この記事のお悩み
- 30代で将来が不安に感じるのは自分だけ?
- 変わらず仕事を続けていいのだろうか…?
- この不安を解消する方法は
ここでは、30代で将来が不安に感じる人の悩みを解決します。
働き盛りの30代。世間ではよく「脂の乗った世代」と言われますが、同時に多くの悩みに直面する世代でもあります。
なぜなら、自分の判断で仕事ができるようになり、公私共に責任を問われる場面が増えるからです。
実際に私が30代を迎えた時に、仕事、職場、家族、住まいなどの不安がのしかかりました。
「その時の不安をどうやって解消してきたか?」を、自身のエピソードを踏まえてここでお伝えします。
誰もが通る30代の悩みをここで解決しますね。
目次
30代が将来に不安を感じる理由
でははじめに、「30代が将来に不安を感じる理由」からお伝えします。
30代になると将来に不安を感じるのは、ごく当たり前のことです。
なぜなら思い描いていた30代と今とのギャップに直面し、ショックを受けるからです。
理由は様々ですが、同世代が比較対象となることにより不安は大きくなります。「30代」が鬼門となり、将来に不安を抱く人が絶えないのです。
平日は出勤するのが苦痛で死にたくなるが、休日は休日で色々と将来のことを考えてしまう時間が多くて不安になり死にたくなる。365日24時間不安だな。寝てる時も不安な夢ばかりみるし、ほぼ365日24時間と言って過言ではないよ
— サブリミナルぶざ恵 (@madfatbba37564) May 28, 2022
https://twitter.com/apuritwit/status/1527941733652529152?s=21&t=VWLBQ20sjy0T__KHRBdpjA
では仕事、私生活においてどのような不安があるのか、具体的にお伝えしていきます。
不安を感じる理由
- 「今の上司の下で働くのか?」人間関係の問題
- 「自分の能力は低い?」スキルの心配
- 「仕事をする気にならない…」意欲の薄れ
- 「休みの日は何もない…」暇との戦い
- 「独身は嫌…」恋愛、結婚の悩み
- 「家族を養っていける?」お金の問題
- 「いつまで働ける?」老後に対する不安
「今の上司の下で働くのか?」人間関係の問題
長く勤めていると、「あぁ、この人の上には行けない」と、出世に限界を感じる時があります。
なぜならその上司は会社を辞めないから。その理由は主に次の3つです。
- 勤続年数が長い。
- 役職が付いている。
- 年功序列に甘んじている。
上司が辞めないと分かると、「このままついて行くか?」それとも「自分が辞めて他の仕事に就くか?」の2択になります。
しかし、どちらを選んでも不安であることに変わりません。30代の仕事に対する将来の不安、まずはこれです。
「自分の能力は低い?」スキルの心配
1つの会社に長く属していると、得られるスキルに限界があるため、自分の能力はどの程度なのか不安になります。
例えば同級生と集まった時に、友人たちから「経営本部にいる」「人事をやっている」と聞くと、自分の立場に劣等感を感じます。
「もともと営業だったのに…」
「会社の文句ばかり言ってたやつが…」
数年前と打って変わって成長している友人を見ると、自分の能力の低さや足りなさを感じ、仕事に対する不安が掻き立てられてしまいます。
その時、今の仕事を舐めてかかったり、焦って安易に転職しないよう注意が必要です。
「仕事をする気にならない…」意欲の薄れ
今の仕事、会社の未来に不安を感じると、やる気を失い働く意欲が薄れてしまいます。
その原因は、前述の周りの人による影響や、仕事に慣れて刺激を感じないところにあります。
実際に私も将来に対する不安を感じた時、突如やる気を失ったことがあります。
「なにをやっているんだろう…」
「これをやったところで意味なんてない…」
頭の中ではこんな言葉がぐるぐる回り、喪失感で苦しい思いをしながら、ただ目の前の仕事を黙々とこなし、時計を気にしながら過ごす日々でした。
こう落ち込む原因は、その状態にある自分を受け入れられないからです。
「休みの日は何もない…」暇との戦い
休みの日に何も予定がなく、呆然としていると1日があっという間に過ぎますよね。
「もうこんな時間だ…」と外の暗がりを見てふと我に返り、プライベートに暇を持て余している自分に嫌気が刺します。
これを解決するには、無理して予定を入れる必要はなくて、ただ家のことをするだけで済みます。
例えば食器洗いをしている時、脳はリラックスした状態になり集中力が高まります。そして綺麗になった器やシンクを眺めれば、清々しい気持ちになるはずです。
マイクロソフトのビル・ゲイツ、アマゾンのジェフ・ベゾスは、毎日食器洗いをしていることで有名です。
彼らは家にいる間、食器洗いをして時間を有意義にすることで、自分をコントロールしているのかもしれません。
「独身は嫌…」恋愛、結婚の悩み
30代にもなると、独りで過ごす時間を何とも思わなくなります。しかし時折、「孤独で寂しい…」「このまま独りなのか…」と大きな不安がよぎるのです。
その原因は、友人が楽しそうに彼女とデートしていたり、身近な人が続々と結婚する姿を見て、嫉妬し引け目を感じているからです。
実際に、あるデータでは孤独を感じている人は多く、年齢別にみると30代の割合が最も高くなっています。
また、「今の仕事が暇になったらどうすればいいのか…」という不安から仕事にしがみつき、『忙しくて出会いがない』『機会を作る暇がない』と言い聞かせているのかもしれません。
「家族を養っていける?」お金の問題
反対に、結婚して家庭を持つ人は、今の仕事のままで家族を養っていけるか不安になります。
「幸せにしたい」「苦労させたくない」という気持ちが強く、それが負担になってしまうのです。
実際に子供が成人するまでにかかる費用は、養育費と教育費を合わせて2,000〜3,000万。私立で大学までとなれば4,000万はくだらないです。
「子供だけで4,000万…」
「夫婦の老後資金が2,000万以上…」
「家のローンが後2,000万…」
こんな風にお金のことを考えると、「働かなきゃ」と自分を追い込んでしまいます。だから「このまま仕事を続けて大丈夫だろうか…」と不安になるのは当然です。
「いつまで働ける?」老後に対する不安
20代の頃に多少無理してもやっていけたことが、30代になると徐々にできなくなります。
特に30歳、35歳という節目を迎えると、一気に体力が落ちる感触を味わいます。
節目の症状
「全然風邪が治らない。」
「昨日飲んだ酒がまだ抜けない。」
「足のむくみがひかない。」
また体力的な部分のほかに、健康面、メンタル面の問題も出てきます。
実際に私は30歳の時にメンタルをやられ、仕事に対する意欲がガタ落ちし、そのせいで人間関係も悪くなりました。
結婚を控えていたこともあり、なんとか立ち直れましたが、なかなかキツかったなぁと体が覚えています。
30代が不安を抱くのは当然!不安を取り除く方法!
では続いて、「将来の不安を取り除く方法」について解説していきます。
30代が不安を抱くのは当然です。誰でも不安になります。だからこそそんな「今の自分」を受け入れることが大事です。
不安を取り除く具体的な方法をまとめましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
30代が不安を取り除く方法
- 自分の感情を認める。
- 頭に溜めず言葉にあらわす。
- 「大丈夫、死にはしない」とマインドセットする。
- 気分を変えられる逃げ道を作る。
- 家に籠らず活動する。
- 季節や気候によるものだと認識する。
自分の感情を認める。
先に述べた通り、「自分は30代なんだ。」と受け入れて、不安な気持ちにある自分を認めましょう。
なぜならいくら不安から逃げても消えることはないからです。
例えば、お金がないことに不安を感じていても、その不安は「今お金がない事実」ですから、消しようがありません。
しかし、お金がないのには理由があります。そこで「なぜお金がないのか?」と具体的に分析することで、浪費しているお金が見え、どこにお金が必要か判断できます。
こうして優先順位をつけると、必要なお金を確保することができるので、ただ不安に思うより気が楽になるはずです。
頭に溜めず言葉に表す
不安に思う気持ちを頭の中に溜めずに、言葉に表すことで不安が軽くなります。
なぜなら言葉で発したり文字に書き出すことで自覚し、不安の解消に繋がるからです。
不安や不満などの感情を言葉に表すと、気持ちが楽になり安心感を得られます。これをカタルシス効果と言い、心の浄化を意味します。
また文字に書き出す行為はジャーナリング効果と言い、同じくイライラやモヤモヤした気持ちをすっきりさせ、メンタルの調整ができます。
不安の原因を突き止めると、頭の中にある悩みが減り、気持ちをコントロールできます。言葉に表す、文字に書き出すことはとても大切です。
「大丈夫、死にはしない」とマインドセットする。
30代は仕事、お金、人間関係など、不安要素がたくさん集まる世代。考えることが多すぎてパンクする人もいるでしょう。
そんなたくさんの不安を取り除くには、不安な状態にある自分を受け入れるほかに、暗示をかける方法があります。
その方法とは、不安全体を掴み楽観的に考えることです。
ひとつひとつの不安は重く感じるかもしれません。「嫌だな」「辛いな」と思うことばかりでしょう。でもそれは別に、生死を分けるほどの事ではないはずです。
だから、「大丈夫!だって死ぬ訳じゃないし」とマインドセットすること。人生を大きく見て、不安や悩みを小さくすれば、大したことはないのです。
気分を変えられる逃げ道を作る。
不安を感じている時は、その不安を感じさせない環境が、他の場所にあると大きく変わります。
例えば今の仕事に不安を抱えていても、
- 家に帰ると可愛いワンちゃんが迎えてくれる
- 趣味のハンドメイドで副業に没頭できる
- 普段会えないような人たちと休日にボランティア活動をする
このような気分を変えられる環境、ある意味逃げ道があると不安を解消することができます。
私もこうしてブログを書くことが趣味で、仕事の合間や就業した後に執筆したり、Twitterで繋がりを作って気持ちを切り替えています。
Twitterには不安や悩みを抱える人がたくさんいて、それらを比較すると「自分の悩みなんて大したことないな」と感じて、楽になることも多々あります。
家に籠らず活動する
休みの日は家に籠らず外へ出かけて活動しましょう。
なぜなら1人の時は考え事をしやすいから。「はぁ、、、どうしよう」と不安になり、深く抱え込むと無限ループにハマります。
実際に私の妻はいつも「どうしよう」と言っていて、帰宅すると必ず何か相談されます。
私は、「まずやってみたら?」とか「AがダメならBをやればいいよ」と行動を促します。そうしなければ、ずっと「どうしよう」から抜け出せないのです。
彼女のように1人でいる時間が多い場合、家から離れて友人に会ったり、体を動かすだけでも自然と不安が解消されます。
季節や気候によるものだと認識する。
不安や悩みが重く感じるのは、もしかしたら季節や気圧の影響により、体のバランスが崩れているからかもしれません。
なぜなら「季節の変わり目は体調を崩しやすい」と耳にするように、気候の変動により体調やメンタルを崩してしまうからです。
実際に、四季の変わり目に発症する季節性感情障害(SAD)といううつ病があり、あるデータでは日本人の2.1%がSADの疑いがあるそうです。
とは言え「自分は病なんだ」と重く考えず、「季節の変わり目でちょっと考えすぎなのかも」ぐらいに捉えましょう。
5月病もストレスからなる心身の問題です。気持ちを整えれば解決できますよ。
30代は将来に不安を感じて当然!良いことです!
繰り返しになりますが、30代が不安を抱くのは当然です。誰でも不安になるし、まずはそんな「今の自分」を受け入れてください。
不安を取り除く方法は以下の通りです。
- 自分の感情を認める。
- 頭に溜めず言葉にあらわす。
- 「大丈夫、死にはしない」とマインドセットする。
- 気分を変えられる逃げ道を作る。
- 家に籠らず活動する。
- 季節や気候によるものだと認識する。
この記事では私のエピソードを盛り込んでお伝えしました。きっと同じシチュエーションが見当たると思いますので、是非とも参考にしてみてくださいね!