こんな人におすすめの記事
- 「なぜか焦って早く喋ってしまう。」
- 「会話がうまく噛み合わない。」
- 「会話中にストレス、不安を感じる。」
- 「会話のやり取りがうまくなりたい!」
こんなことに悩まされていませんか?
本記事では以下のことを実現できるような記事を書いています。
実現できること
- 会話のキャッチボールができる
- コミュニケーションが深まる
- 親密な関係が築ける
まず、「会話のキャッチボールをすると得られるメリット」について、
その後に続いて、「キャッチボールをするコツや方法」を解説します。
目次
会話のキャッチボールとは?
会話のキャッチボールとは、お互いが積極的に、交互に話すことです。
この表現は、野球のキャッチボールに例えており、
相手がボールを投げてくれたら、自分も返球するように、相手が話した後、自分の考えや意見を述べる。
という、お互いにバトンを渡し合いながら進めていく、円滑なコミュニケーションを指します。
ほかには、「会話のラリー」といった表現もされます。
会話のキャッチボールをするメリット
会話のキャッチボールをすることには、様々なメリットがあります。
冒頭で述べた、
- 焦って早く喋ってしまう。
- 会話がうまく噛み合わない。
- 会話中にストレスや不安を感じる。
- 沈黙して気まずい空気になる。
といった問題が解決できます。
メリットには次の5つが挙げられます。
会話のキャッチボールをするメリット
- 自己表現力が身につく
- 誤解や勘違いを防ぐことができる
- 自信や自己肯定感が高まる
- 人脈が広がる
- 交渉力が向上する
自己表現力が身につく
会話のキャッチボールがうまい人は、自己表現力があります。
自己表現力とは会話の中で、
- 自分の考えや伝えたいことを言葉にする。
- 抱いている感情を、表情や身振り手振りを使って表す。
ことを指します。
会話のキャッチボールをすると、「自分自身の考えを言葉に変え、相手に伝えるために整理する」というプロセスが生まれます。
そのため、自分の思考を構造化するためのスキルが磨かれ、自己表現力が向上するのです。
誤解や勘違いを防ぐことができる
会話のキャッチボールをすることで、コミュニケーションが円滑になり、誤解や勘違いを防ぐことができます。
人は常に自分の考えや感情があります。残念ながらただ思っているだけでは何も伝わりません。
でも、会話を通じて相手に自分の考えを説明することで、誤解や勘違いを防ぐことができます。
近年のテレワークの普及により、コミュニケーションツールを利用する人は増えています。
しかし、テキストやメールだけでコミュニケーションを取ると、「相手の表情やトーンが見えず、誤解や勘違いが生じてしまう」というデメリットをよく耳にします。
また、その場合に、その後のコミュニケーションに影響を与える可能性があります。
例えば、会議での誤解が原因でプロジェクトの進行に遅れが生じた場合、その遅れを取り戻すために余計な時間や労力を費やすことになります。
このような事態を避けるためにも、会話のキャッチボールは重要です。
これにより、コミュニケーションが円滑になり、仕事やプライベートなどあらゆる場面での問題解決や効率的な意思決定に繋がると言えます。
自信や自己肯定感が上がる
コミュニケーション能力は、自己表現力や相手を理解する能力が求められます。
そのため、自分自身に対する自信や自己肯定感にも影響を与えるのです。
会話のキャッチボールの中で、自分の意見を積極的に表現し、
- 「おー、なるほど!」
- 「それはすごいね!」
と認められると、自己肯定感が高まります。
これは、相手とのコミュニケーションを通じて自分自身の存在価値を確認し、自信を持つことができるからです。
さらに、自分の考えを言葉にすることで、自分自身にもより深い理解ができるようになります。
このような効果は、ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも実感できます。
家に帰って母親に対し、学校で得た知識や出来事を話した時、
「あらそうなの?すごいね!がんばったね!」
と言われて、嬉しい気持ちになった記憶はないでしょうか。
人脈が広がる
会話のキャッチボールをすることによって、コミュニケーション能力が向上し、人脈が広がるメリットがあります。
なぜなら人脈は、ビジネスやプライベート面で大きなアドバンテージとなるからです。
会話のキャッチボールをすると、コミュニケーション能力が身につきます。
その力があれば、あらゆる場面で人との接点が増え、人脈を広げることに繋がります。
仕事において広い人脈を持っていることで、仕事を得られたり、協力してくれる人が現れます。
私自身も、会話のキャッチボールをすることで、トーク力が身についたと感じています。
以前は、人前で話すのが苦手で、うまく伝えられないことが多かったのですが、積極的にコミュニケーションを取って、徐々に人脈が広がりました。
ただ、能力は人それぞれなので、私のようにあまり得意としていない人は、「人脈の広い人と繋がる」ことも意識してみてください。
交渉力が向上する
会話のキャッチボールは、交渉力が向上します。
その理由は、キャッチボールをすることで、相手の話を理解し、相手の意見や立場を尊重することができるからです。
こうすることで、双方の利益を考慮した上での妥協点を見出すことができるようになり、交渉力が向上すると言えます。
交渉において、相手の気持ちや要望を理解するのはとても重要です。
会話のキャッチボールにより、相手とのコミュニケーションが円滑になり、それらが可能になります。
また、相手の話を聞くことで、「何を望んでいるのか?」が分かり、提案力も養われます。
これらの要素が、交渉において非常に重要で、会話のキャッチボールによって向上すると言えます。
会話のキャッチボールをするコツ
会話のキャッチボールをするには、話をよく聞く、互いの共通点を見つけるなどのコツが要ります。
また、会話をスムーズにするために「相手との距離感」「間」「タイミング」なども大事です。
上手くできるようになると、ビジネスシーンやプライベートでもメリットしかありません。
ここでは、会話のキャッチボールをするコツをいくつかご紹介します。
会話のキャッチボールをするコツ
- 相手の立場に寄り添う
- 会話中に相手の名前を呼ぶ
- 感情表現を工夫する
- 会話のテンポを合わせる
- 声のトーンや反応を変える
- 聞き手にフォーカスする
- ユーモアを交える
- 様々な人と話す機会を増やす
相手の立場に寄り添う
会話のキャッチボールをする際には、相手に対して積極的に関心を示すことが重要です。
そうすることで、相手の心の内を引き出し、会話の質を向上させることができます。
もしも相手が悩みや問題を抱えている場合、すぐに答えを出そうとするのではなく、まず相手の気持ちに共感します。
すると、相手の心理的負荷を軽減することができるのです。
心理学的にも、相手との共感や理解がコミュニケーションの質を高め、ストレスや不安を軽減すると言われています。
したがって、会話のキャッチボールをするためには、相手の立場に寄り添うことは欠かせません。
相手の気持ちや立場を理解し、共感することで、相手との信頼関係を築き、より良好なコミュニケーションを実現することができます。
会話中に相手の名前を呼ぶ
会話のキャッチボールをする際には、会話中に相手の名前を呼ぶことが効果的です。
相手の名前を呼ぶことで、相手との関係性を深め、あなたの印象をより強く残すことができます。
どのような場面で効果的かと言うと、以下が挙げられます。
- 初対面で話す機会に
- 相手との関係をより深めたい時に
- 相手の注意を引きたい場合に
また、相手の名前を呼ぶ際には、相手の名前を言い間違えないようにすること。
相手を嫌な気持ちにさせたら、キャッチボールの意味なんてゼロです。
※補足:カーネギー氏の「人を動かす」や斎藤勇氏の「ズルい言い換え事典」でも、名前を呼ぶことの重要性に触れています。
詳しく知りたい方は読んでみてください。
感情表現を工夫する
会話において、感情表現を工夫することは、よりスムーズかつ効果的なコミュニケーションを実現するために必要です。
なぜかと言うと、感情表現が不十分だと、相手に自分の気持ちが伝わらず、また、相手が自分の意図を理解できなくなるからです。
また、相手と共感が得られなかったり、信頼関係を築くことができなくもなります。
ビジネスシーンにおいて、感情表現が不十分だと、話が通じず、思い通りに交渉が進みません。
極論ですが、無表情で淡々と商品を勧められても、「欲しい」という感情は芽生えません。
むしろ、『本当にお勧めなの?』と疑惑の感情が生まれてしまいます。
このように感情表現が不十分であると、信頼関係の構築にも影響することがあります。
そのため、適切な感情を込めて話すことが重要です。
会話のテンポを合わせる
会話はひとつの交流手段であり、関係性を深めるために重要なツールです。
そのため、反対に相手との会話がスムーズに進まないと、ただ不快なものになってしまいます。
会話のテンポを合わせることで、次のような利点があります。
- 「ミラーリング効果」「同調効果」で相手から好感を得られる。
- 相手の表情やジェスチャーなど、非言語的なサインが正確に読み取れる。
- 相手の興味や関心、感情など、相手の気持ちを捉え、適切な反応を示すことができる。
何よりもシンプルに、会話のテンポが合うと話は盛り上がるし、親近感もグッと上がり、より楽しい時間が過ごせるようになります。
声のトーンや反応を変える
会話において適切なトーンで話したり、言葉以外の反応をすることは大事です。
トーンを調整すると、相手の話に共感したり、興味を示したりすることができます。
また、相手が話をしているときに頷いたり、相槌を打ったりすると、相手が話しやすい雰囲気を作り出すことができます。
例えば、相手が悩みを抱えている場合、
「うんうん、なるほど。」
「そっか、大変だね。」
声のトーンを優しく穏やかにこう答えることで、相手は心を開き話しやすくなります。
また、相手が話をしている時に、適切なタイミングで反応を示すことで、相手が自分の話を聞いてもらえていると感じ、より話しやすくなります。
聞き手にフォーカスする
会話のキャッチボールを成功させるためには、時折、聞き手にフォーカスします。
なぜかと言うと、人間は自分自身が理解され、受け入れられることを望む、「承認欲求」の強い生き物だからです。
話を無視されたり、イマイチな反応を示されたりすると、
- 心配
- 不安
- 不快
といった、負の感情が生まれます。
すると、話し手と聞き手の間に壁ができて、その後のコミュニケーションがうまくいかなくなります。
なので時折聞き手になり、相手の承認欲求を満たしてあげれば、良好な関係が作れます。
ユーモアを交える
会話をする上で、誰だって楽しくコミュニケーションを取りたいって思いますよね。
ユーモアを交えた話し方は、人を笑わせたり、気分を上げたりして、心を開かせる力があります。
また、会話の中に笑いを交えることで、場の緊張感を和らげ、リラックスした雰囲気になります。
実際にユーモアを交えた会話は、脳内で様々なホルモンが分泌され、幸せな気分になったり、ストレスを緩和します。
あなたは堅苦しい話をする人と、軽い冗談を言える人なら、どっちと一緒にいたいですか?
たったこれだけの話です。
様々な人と話す機会を増やす
会話には慣れが必要です。
「多くの人と話す機会を作り、会話の練習を重ねる。」
すると話すことに抵抗がなくなり、会話のキャッチボールもできるようになります。
またたくさんの会話を通じて、多様な視点や考え方を知り、知識と情報が得られ、コミュニケーション力を向上させることができます。
私は昔、会話のキャッチボールが苦手でした。
怒らせたり場をシラけさせたりして、数えられないほど失敗ばかりしてきました。
でも、とにかく場数を踏んで、ひたすら経験を積んだおかげで、初対面でもキャッチボールができるようになっています。
話し方とか、戦術的なことより、現場で体感することが何よりも1番だと思います。