いまま働くリスク
- 「職場にいることが辛い」周りから孤立するリスク
- 「なんか体の調子がおかしい」健康に及ぼすリスク
- 「働き続けるのが辛い」離職してしまうリスク
- 「まともに生活できない」お金を失うリスク
では、これらのようなリスクをどう回避すべきか?続けてお伝えしていきます。
「仕事が怖い」と感じる30代がするべきこと
30代になると、自分の判断で仕事ができる分、仕事が怖いと感じることも多くなります。
しかし、あとはメンタルの問題だけです。今持っている知識と経験を活かせば、誰にでも乗り越えられることができます。
仕事が怖いと感じるのなら、ここでお伝えする次のことを実践してみてください。
仕事が怖いと感じる30代がするべきこと
- 怖いと感じる理由を受け入れる
- 周りの評価や意見を一切気にしない
- 失敗はただの通過点と思え
- 自分だけの人間関係を築く
- スキルより経験を積む
- 出会いを求めて行動する
怖いと感じる理由を受け入れる
まずは冒頭でお話した「仕事が怖いと感じる理由」を含め、今、あなたがそう感じている理由を受け入れること。
「嫌だ」「苦しい」「辛い」という気持ちがあること、ストレスや怒りを感じている自分がいることを認識しましょう。
例えば人間関係で悩んでいるなら、いつも同じ悩みに振り回されていないか確認してみること。するとこんなところが見えてきます。
- 人のせいにしている。
- 自分を正当化している。
- ただ目を背けている。
仕事が怖いと感じるのは、今の等身大の自分を、弱い自分を受け入れられていないからです。
だからそんな自分を「これでいい」と認めてあげてください。
周りの評価や意見を一切気にしない
怖いと感じている自分を受け入れると、本来の自分でいられるようになります。
すると、周りの自分に対する評価や意見が一切気にならなくなります。
「なんでできないの?」と言われても、「苦手だから。」と素直に認める。
「それって普通のこと。」と言われても、「そうなの?」と疑問を持つ。
このように、『できない自分』を肯定し、『誰にでもできる』を否定します。
私はこう考えるようになってから、できることが増えました。また、そんな意見を述べる人ほど、できないことが多いままであることに気付いたのです。
周りに何かを言われても、クヨクヨする必要はありません。今の自分を肯定し、少しずつ改善していけば良いだけです。
失敗はただの通過点と思え
仕事で大きなミスを犯しても、何かトラブルを起こしてしまっても、ただの通過点だと思いましょう!
『長い人生の過程で起きた、ちょっと切ないストーリー』
こう考えれば「なんてちっぽけなんだろう。」と思うはずです。
実際に私はこれまでに次のようなトラブルを起こしています。
- リコールによる謝罪
- 発注数の間違い
- 繁忙期に病を患う
- 旅行中にBtoCサイトの封鎖
具体的には、リコールによる謝罪の後、ずっとクライアントからマークされていました。発注数の間違いは"0"がひとつ多い「一桁」違う大問題です。
しかし今、全てを乗り越え、同じ悩みを抱える人をフォローする立場になりました。
『失敗はただの通過点』『トラブルはひとつの経験』として捉え、前向きに、恐れず向き合えば大丈夫ですよ!
自分だけの人間関係を築く
30代になったのなら、自分の力で人間関係を築いていきましょう!
20代で培った人間関係の多くはプライベートです。30代は仕事量がぐんとアップするので、ビジネスにおいて人間関係を築けるようになります。
また過去にトラブルを起こした相手とは、深い関係が築きやすいものです。
その時は大変でも、
相手:「あんなことありましたよね。笑」
私:「いやいや、その節は本当にご迷惑をおかけしました。笑」
こんな風に思い出話として、良い意味でイジられ仲良くなる、なんてあるあるです。
自分が望む人間関係を築けるのは30代から。結婚や子供の話など共通点も増えていくので、話のネタにも困りませんよ。
スキルより経験を積む
仕事が怖いのは、今の自分に満足していない証拠です。それを改善するには多くの経験を積むしかありません。
「やりたいことを見つける」とか「スキルを身に付ける」などと言うのは簡単です。実際は、やりたいことなんてそんな簡単に閃かないし、ほとんど長続きしません。
代わりに多くの経験を積む方がよっぽど必要なスキルが見えてきます。
- 自分に必要なスキルは何か?
- 自分には無いスキルは他人に頼れないか?
- 自分はいかに多くの仕事に携われるか?
これが30代が乗り越えるべき課題であり、リアルな現実です。
繰り返しになりますが30代に必要なのは、やりたいことを見つけるとかフワっとした妄想を抱くのではなく、たくさん経験値を積むことですよ。
出会いを求めて行動する
新たな人間関係を築くには、出会いを求めて行動するのみです!
前述の仕事絡みの人間関係とは別で、ここで述べることは主に「仕事以外で行動を起こす」ことを示しています。
例えば、仕事を終えてそのまま帰宅する人と、仕事を終えた後に個人的な交流を深める人では、後に明らかな差が出ます。
私は昔から1人でも飲みに行く人です。そこで金融関係、不動産経営者、コンサルを行っている方など多くの出会いがありました。
今ではその方達と、仕事を終えた後に会って話したり、予定を組んで会食をすることもあり、毎回話すネタが面白くて刺激的です。
30代は自分次第で大きく成長します。だからこそ職場に依存していてはいけません。自分の能力を高めるには行動するのみですよ!
仕事が怖いと感じるのは乗り越えられる!
30代は責任が重くなり仕事が怖いと感じるのは当然のことです。
繰り返しになりますが、仕事が怖いと感じたら次の6つを実践してみてください。
仕事が怖いと感じたらするべきこと
- 怖いと感じる理由を受け入れる
- 周りの評価や意見を一切気にしない
- 失敗はただの通過点と思え
- 自分だけの人間関係を築く
- スキルより経験を積む
- 出会いを求めて行動する
あとはあなた自身のメンタル次第です。
持っている知識と経験を活かせば、誰にでも乗り越えられることができますよ!