この記事でわかること
- 人間関係を割り切るのはアリ?
- 割り切るのって何だか怖い…
- そもそも割り切ってメリットはあるの?
ここでは、このような疑問を持つ方の悩みを解決します。
これからお伝えする、「人間関係を割り切ることができる人、割り切って得られるメリット」を理解すると、人間関係に悩まされる機会がグッと減ります。
なぜかと言うと、私自身が人間関係を割り切るようになってから、仕事で成果を上げられるようになり、働くことが苦と感じなくなったからです。
「仕事は仕事」と人間関係をスパッと割り切ると、おもしろいほど人生が楽しくなりますよ。
目次
人間関係を割り切っている人の特徴
人間関係を割り切るのは、決してネガティブなことではありません。
むしろ下手に人間関係を構築する方が、後々めんどくさくなったり、居心地の悪いグループから抜け出せなくなってしまうリスクがあります。
では、仕事で人間関係を割り切っている人にはどのような特徴があるか?をここでお伝えしていきます。
人間関係を割り切っている人の特徴
- メリハリがあり、切り替えが早い
- 他人の評価は気にしない
- メンタルが強い
- 人と適度な距離感を持つ
- 感情を持ち込まない
- 仕事に対する意識が高い
メリハリがあり、切り替えが早い
「仕事は仕事」と割り切っている人は、ダラダラと仕事をすることが嫌いで、メリハリを持って行動しています。
またミスをしたり嫌なことがあった時でも、「サッサと切り替えて仕事を回す」という能力に長けています。
例えばトラブルが起きた時に、「どうしよう…」と落ち込んでしまいがちですが、割り切っている人は素早く解決策を見出します。
- 「怒られる時は怒られるさ!」
- 「ダメな時はダメなんだ!」
こんな風に構えているので、トラブルが起きた時は他の仕事に影響が出ないように取り組む姿勢を持っているのです。
他人の評価は気にしない
人間関係を割り切る人は、周りからどう見られているか、評価されているかなど興味がありません。
ただ仕事において結果を出すことに専念しています。
多くの人は評価を求めますが、このタイプは自分と戦い、向上心を高める傾向があります。
噂や陰口を嫌う節があり、余計なコミュニケーションを避け、必要の無い情報はシャットアウトします。
メンタルが強い
仕事を割り切っている人は、自分の信念を持っているため、簡単には人の意見に流されません。
メンタルが強く、トラブルが起きても動じず的確な対処をします。
「〇〇なことがあったのですけど…」
「取引先がこう言っているのですが…」
などと相談を受けても、どこに問題があるか突き詰め、正しい答えを導き出します。
人からの情報よりも事実を解明することが専決なのです。
人と適度な距離感を持つ
付き合いが長いほど情が生まれてしまいます。
その気持ちが強いと仕事に対して”ひいき”してしまい、正しい判断ができなくなります。
しかし割り切っている人は、状況によって態度を変えたり、変に肩を持つようなことはしません。
繋がりが深くなるとその意識は強くなり、初心に返ることを忘れず、一定の距離を保つようにしています。
感情を持ち込まない
割り切っている人は余計な感情を持ち込んだりしません。
その日の気分やコンディションによって発言が変わってしまうと、言葉に重みが無くなり、信頼性も欠けてしまいます。
例えば「前に言っていたことが違う」人と、「言った通りのことを実行している」人では、後者の方が信頼できますよね。
割り切った性格は冷たく感じるかもしれません。
しかし感情的にならず常に言動が伴っている方が、人間関係にムラが無くなります。
詳しくは、芯が無い、ブレやすい人の特徴。自分の軸を持つコツと注意すべき点で解説していますよ!
仕事に対する意識が高い
1つの仕事に執着すると、結果を出せなかった時のダメージが大きくなってしまいます。
反対に仕事をたくさん抱えると、仕事を回す「スピード」と「実行力」が必要となるので、執着している暇なんてないのです。
そしてその場で判断できる力を持つ人は、「頼もしい」と周りから期待されます。
相手の期待に応える、そのためにクイックに反応する。
仕事に対する意識が高い人ほど、完璧を求めずに固執しない性格を持っています。
人間関係を割り切ると得られるメリット
人間関係を割り切ることで得られるメリットはたくさんあります。
なぜかと言うと、誰かに依存する人よりも自分の人生を歩むことができるからです。
実は私も若い頃、特定の人に依存しながら仕事をしていました。
「情が熱い」という言葉に惑わされ、自分の思い通りにいかないと不満をもらす情けない奴だったのです。
後ほど述べますが、人間関係を割り切ることでストレスを感じたり落ち込む機会が無くなります。
実際に割り切るとなるとどのようなメリットがあるのか?続けてお伝えしていきます。
ストレスが溜まらない
人間関係を割り切るとストレスが溜まらなくなります。
なぜなら「仕事は仕事」と割り切ると、定時と共に仕事のスイッチが切れるので、家に仕事を持ち込まずに済むからです。
「土日も仕事のことを考えてしまう」「自宅でも仕事をする」人は、仕事に依存していることからストレスを抱えてしまいます。
私も休みの日に仕事のことを考えてしまい、いつも月曜日が憂鬱でたまらなかったのですが、「職場は仕事をする所」と見方を変えてから大分ストレスが軽くなりました。
職場、仕事に関わる人をこのような視点で捉えると、良い意味で割り切れるようになります。
余計な人間関係を作らない
割り切って仕事をすると、余計な人間関係を作らなくて済みます。
ゼロにする必要はありませんが、特定の人と付き合ったり優先順位をつけると時間も取られなくなります。
若い頃はよく仕事終わりに飲みに行き、毎朝最悪のコンディションで仕事をしていました。
体調が良くない分、当然ながら仕事は捗らないし、「付き合いって疲れる…」と少しめんどくさくも感じたものです。
顔が広い人ほど交流が多くなります。人間関係は自分が管理できる範囲内に留めないと、時間をどんどん奪われてしまいますよ。
集中力とスピードが上がる
人間関係を割り切ると、集中力が高まり仕事のスピードがグンと上がります。
特に午前中は集中力が高まるゴールデンタイムなので、朝から雑談をしたり長話をするのはよくありません。
なぜなら会話が盛り上がればその場から離れにくくなり、大事な仕事を後回しにしてしまうからです。
仕事はダラダラ遅くまで働くのではなく、短時間で効率よく生産性を上げることが求められます。
もしも人間関係によって仕事に支障が出てしまうなら、割り切る必要性は十分あります。
下手に落ち込まなくて済む
「周りと比べてしまう」「劣等感を感じる」という人は、人間関係を割り切ると下手に落ち込まなくて済みます。
なぜかと言うと、落ち込む人との接点を減らせば、必然的にその相手を意識する機会が減るからです。
比べてしまう対象
- 毎年海外旅行に行っている人
- 自分以外は結婚しているグループ
- いつも売上を達成している人
勿論、切るに切れない関係性の人もいますので、その場合は距離を置いてうまく付き合うようにしましょう。
自分の時間を手に入れられる
本記事で最もお伝えしたいのが、自分の時間を手に入れられるという大きなメリットです。
仕事や職場の人間関係を割り切り、時間を手に入れると次のようなメリットを得られます。
- スピード感が増す
- 仕事に集中できる
- スケジュール管理をしやすくなる
- プライベートが充実できる
例えば、「このタスクは10分」「書類作成は1時間」と、業務のひとつひとつに〆切を設けると仕事が早く済むようになります。
はじめは思い通りに仕事ができないかもしれません。ですが慣れると「10分が5分」「1時間が40分」と、処理をするスピードが目に見えて分かるようになります。
就労時間の終わりには、翌日以降のスケジュールを立てられる。帰宅後にすることや、帰り際の買い物なども考えられるので、スッキリとした気分で帰れますよ。
アイデアが生まれやすくなる
また、自分の時間を手に入れるとアイデアが生まれやすくなります。
気持ちに余裕が生まれるとリラックスした状態が保てますよね。
すると仕事に対する改善点、今後の展望、変革やチャレンジなどが多角的に考えられます。
仕事に集中し処理能力を高めることで、効率化や生産性を意識するようにもなりますよ。
人生設計ができる
仕事の人間関係を割り切ることで、自分と向き合える時間が増え、将来について深く考えることができます。
- お金を目的として働いているのか?
- それともやりがいを感じて働いているのか?
人間関係によるストレスを軽減すると、自分が仕事に対してどのような目的を持っているのかが明確になります。
仕事がうまくいけば家族との大切な時間も築けます。だからこそ、余計な人間関係に時間をかける必要はありません。
人間関係を割り切るデメリット
「でも、本当に人間関係を割り切って大丈夫なの?」と感じる人もいるかと思います。
しかしそれは、割り切ることに不安を抱いているからです。
実際に人間関係を割り切ることで受けるデメリットはあります。
ここでは人間関係を割り切るデメリットについてお伝えしていきますね。
人間関係を割り切るデメリット
- 時折寂しさを感じる
- 疎外感を抱く
- 情報が途絶える
時折寂しさを感じる
人間関係を割り切ると時折寂しさを感じます。
なぜなら人と接する機会が減ったり、用途のみやり取りする間柄になると、1人でいる時間が増えるからです。
例えば、以前はたわいも無い話をしていたのに、仕事だけの付き合いになれば会話が弾まなくなります。
会話をする機会が減れば、自然と1人でいる時間が長くなるので、寂しく感じてしまうのです。
そのため「人間関係を割り切る=接点を無くす」とせずに、割り切る対象を選んでうまく付き合うようにしましょう。
疎外感を抱く
1人でいる時間が増えると疎外感を抱くようになります。
これはその環境に慣れていないだけであって、思い込みによる感情でしかありません。
私は人間関係がめんどくさくなって、「もういいや」と全て投げ出したことがあります。
黙々と仕事をして帰る。そんな生活を続けているうちに、「何か違う…」と自分の居場所に不安を感じてしまいました。
過去の私のように、極端に割り切ってしまうと疎外感を抱いてしまいます。
「どの部分で割り切るのか?」を考えてた上で行動するとうまくいきます。
情報が途絶える
人間関係を割り切ると、社内の情報や連絡網が途絶えてしまいます。
人と接する機会が減り、何でも耳にしていた頃より一定量の情報が得られなくなるのです。
そのため不安に感じるかもしれません。しかし慣れると、
- 必要のない情報まで得ていた。
- 多くの時間を取られていた。
このようなことに気付かされます。
よく「知らないんだけど」「聞いてないよ」と言う人がいますが、自ら必要なことを確認すれば良いだけ。
それに「知らぬが仏」もありますよ。
人間関係を割り切るのは悪いことではありません!
繰り返しになりますが、人間関係を割り切るのは、決してネガティブなことではありません!
むしろ自分の時間を手に入れるための最善策。
自分の時間を手に入れて得られるのは以下の通りです。
- スピード感が増す
- 仕事に集中できる
- スケジュール管理をしやすくなる
- プライベートが充実できる
人間関係を割り切ることでストレスを感じたり落ち込む機会も減るので、もっと自分のことを大事に考えてみてくださいね。