この記事でわかること
- 同僚を嫌いになってしまう理由
- 嫌いな同僚がいる時の対処法
- 同僚が嫌いでもやってはいけないNGな行動
「同僚が嫌いで仕事に行きたくない…」
「顔を見るのも嫌だけど、仕事は辞めたくないしどうしよう…」
どの職場にも、1人くらいは苦手な同僚がいるのではないでしょうか
気にしなければいいとわかってはいるものの、そう簡単にはいかないのも事実です
しかし、イライラしたりストレスで仕事が上手くいかないからと、すぐに仕事を辞めるのは違います
今回は、嫌いな同僚がいる時の対処法と、やってはいけないNGな行動についてお話していきます
ポイント
嫌いな同僚との付き合い方を知り、職場でのストレスを減らしましょう
目次
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同僚が嫌いな理由を考える
まずはどうして同僚が嫌いなのか、その理由を探ってみましょう
好き嫌いで人を判断するのは社会人として間違いです
まずは「嫌いという感情」を整理することで、今後の対処法が変わっていきます
同僚が嫌いな理由を考える
- 性格が合わない
- 仕事の邪魔をされる
- 過去にトラブルがあった
- 利害の対立
- 周囲から比較される
性格が合わない
1つ目は、性格が合わないことです
性格が合わないのは、価値観の違いから生まれます
テンション、時間に対する感覚、仕事への向き合い方など様々です
自分が何かされたわけではなく、なんとなく嫌いという場合もあり、改善しようとしても上手くいかないことも事実です
職場に限らず性格の合わない人はいると思います
プライベートは関わらないという選択ができるものの、仕事となるとそうはいきません
私にも嫌いな同僚が1人いましたが、毎日顔を合わせるのが憂鬱でした
仕事の邪魔をされる
2つ目は、仕事の邪魔をされることです
雑談好きで仕事中に話しかけてきて集中できない、意見が対立して話が進まないなどパターンは色々ありますよね
また悪気がなくても、純粋に仕事ができなくて邪魔になるというケースもあります
同僚に迷惑をかけているのにも関わらず悪びれた様子も見せない、いつもヘラヘラしているとなると嫌いになるのも当然でしょう
会社の不利益にもなるので、職場で他の人からも嫌われている可能性もあります
過去にトラブルがあった
3つ目は、その人と過去にトラブルがあったからです
入社当時は仲良くしていたとしても、30代までの10年で関係がこじれるケースはよくあります
仕事上での言い合いやミスの押し付け合い、さらには近過ぎたからこそ起きてしまったプライベートでのトラブルなど、原因は考えられます
同僚だからといって仲良くし過ぎると、何かあった時に仕事がしにくくなってしまいます
適度な距離を保ちながら良好な関係を築けていれば、トラブルに巻き込まれることも少なくて済むのです
利害の対立
4つ目は、利害の対立にあることです
例えば営業職であれば、常にどちらが契約を取れたのか競い合う関係になる
また職種問わず、少ない出世枠をかけて争ってしまうなど、対立関係になってしまうことです
お互いにライバルとして切磋琢磨できる関係は理想ですが、実際に利害関係で対立した場合には仲良くできず、嫌いになってしまうのも納得できます
中には相手を蹴落とそうとして、嫌なことをしてくる同僚もいるでしょう
お金や地位がかかってくると、ドラマのような「良きライバル」などと綺麗事は言っていられないのです
周囲から比較される
5つ目は、周囲から比較されることです
利害の対立と似ていますが、周囲からの目により、無理やりライバル関係にさせられてしまうことで、本人の意思に反して対立してしまうパターン
仲の良い間柄なのに、周りから「同僚の方が成績優秀だから負けるなよ」「あいつに先越されてるぞ」などと言われ、自然と嫌いになってしまいます
反対にあなたが優秀だとして同僚が周りから低評価を受けていたら、嫉妬されて憎まれてしまうでしょう
周囲はライバル視させて、どちらにも成長して欲しいと思っているのかもしれませんが、当事者からすれば迷惑でしかありません
あまりにも比較される機会が多いと、お互いに働きにくい職場になってしまいますね
同僚が嫌いな理由を考える
- 性格が合わない
- 仕事の邪魔をされる
- 過去にトラブルがあった
- 利害の対立
- 周囲から比較される
なぜ同僚のことが嫌いなのか、その理由として当てはまるものはありましたか?
理由がわかったら、あとはそれに合った対処法で改善していきましょう
嫌いな同僚がいる時の対処法
ここからは嫌いな同僚がいる時の対処法を「6つ」ご紹介していきます
自分が置かれている状況に合わせ、なるべく穏便に解決できそうな方法を選びましょう
嫌いな同僚がいる時の対処法
- 仕事だけの関係だと割り切る
- 嫌いな気持ちを伝えてしまう
- 嫌がらせを受けているなら証拠を集める
- 気の合う同僚・部下との時間を大切にする
- 異動願いを出す
- 退職・転職を考える
仕事だけの関係だと割り切る
1つ目は、仕事だけの関係だと割り切ることです
仕事では全く関わらないわけにはいきませんが、雑談をしたりプライベートでも関わる必要はありません
そもそも会社は学校とは違い「みんなで仲良くしましょう」といった決まりもありませんし、仕事をするために集まっている場所です
ギスギスした関係で良いというわけではありませんが、無理に仲良くする必要はなく、最低限の会話ができれば十分だと考えましょう
話しかけられたのに無視をするのはスムーズに仕事が進まないし、周りからの印象も悪くなってしまいます
仕事のことは真面目に対応する、自分からは無駄に話しかけないなど、姿勢を考えてみてください
解決ポイント
- 仕事の話はしっかりと対応する
- 雑談時は相槌を打つ程度にする
嫌いな気持ちを伝えてしまう
2つ目は、嫌いな気持ちを伝えてしまうことです
これは、同僚が自分に嫌われていることに気付いていない場合、自然に悟らせるということです
面と向かって「あなたが嫌いです」と言ってしまっては、ただギクシャクした関係になるだけですので、それとなく態度で示す程度が良いです
例えば、会話する時に目を合わせないようにする、自分から話しかけないなど、繰り返すことでいつかは気付いてくれるはずです
嫌われていると知って、わざわざ寄ってくる人はいません
ただし相手によっては嫌われていることを分かった上で、嫌がらせを目的に近づいてくる場合もあるので注意が必要です
解決ポイント
- それとなく態度で嫌いなことを悟らせる
- 相手の性格を見極めてから行動する
嫌がらせを受けているなら証拠を集める
3つ目は、嫌がらせを受けているなら証拠を集めることです
言葉で攻撃されているなら、メモを取ったりボイスレコーダーなどを使って、言われたことを記録しておきましょう
自分以外の同僚でも被害者がいるのであれば、互いに協力してたくさんの証拠を集め、信憑性を高めることも重要です
SNSに自分だと分かるように投稿されていたり、メッセージのやりとりで嫌がらせをされている場合には、スクリーンショットをするなどして保存しておきましょう
嫌がらせを受けていることを証明するには、誰もが納得できる証拠の提示が必要です
ただただ上層部に相談し、仮に認められなかった時にはあなたが不利になってしまいます
それに話が大きくなって社内に周知された時、悪くないはずのあなたに火が飛んできます
自分の居場所を無くしてしまわないよう、やり過ぎない程度に事を運びましょう
解決ポイント
- 誰が見ても嫌がらせを受けていたことが分かる証拠を用意する
- 上に相談する場合は慎重に
気の合う同僚・部下との時間を大切にする
4つ目は、気の合う同僚・部下との時間を大切にすることです
嫌いな同僚の行動を気にしていたら、それだけでストレスが溜まってしまいます
なのでそんなことより、気の合う同僚や部下と過ごす時間を増やして、嫌なことから気を逸らすようにします
楽しい時間が増えれば、嫌いな同僚のことを考える時間は自然と減っていきます
ただ、気の合う同僚や部下に対して、嫌いな同僚に対するネガティブな発言をするのは避けてください
悪口が相手を不快な気持ちを持たせたり、嫌いな同僚を思い出すことにもなります
新たな不仲が生まれてしまうかもしれないので、くれぐれも注意してください
解決ポイント
- 気の合う同僚や部下との時間で気を紛らわす
- 嫌いな同僚の悪口は絶対に言わない
異動願いを出す
5つ目は、異動願いを出すことです
どうしても我慢できずに退職や転職が頭をよぎるかもしれませんが、まずは社内に残って解決できないかを考えましょう
嫌いな人のために、これまで積み上げてきた信頼、経験、スキルを捨ててしまってはもったいないです
まずは上司に相談し、同僚と仕事ができないことを打ち明けましょう
会社や仕事に対する不満はないことをしっかりと伝えた上で、
「同僚との関係が上手くいかず悩んでいます。退職も考えましたが、できれば辞めたくないので異動させてもらいたいです」
と、まずは相談してみてください
会社としてもあなたが必要であれば、しっかりと対策を考えてくれるはずです
解決ポイント
- 人間関係の悩みをまずは共有する
- 異動先でも同じように嫌いな人ができるリスクを考えておく
退職・転職を考える
6つ目は、退職・転職を考えることです
いろいろな対処法を試し、最終手段として異動願いを出しても解決しないのであれば、退職、転職を考えましょう
会社に留まっていても、今後のあなたにプラスになることはありません
一度は辞めたいと思っていたのですから、思い切って行動に移しましょう
ただし会社によっては、人間関係を理由に退職することを良く思わない場合があるので、先に転職先を見つけておくのがおすすめです
実際私も、上司が嫌いで会社を辞めると伝えた時、すぐには退職を認めてもらえず、半年間の休職期間を与えられた経験があります
中には同業他社に圧力をかけたり、良くない噂を流されることもあるので注意が必要です
解決ポイント
- 先に転職先を見つけておく
- 他の社員とは関係が悪化しないよう、円満に退社する
嫌いな同僚がいる時の対処法
- 仕事だけの関係だと割り切る
- 嫌いな気持ちを伝えてしまう
- 嫌がらせを受けているなら証拠を集める
- 気の合う同僚・部下との時間を大切にする
- 異動願いを出す
- 退職・転職を考える
以上、嫌いな同僚がいる時の対処法を6つお話ししました
どうしても無理なのであれば最終的には辞めるしかありませんが、その前に解決できないか試してから行動しましょう
同僚が嫌いでもやってはいけないNGな行動
最後は、同僚が嫌いでもやってはいけないNGな行動についてのお話です
いくら相手が悪くても、場合によってはあなたも同等に、それ以上の悪者になってしまいます
「このまま黙ってられない」という気持ちはあるかもしれません
しかし、結果としてプラスにはならないので、いくつかそのような行動をここで挙げていきます
やってはいけないNGな行動
- 挨拶もせずに無視をする
- 愚痴や悪口を言う
- 嫌がらせをする
- 仲間を作って集団で対立する
- 良いところを認めない
挨拶もせずに無視をする
1つ目は、挨拶もせずに無視をすることです
どうしても無理な相手とは、挨拶もしたくない気持ちは分かります
私も同じ空間にいるだけで嫌気がさし、上司に頼んで一緒に仕事をすることを断ったこともありました
しかし挨拶をしないことは最低限のマナーも守れない人間、職場の空気まで悪くなってしまいます
また無視をすることで仕事が滞れば、周囲に迷惑をかけてしまい、あなたの評価も下がります
いくら同僚が嫌いでも、周囲に気を遣わせないように振る舞うのが社会人として当たり前の行動です
愚痴や悪口を言う
2つ目は、愚痴や悪口を言うことです
同僚のせいでストレスが溜まり、嫌いなもの同士で愚痴や悪口を言い合えばスッキリするのも分かります
しかしそのせいでさらに嫌いだという気持ちが強くなり、余計にストレスが溜まるようになってしまいます
また、悪口や愚痴を言っている姿を他の社員に見られてしまえば、当然あなたの評価は下がりますし、一緒にいる仲間にも悪印象を与えることになります
直接言わなくても、誰のことなのか特定できるような書き方でSNSに投稿するのもいけません
フォロワーに社員がいなくても、いつかは辿り着いてバレてしまう可能性だってあります
結果的に自分に跳ね返ってくるものだと思って、愚痴や悪口は控えてください
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嫌がらせをする
3つ目は、嫌がらせをすることです
いくら同僚のことが嫌いでも、あなたが嫌われる必要はありません
また嫌がらせを受けていたとして、同じことを仕返すようでは、周囲からは同じレベルの人間として見られてしまいます
一時的にストレス発散にはなるかもしれません
しかし評価は下がり、後々後悔することになりますから、何一つメリットはないですよ
仲間を作って集団で対立する
4つ目は、仲間を作って集団で対立することです
あなたが嫌っている同僚のことを、同じように嫌っている社員が他にもいるかもしれません
その仲間で集まって共感を得たり、時には悪口を言いたくなる時もあるでしょう
しかし相手が1人でこちらが集団となると、周りから見ればいじめているように映ります
いくら同僚が悪くて嫌われていたとしても、他の社員にはあなた達が悪者だと認識されてしまうのです
それによって嫌いな同僚が仕事を休んでしまったり辞めてしまったとなれば、会社にも迷惑をかけることになります
気の合う仲間を作るのは悪いことではありませんが、集団で1人を攻撃することだけはやってはいけません
良いところを認めない
5つ目は、良いところを認めないことです
嫌いなところが1つでも見つかるとそこにしか目がいかず、その同僚の全てが嫌いになってしまうこともあるでしょう
しかし、一部だけを見てその人の全てを判断するのはいけません
誰にでも良いところは必ずあります
あなたには嫌な態度を取っていたとしても、クライアントからは信用されていたり、対応が良いかもしれません
良いところを知ったところで好きにはなれないかもしれませんが、素直に認めることは大切です
ネガティブな見方だけで同僚を捉えるのではなく、良いところを探すことにより、あなたも成長できるはずです
やってはいけないNGな行動
- 挨拶もせずに無視をする
- 愚痴や悪口を言う
- 嫌がらせをする
- 仲間を作って集団で対立する
- 良いところを認めない
今回は嫌いな同僚がいる時の対処法と、やってはいけないNGな行動についてお話ししました
自分に不利益をもたらさず、穏便に解決する方法は探せばいくらでもあります
負の連鎖が起こらないよう、幸せになれる改善策を見つけてみましょう