「分かっているのに流されてしまう…」
「最初だけで長続きしない…」
「優柔不断でなかなか決められない…」
こんな悩みをここで解決します。
ここでお伝えする、芯のない・ブレやすい人の特徴から、変わるコツや注意点をチェックすることで、芯のある人へと成長することができます!
昔の私は長続きしないし、夢ばかり追って中身のない人間でしたが、今は自分の軸を持って生きていることに幸せを感じています。
この記事があなたによい影響を与え、プラスとなる変化をもたらすことを願っています。
目次
芯のない人の特徴
まずは「芯のない人ってどんな特徴があるの?」からお話していきます。
おおよそ予測がつくかもしれませんが、芯のない人の行動心理から見受けられる特徴を10個ピックアップしました。
実際に私が芯のない人間だった頃を思い返しながら、ひとつひとつお話していきますね。
芯のない人の特徴
- 意思が弱いと思っている
- 明確な目標がない
- 人に流されやすい
- 決断力が欠けている
- 信念や志がない
- 先のことばかり見ている
- 言い訳がましい
- チャンスに気付かない
- 感情に振り回される
- 嫌われるのが怖い
意思が弱いと思っている
そもそも芯がない、ブレやすいと自覚している人なら、意思が弱いことにも気付いていると思います。
例えば、これまで様々なダイエットを試した経験のある人がそうです。
「たった3ヶ月で10キロ痩せた!」
「毎朝これを飲むだけでウェストが細くなった!」
こんな広告を見て始めるものの、辛いだの効果ないだの言って、ひと月もしないうちに他に手を出してしまいます。
中途半端に手を出す癖をやめない限り効果は無いし、意志は弱いままです。
明確な目標がない
日本人の仕事に対する意識は、ここ数年で大きく変わってきています。
例えば、
「必死に働きたくない。」
「仕事は早めに切り上げてプライベートを大事にしたい。」
「給与はそこそこで長く働ける環境が欲しい」
こんなことを願う人が増えています。
しかしその反面、目標を持って仕事をしている人は減っているのは事実です。
実際に、国民生活に関する世論調査でも、全体の61%が「お金を得るために働く」と答えていて、「生きがいを見つけるために働く」と答えた人は14%に過ぎません。
国民生活に関する世論調査:「働く目的は何か」 | |
お金を得るために働く | 61.1% |
社会の一員として、務めを果たすために働く | 12.1% |
自分の才能や能力を発揮するために働く | 7.2% |
生きがいをみつけるために働く | 13.9% |
今、別に変わらなくてもいいという考えでいると、お金のない未来が待っているので、きっと後悔することになります。
人に流されやすい
人に流されやすい人は、環境に順応しやすい人です。
柔軟な考えを持っているからこそ、そして心の優しい人だからこそできることです。
ただし、流されてばかりでは自分の意志が無いのと同じ。
ストレスをたくさん抱えてしまうし、でも自分の意志では決められないもどかしさに、ずっと苦しめられてしまいます。
決断力が欠けている
決断を迫られると、不安や緊張、責任、プレッシャーなどを感じます。
様々な要素が降りかかることにストレスを感じ、決断するのって苦手。と感じる人も多いはずです。
「もし〜してれば」「やっぱり〜」という後悔する性格をやめない限り、決断力を身に付けることはできません。
もちろん、誤った決断をする時だってあります。
でも失敗を恐れていては、成長なんてできません。
信念や志がない
誰かに対し自分は何ができるのか?を明確にすれば、信念や志は形成されます。
信念、志が形成されれば、きっと行動に迷いが無くなり、目指すものが確立されます。
ただその日暮らしをしている、なんとなく生きていると、仕事がつまらなく感じたり、世の中の動きに踊らされてしまいます。
「不景気だなぁ」「何にも楽しみがないなぁ」と気持ちが晴れないのは、信念や志が無いからなのです。
先のことばかり見ている
いま目の前で起きていることより、先のことばかり考え、悩んでいるならやめるべきです。
未来なんて今の延長線の、想像の中にあることなのだから、そこに時間をかけるのは無駄です。
思い耽るのをやめて、例えば本を読み、知識を得て、人と会って、自分を磨くこと。
すると魅力が湧いてくるし、自分らしさが身につきます。
言い訳がましい
会話の中で否定から入ったり一切話を聞かない人がいますが、彼らは自分が正しいと思っています。
だから言い訳する時も、自分は悪くないことを前提に話すし、責任転嫁もします。
その態度に周りは引いてしまい、まともに聞くのも嫌になり、自然と関わらないようになります。
プライドや願望だけでなく、実行する力とか責任などが備わっていなければ、中身の無い人間として捉えられるでしょう。
チャンスに気付かない
日頃から周りをよく見ていなかったり、考え事ばかりしていると、感も鈍くなり、目の前にチャンスが来ても気付きません。
反対に鋭い観察力を持つ人は、物事の本質を捉える力もあり、多くのチャンスを掴んでいます。
成功哲学の提唱者、ナポレオン・ヒルは次のように話します。
「大きなチャンスは、今まさに君の足元にあるかもしれない」
大それたことを言うよりも、目の前のことに一生懸命になった方が良いのです。
感情に振り回される
感情に振り回されていると、動揺を繰り返し、酷い口調になったり、誤った判断をしてしまいます。
自分の感情をコントロールできなければ、行動をコントロールすることもできませんし、他人を動かすこともできません。
感情任せに動くと何もかもブレてしまいます。それは至極当然のことです。
嫌われるのが怖い
芯のない・ブレやすい人は、他人の意見に振り回されやすく、自分の意思に蓋をしてしまいます。
また話し下手な人にもよく見られる光景で、自分の発言が相手に嫌われるのではないかと、話すことが怖くなってしまいます。
「自分の価値観を持って生きるってことは、嫌われても当たり前なんだ」と、岡本太郎氏は言います。
誰かと考えがぶつかり、言い争うことになれば、嫌われることだってある。
でも「そんなの仕方ない。」「合わない人だっている。」と思えば楽になるし、出会う人も生きる世界も変わります。
芯のない人の特徴
- 意思が弱いと思っている
- 明確な目標がない
- 人に流されやすい
- 決断力が欠けている
- 信念や志がない
- 先のことばかり見ている
- 言い訳がましい
- チャンスに気付かない
- 感情に振り回される
- 嫌われるのが怖い
芯のある人になる7つのコツ
芯のない人の特徴に、ネガティブな要素が多いと感じたかもしれません。
でも「自分はネガティブな人なんだ」で終わらずに、「慎重に考える人なんだ」と捉えてみてください。
自分はどんなタイプなのか?それを知り受け入れることから始めましょう。
さて本題に戻りますが、芯のある人になるにはどうしたらいいのでしょうか?
そのコツをここでお伝えしていきますね。
芯のある人になる7つのコツ
- コロコロと態度を変えない
- しっかりと意見を主張する
- 優柔不断をやめる
- 嘘をつかず弱みを見せる
- ブレない軸を持つ
- 何事も粘り強くなる
- 感情をコントロールする
コロコロと態度を変えない
人を選んでコロコロと態度を変えるのはやめましょう。
心のうちを見せず、愛想笑いをし、相手に合わせていては気疲れするだけです。
また八方美人という言葉がある通り、誰にでも表面的な付き合いをすると、いずれ人は離れてしまいます。
だからこそ自分の意志をしっかり持って、ブレない姿勢を保ちましょう!
しっかりと意見を主張する
もしも「これだ!」と思うことがあれば、しっかりと主張するようにしましょう。
思っていることを言葉にすると、その言葉はそのまま自分に返ってきます。すると責任が持てるようになり、良いプレッシャーにもなります。
「何でも良い」と言わないとか、何となくで賛成しないなど、些細なことから主張してみてください。
自分の意思を持って判断する癖をつければ、意見を主張することなんて難しくないですよ!
優柔不断をやめる
何かと決められない優柔不断な性格は、なかなか変えられないものです。
仮にAを選んでも、後々Bが良かったと後悔するのが、優柔不断な人の特徴です。
そんな優柔不断な性格を変えるには、次の3つのステップを押さえること。
優柔不断を変えるステップ
- 即決する(選ばない)
- 悔やまない(戻らない)
- 今を見る(過去を忘れる)
即決・納得・現実、この3つのキーワードを日頃から意識してみてください。
きっと優柔不断な性格を変える近道になりますよ。
嘘をつかず素直になる
もしも分からないことがあれば、嘘をつかずに話をよく聞くこと。
素直に自分をさらけ出した方が、100%人から信頼されます。
自分が知らないこと、できないこと、思いつかないことなんて山ほどあります。それなのに毎回「はいはい」と答える人はほんと嘘つきです。
本当の自分をさらけ出すと楽になるし、その方が人から愛されます。
芯のある人は、何でも素直に受け入れる柔軟な人ばかりですよ!
ブレない軸を持つ
芯のない人は、自分の中の信念や判断基準、ルールといった軸を持つこと。
それだけで周りに振り回されることが無くなり、迷いも少なくなります。
私は例え話をする時、自分や身の回りの人、環境などを軸にしていて、話の中身に信憑性を持たせるよう意識しています。
反対に知らないことは自分の軸には無いので、素直に聞いてその情報を吸収し、自分の中で噛み砕いて自分の言葉にします。
軸に捕まっていれば自分を見失うことはありません。あとはそこに肉付けするだけです。
自分軸の例
【生活習慣編】
- 21時以降は何も食べない
- 朝起きたら布団を30分干す
- 1日1冊本を読む
【仕事編】
- 集中している時は休憩を取らない
- 夕方は簡単な作業に専念する
- 土日は仕事をしない(メールも電話も)
何事も粘り強くなる
途中で投げ出さずに何事も粘り強くなると芯も強くなります。
それに、興味を持ったことに執着すると「こだわり」になり、それが軸となって物事を判断する力が身につきます。
反対に何のこだわりも無く、興味だけが泳ぐ人は芯の無い証拠です。「またなんか言ってるよ」と周りから冷めた目で見られるでしょう。
最初はやる気があっても、それが本気になることはなかなかありません。
たくさん粘って失敗を経験してこそ、良い結果が待っているものですよ。
感情をコントロールする
喜怒哀楽の激しい人は、自分を客観的に見て感情をコントロールしましょう。
感情任せにその時々で話す内容が変わると、どれが本心なのか相手は分からなくなります。
例えば飲みの席で話したことは、後に冷静に考えてみると、実現性のないただの理想論だったりします。
実際に録音して後から聞いてみれば分かりますが、熱く語った話は、ただの酔っぱらいの話です。
普段から感情に流されやすい人は、次のポイントを押さえるとコントロールしやすくなりますよ!
感情をコントロールする方法
- イライラを外から見る
- 自分にポジティブな言葉をかける
- 考え方に固執しない
- ドライになる
芯のある人になる7つのコツ
- コロコロと態度を変えない
- しっかりと意見を主張する
- 優柔不断をやめる
- 嘘をつかず弱みを見せる
- ブレない軸を持つ
- 何事も粘り強くなる
- 感情をコントロールする
芯を持つために気をつけておくこと
では最後に、自分の芯を持つために気をつけておくことをお伝えします。
前述したコツを掴むと「なんだ簡単じゃん」と思うかもしれません。しかし調子に乗って方向を誤ってしまう可能性があります。
だからこそ、芯のある人になるためには注意が必要です。
次に述べる6つの注意点も押さえてください。
芯を持つために気をつけておくこと
- 価値観を押し付けない
- 場の空気を読む
- 他人を見下さない
- 自分本位を抑える
- 意味のないプライドを持たない
- 一貫性を持つ
価値観を押し付けない
自分の考えはこうだと主張しても、相手にその価値観を押し付けてはいけません。
価値観の違いによって、人間関係がこじれてしまう可能性があります。
それに、一度こじれた関係性を修復するのは困難です。とても時間がかかるし、元に戻らないかもしれません。
仕事において「絶対残業をしない」という人がいれば、「キリのいいところで終わらせる」「今月は結果を出すまでやる」という人もいます。
価値観の違いは当たり前なので、主張で留めるようにしましょう。
周りの意見を柔軟に受け入れる
芯のある人は人の話をよく聞き、周りの意見を受け入れる柔軟性があります。
人とうまく付き合うには、互いに理解し合うことがとても重要で、立場の違いから話す内容が異なるのは普通のことです。
自分の軸があるからこそ他人の意見を尊重し、否定や軽蔑をせず、向き合う姿勢が大切なのです。
出鼻を挫いてくる人や、自分の言いたいことだけ言って終わる人がいます。
我が強いというのは芯の強さではないので、そこは履き違えないようにしましょう。
場の空気を読む
芯のある人は必要以上に話しません。
知識の無いこと、苦手な分野など、特にその話題に詳しい人がいる場では、身を引いて口を出すのを控えます。
仮にそこででしゃばって話してしまうと、話の流れを止めたり、話の筋から外れてしまい、場の空気を乱してしまいます。
知っているフリをし、深掘りされて何も言えなくなる人がいますが、素直に知らないことは知らないでいいのです。
「私には分からない」と言えるのが、芯の通っている人であることを示しているのです。
「"空気が読めず場の空気を壊す"職場の人とうまく付き合う6つの方法」では、空気の読めない人の特徴や対処法について解説していますよ。
他人を見下さない
他人を見下す人は、劣等感、嫉妬、不安を抱えていて、見下すことにより自分を優位に立たせようとします。
そうすることで自分の立場、価値、プライドが保たれているのです。
しかし当然ながら他人を見下す人のほとんどは嫌われます。
芯のある人は他人を見下したりしません。自分に自信を持っていて、他人を尊重し、そもそも人と比較する考えがありません。
「私には他人を見下す節がある」というのなら、まずは他人と比較するのをやめると良いですよ。
自分本位を抑える
自己中心的な性格である、またはそう言われるという人は、自分本位で考える気持ちを抑えましょう。
例えば何かアイデアが生まれた時は、自己判断で実行するのではなく、周りの意見を聞いてみること。
既にあるものだったり、実は大したアイデアじゃなかったり、聞いた人達の反応を見て考え直します。
しかし自己中心的な人ほど、他人の意見を素直に受け入れないものです。
その時に客観的に捉えて、冷静に分析し改善できる人ほど、芯の強さを発揮できるのではないでしょうか。
意味のないプライドを持たない
下手なプライドを持つのはやめましょう。
プライドが高いと弱音を吐くことができません。また、誰にも本音を話せず自分を苦しめてしまいます。
私は若い頃、かっこつけたり見栄を張っていました。しかしある時友人に「なんか正直言って魅力無いよね。」と痛いところを突かれたのです。
それをきっかけに嘘の自分に嫌気が刺し、意味のないプライドを捨てました。お陰で今の自分があります。
プライドを持たない方が自分らしくなり、自分に誇りを持てるようになりますよ。
「プライドが高い人の判断基準。彼らとうまく付き合うコツとは?」では、『自分ってプライドが高い人なの?』といった判断基準などを解説しています。
一貫性を持つ
芯のある人は、話すことや考えに一貫性を持っています。
反対に一貫性の無い人は次のような節があり、話の信憑性、説得力、人としての信用に欠けてしまいます。
一貫性の無い人
- つじつまが合わない
- 話が二転三転する
- 気分で変わる
これを解決するには、余計なことを話さないこと。
話下手の人は無理に話そうとせずに、要点を押さえて淡々と発せば伝わります。
また要点をまとめていくと1本の筋ができて、それが自分の軸となる考えになりますよ。
芯を持つために気をつけておくこと
- 価値観を押し付けない
- 場の空気を読む
- 他人を見下さない
- 自分本位を抑える
- 意味のないプライドを持たない
- 一貫性を持つ
芯のある人とは。まとめ
芯のない・ブレない人の特徴から、芯を持つコツや注意点をお伝えしました。
このマインドを持つことにより、身体を壊さなくなり、病に強い身体にもなります。
実際に私の祖母はとても芯の強い人で、余命3ヶ月の癌を克服しましたし、細い身体で何年も元気に生きていました。
私も芯のない弱いメンタルを克服したことで、風邪をひかなくなり、睡眠時間が短くても、すごく疲れた日でも耐えられる力が身についています。
自分のことを深く知り自分らしくなると、芯は太く、強い柱となって自分自身を支えられるようになります。
ここでお伝えしたことを何度も見返してもらえれば、きっと芯のある強い人になれるはずです。