この記事でわかること
- 思い込みが強い人の特徴
- 思い込みが強い性格の改善策
「思い込みが激しいんじゃない?と言われたことがある」
「思い込みが強い性格を直したい…」
思い込みが強いことを自覚している、または他人から指摘されて悩んではいないでしょうか
仕事をする上でもプライベートでも、思い込みが強いことはあまり良いことではありません
ここでは思い込みが強い人の特徴と共に、改善策についてお話ししていきます
ポイント
思い込みが強い人の特徴を知り、当てはまる場合は改善策を確認しましょう
目次
思い込みが強い人の特徴
まずは、思い込みが強い人とはどのような人なのか?特徴を見ていきます
自覚していないことがほとんどなので、自分に当てはまる項目があるか、注意して確認しましょう
思い込みが強い人の特徴
- 視野が狭く自分の主観でしか物事を見られない
- 自分の考えが正しいと思い、指摘されるとひどく落ち込む
- 物事を自分の都合の良い方に考える
- 自分は不幸だと思い、辛いアピールをする
- 自分と違う意見があると批判されていると捉える
- プライドが高く他人を信用しない
- 人の話に耳を傾けない
視野が狭く自分の主観でしか物事を見られない
1つ目は、視野が狭く自分の主観でしか物事を見られないことです
自分が「こうしたい」という意思だけで判断してしまい、他人がどう思うのか考えられません
客観的に物事を見られる人と比べると、わがままで自己中心的な人だと思われてしまうでしょう
視野が狭いので仕事全体を見ることができず、部下が困っていても声をかけられるまで気付くことができません
また自分の知っていることが全てだと思い込んでいるため、新しい知識を取り入れようとしないのも特徴です
これではスキルアップすることができず、上司としても失格です
自分の考えが正しいと思い、指摘されるとひどく落ち込む
2つ目は、自分の考えが正しいと思い、指摘されるとひどく落ち込むことです
数ある選択肢の中から最良の方法を選ぶことができず、他人の意見を聞き入れることもしません
そして、自分の中で一番良い方法を選択をしたのにも関わらず、ミスしてしまい、指摘されてひどく落ち込んだり、投げやりになってしまいます
次に繋がるアドバイスだとしても、悲観的に受け入れて、「自分はダメな人間だ」と思ってしまうのです
物事を自分の都合の良い方に考える
3つ目は、物事を自分の都合の良い方に考えることです
以前同じような仕事をしてくれた同僚や部下が、今回もやってくれると勝手に思い、自分は何もせず、気付くと業務がストップしてしまうなんてことはないでしょうか
確認もせずに思い込みだけで仕事を進めていると、大きなトラブルに繋がってしまいます
実は以前は善意で手伝ってくれたのにも関わらず、今回やってくれなかったことに対して怒ったりすれば、人間関係の悪化も免れません
また頼ってくれる部下に対して、仕事をする上で必要だから話しているのに「きっと自分のことが好きなんだ」と思い込んでしまうケースもあります
それに加え男女間のトラブルともなると、周囲の人を巻き込むことにも繋がりますので、職場では特に注意が必要です
自分は不幸だと思い、辛いアピールをする
4つ目は、自分は不幸だと思い、辛いアピールをすることです
仕事やプライベートで少しでも嫌なことがあると、他人よりも辛い生活をしていると思い込み、どれだけ自分が不幸なのかを周りにアピールします
他の人も忙しかったり家庭での問題を抱えているはずなのに、そのことは全く考えることができないのです
私の元上司にも、毎日「おれは忙しい」「家では相手にしてもらえない」などと言ってくる人がいました
同じくらいこちらの忙しいのに、さらに他の不幸話までされては、こちらも士気が下がってやる気がなくなります
自分と違う意見があると批判されていると捉える
5つ目は、自分と違う意見があると批判されていると捉えることです
仕事をする上で、やり方や考え方などが複数出てくるのは当たり前のことです
それなのに、違う意見が出ただけで批判されたと捉えてしまうのは、視野が狭くて自分の考えが正しいと思い込んでるからでしょう
最悪の場合は、違う意見を言っただけで怒ったり、人格を否定してしまうこともあります
30代にもなってそんなことでは、同僚も部下も付いてくるはずがありませんね
プライドが高く他人を信用しない
6つ目は、プライドが高く他人を信用しないことです
これは、自分の意見が正しいと思い込んでいることにも関係がありますが、根拠のない持論を頑固に突き通すタイプに見られます
中には自分の道を進んでカリスマ性を発揮し、大きな成功を収める人もいます
しかし、他人を信用せずに仕事をしていると、周りの人は付いていきたいとは思いません
無駄なプライドは捨て、時には他人の意見を聞くことも必要です
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人の話に耳を傾けない
7つ目は、人の話に耳を傾けないことです
頑固で柔軟性が持てないため、他人が良かれと思ってアドバイスしてくれているのにも関わらず、聞き流してしまう傾向にあります
特に忙しい時や落ち込んでいる時は、自分の世界に入り込んでしまい、一切聞く耳も持ちません
困っていると思っているから声をかけてくれたのに、あなたが耳を傾けないことで、次回からは相手にされなくなります
同僚や部下からの話にも耳を傾けないため、チームとして上手く仕事をすることもできません
思い込みが強い人の特徴
- 視野が狭く自分の主観でしか物事を見られない
- 自分の考えが正しいと思い、指摘されるとひどく落ち込む
- 物事を自分の都合の良い方に考える
- 自分は不幸だと思い、辛いアピールをする
- 自分と違う意見があると批判されていると捉える
- プライドが高く他人を信用しない
- 人の話に耳を傾けない
思い込みの強い人に共通する7つの特徴を見てきましたが、思い当たる項目があった方もいるのではないでしょうか
ここからは少しでも自分を変え、職場で上手くやっていくための改善策をご紹介します
思い込みが強い性格の改善策
これまで当たり前と思ってきた思い込みの強い性格を、そう簡単には直すことはできないかもしれません
しかし、自分の意識次第でいくらでも変えることはできます
続いて5つの改善策をご紹介しますので、試しながら自分に合った方法を見つけましょう
思い込みが強い性格の改善策
- 自分が思い込みが強いということを自覚する
- 周囲の意見を聞き入れるよう意識する
- 家族や親しい友人に相談する
- 感情に流されないように気をつける
- 物事を客観的に、俯瞰して見る習慣をつける
自分が思い込みが強いということを自覚する
1つ目は、自分が思い込みが強いということを自覚することです
ほとんどの人が自分では気付かず、人からの指摘で気付かされることが多いでしょう
言われた時はショックを受けるかもしれませんが、自分の悪いところを改善する良い機会です
これからは常に自分が思い込みが強いという意識を持ち、行動する前に一度立ち止まって考える習慣を付けましょう
自覚することは性格を直すために、一番重要なポイントです
周囲の意見を聞き入れるよう意識する
2つ目は、周囲の意見を聞き入れるよう意識することです
思い込みが強い人は、自分の考えが正しいと考え、異なる意見は間違っていると批判してしまいます
しかし他人から見たら、あなたの考えは間違っていることがあり、非常識なこともあります
自分が思い込みが強い性格だと自覚できたら、周囲の意見を聞くことを意識しましょう
今まで聞いていなかった人が他人の意見を聞く姿勢を見せれば、部下達も変化に気付いて徐々に話をしてくれます
その後の判断は本人次第ですが、人間関係が上手くいくことを考えると、意見を取り入れる姿勢はとても重要なのです
家族や親しい友人に相談する
3つ目は、家族や親しい友人に相談することです
思い込みが強い人はプライドが高く、人の話に耳を傾けないという特徴がありますが、自覚してからは直さなければいけません
独りで悩んでいても解決しないので、変なプライドは捨てて自分の弱さを晒け出しましょう
他人を信用できない性格で相談するのは難しいことですが、家族や親しい友人であれば心を開けるはずです
この時はアドバイスをしっかりと受け入れ、反論するようなことはしてはいけません
感情に流されないように気をつける
4つ目は、感情に流されないように気をつけることです
仕事では常に成果を求められているのに、思い込みが強い人は、つい自分の感情を優先してしまう傾向にあります
例えば、自分の苦手な仕事でやりたくない、性格の合わない相手との打ち合わせは避けたいなど、感情に流されていては成長できません
なので、「自分が感じたことはあくまでも感情で事実ではない」と頭に入れておきましょう
全て行動の前に一度考える癖がつくので、少しずつ思い込みが強い性格も改善されていくはずです
物事を客観的、俯瞰してに見る習慣をつける
5つ目は、物事を客観的に、俯瞰して見る習慣をつけることです
思い込みが強い人は視野が狭く、自分の主観でしか物事を見ることができません
しかし少し視点を変えて考えると視野が広がり、冷静に物事を判断できるようになります
例えば、部下がミスをしてしまった時には、1つのことを責めるのではなく、何か良いところはなかったか?と探ってみましょう
逆に自分が仕事で成果を出した時には、結果だけを見て喜ぶのではなく、今後どのようにすれば同じように成功するのかを考えます
何事も自分を客観的に見る習慣をつけることで、少しずつ性格は改善されていきます
思い込みが強い性格の改善策
- 自分が思い込みが強いということを自覚する
- 周囲の意見を聞き入れるよう意識する
- 家族や親しい友人に相談する
- 感情に流されないように気をつける
- 物事を客観的に、俯瞰して見る習慣をつける
以上、思い込みが強い人の特徴とその改善策をお話ししました
30年も付き合ってきた性格を急に変えるのは難しいですが、仕事をする上で支障をきたすのであれば変えなければいけません
少しずつでもいいので意識を変え、思い込みが強い性格を改善していきましょう